こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。独特の、というかちょっと変わった形の「エルゴノミクスマウス」についてはウインタブでも過去に実機レビューをしたり、紹介記事を書いたりしています。最近だとライターのnatsukiさんが「エルゴノミクスマウスのススメ - PC生活にちょっとしたアクセントを」という記事を書いていて、いくつかのエルゴノミクスマウスの比較などをしています。最近のウインタブでは「キーボードはメカニカル、マウスはエルゴノミクス」が大好きなジャンルになってしまっている、と言ってもいいでしょう。
natsukiさんの記事でも触れられていましたが、国内メーカーではサンワサプライがこのジャンルに注力していて、たくさんのエルゴノミクスマウスを作っています。今回紹介するのもサンワサプライの製品で「MA-ERG12(有線) / MA-ERGW13(ワイヤレス)」と言います。
こちらはワイヤレスタイプの「MA-ERGW13」のスペック表です。基本的にMA-ERG12とERGW13は全く同じデザインなので、使い心地は変わらないと思いますが、13は電池式、12は(有線なので)電池不要となっており、重量が異なりますし(12は重量約217g、13は「電池を含まず」で約154g)、13には無線子機(ドングル)があり、12にはない、という違いはあります。どちらもブルーLED方式ですし、カウント(カーソルの敏感さ)を3種類に変更できるようになっているので、マウスとしての基本性能は高いと思います。ただ、13のほうは電池寿命がちょっと短いかな、とは感じますけどね。
この製品、「でかい」です。マウスのサイズって完全な好みの問題になってしまうので、いいとか悪いとかは言えませんが、「かぶせ持ち」をする人には良さそうで、「つまみ持ち」をする人にはとんでもないサイズ感なのかもしれないですね。ただ、ここまで大きいと安心感があるかも。
サイズが大きいだけでなく「スカートつき(ガンダムの見すぎ。リストレストつきという意味)」です。とにかく安定性重視、快適性重視の製品と言え、モバイル用途には向きません。エルゴノミクスマウス全般に言えることですが、なまじ立体的な形状をしているので、バッグに入れる際には実際のサイズよりもずっと邪魔になるんですよね。ましてこの製品をや(文学的表現です)。
また、この製品は通常の「左右クリック、ホイール」の他に、親指側にサイドボタン「戻る、進む」がついています。ゲーミングマウスほど多機能ではありませんが、設定アプリ(サンワサプライの汎用アプリ)も用意されていて、各ボタンの操作割当をカスタマイズすることも可能です。詳しくはこちらの「取扱説明書」をご覧ください。
メーカーの製品ページでは触れられていませんでしたが、この製品はブルーのイルミネーションがついています。他の色に切り替えられるかなど詳細は不明です。
一つ上のイルミ画像とこの画像は有線タイプの「MA-ERG12」です。と言っても画像を見るぶんには「線が出てるだけ」しか違いがありません。
サンワサプライ エルゴマウス MA-ERG12 / MA-ERGW13は3月26日に発売のプレスリリースが出されており、Amazonなどで販売中です。3月27日現在のAmazonでの価格は有線タイプのMA-ERG12が税込み4,262円、ワイヤレスのMA-ERGW13が税込み4,815円となっています。この価格、マウスとしては「ちょっとだけ高級」というところでしょうか?
この製品に限らず、エルゴノミクスマウスのPRには必ずと言っていいほどこの手の画像が使われます。実は私もエルゴノミクスマウスを愛用しています。でも、実際そこまで手首がラク、とか疲れにくいとかは感じません。そういう積極的な効能についてはよくわからないのですが、単に持ちやすいような気がするのでずっと使っている、という感じです。
マウスは比較的安価で、しかしPCの使用感を大きく左右するくらい重要な周辺機器です。2018年はエルゴノミクスマウスをひとつ試してみる、というのもいいのでは?
関連リンク(Amazon)
サンワサプライワイヤレスブルーLEDエルゴマウスMA-ERGW13
サンワサプライ有線ブルーLEDエルゴマウスMA-ERG12