こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。ここにきて、2 in 1 PCが欲しくなってしまいました。先日記事にしたWindows10のテクニカルプレビュー版をインストールしてみたいということと、出先でPCを使う場面が増えてきたことが理由です。
愛用のVivotab Note 8に一切文句はありません。短時間であれば外付けキーボードを使って快適にExcelとかWordを使えますし、いざとなったら外付けキーボードがなくてもある程度Officeソフトは使えます。しかし、結構長時間デスクトップ画面を使う場合はちょっとしんどさを感じてしまいます。10インチのタブレットや2 in 1は最近どんどん新機種が登場していて、この先のWindowsタブレットの主流の座を8インチから奪いそうな予感がしていますので、とりあえず10インチくらいの2 in 1を1台買ってみたいのです。そうすればVivotabとの使い分け、比較ができるし、いい記事も書けそうな気がしますw
ということで、これからは2 in 1についてもできるだけ紹介をしていきたいと思います。今回は9月30日に日本での販売が決まり、10月10日に発売開始となるacerの新鋭2 in 1、「Aspire Switch 10」を紹介します。
1.スペック
Aspire Switch 10には2つのモデルがありますが、相違点はMicrosoftOfficeのバンドル有無、ストレージ容量(後述します)だけです。上のスペック表はacerの公式サイトのものです。すこし補足しますと、CPU,RAMに関してははっきり言って8インチタブレットと同様の内容なので、特段高性能であるとは言えません。個人的見解ですが、このスペックであっても、Officeを使う、Windowsストアアプリを使う、YouTubeで動画を見る、Webブラウジングをするといった一般的な使い方であれば不満はないと思います。ただし、インストール型のオンラインゲームやPhotoshopの高度な画像加工などは難しいはずです。
また、入出力インターフェースなどは、microSDカードスロット、Micro USB 2.0、USB 2.0(キーボード側)、Micro HDMIが装備されているので、USB3.0じゃないのはちょっと不満ですが、必要十分な内容です。またWebカメラもついていますが、画素数等は不明です。タブレットとして使う場合、カメラは割と重要になると思いますので、詳細を早く知りたいところですね。あと、キーボード込みの重量は1.17kg(HDD非内蔵)と1.2kg(キーボード内蔵)です。
Aspire Switch 10の特筆すべき点は、「画面」と「耐久性」です。以下、別項目で説明します。
2.お金がかかってる!液晶画面
Aspire Switch 10のディスプレイはこの価格帯の製品としてはかなりお金がかかっています。まずGorilla Glass 3(以下ゴリラガラス)です。ゴリラガラスは耐擦傷性が 3 倍向上し、傷がついても目立ちにくくなっています。
それに加え、LumiFlexテクノロジーが採用されており、使用環境によらず、明るく快適な画面表示となります。
さらにディスプレイにはZero Air Gapテクノロジーも採用されています。この技術は読んで字のごとくというか、モジュールをタッチパネルに直接接着することにより、タッチ精度を向上させ、日光などによる反射を防止する効果があります。
3.ヒンジ部分にも贅沢な技術が!
Aspire Switch 10は2 in 1の肝と言えるヒンジ部分にもこだわっています。「Acer Snap Hinge」の採用によりラッチをなくし、キーボードからのディスプレイの取り外しや再装着がスムーズに行えるようにしているばかりでなく、ディスプレイを回転させたり、「4つのモード」を実現しています。
これが「4つのモード」です。他の人と共同作業をする時や少人数のプレゼンに便利ですね。あと、自立する形態もあるので、寝転がって動画鑑賞なんかにもよさそうです。
4.バリエーションと実売価格
Aspire Switch 10は2つのバリエーションがあります。上の方にも書きましたが、低価格版「SW5-012-F12P/S」はMicrosoftOfficeがバンドルされず、ストレージはフラッシュメモリの64GBのみです。一方高価格版「SW5-012-F12D/SF」はMicrosoft Office Home&Business(PowerPointつき)がバンドルされ、キーボード側に500GBのハードディスクが搭載されます。
予想される実売価格、というかAmazonでの価格は低価格版が43,308円、高価格版が64,584円となっています(ともに2014年10月4日現在)。これを高いと見るか安いと見るかについては、よく似た先行機種であるASUS TransBook T100TAとの比較で考えるといいでしょう。
ASUS TransBook T100TA - CPUがパワーアップしてカラフルになったよ!
どっちがいいかは個人の判断ですが、TransBookはCPUが同じAtomでもワンランク上であり、Officeがバンドルされ、ハードディスクも500GB搭載されていて、実売価格が50,000円ほどです。なので、Aspire Switch 10の低価格版よりは高く、高価格版よりは安いということになります。また、TransBookとAspire Switch 10では筐体のお金のかけ具合がかなり違っていて、当然Aspire Switch 10の方が作りとしては高レベルですから、CPUでTransBookを選ぶのか耐久性や画面の美しさでAspire Switch 10を選ぶのか、という選択肢も当然ありますね。
個人的に、先日紹介した「Office365 Solo」を購入したいと思っているので、Officeがバンドルされていなくて、その分低価格なものが欲しいと思っています。その場合、TransBookではなく、Aspire Switch 10の低価格版がよさそうなのですが、ストレージが64GBというのはOneDriveを活用するとしてもノートPCとしてソフトウェアをある程度インストールする前提ではちょっと不足感があります。かといってTransBookにしてしまうとOfficeが無駄になりますし、本体のストレージが32GBしかないというのも、Windows10のテクニカルプレビュー版のインストールが難しそうだし、ちょっと悩んでしまいます。
Aspire Switch 10とTransBook T100TA、いずれもお手頃価格の2 in 1として強力な購入候補になる機種だと思いますが、難しいですねえ。
※2014年12月18日追記:
本機種を購入し、実機レビュー記事を書いています。下記の「関連リンク」からどうぞ!
5.関連リンク
acer Aspire Switch 10 - 実機レビュー(その1・筐体編)
acer Aspire Switch 10 - 実機レビュー(その2・ソフトウェア編)
acer Aspire Switch 10 - 実機レビュー(その3・総合編)
Aspire Switch 10:acer公式サイト