キーボードと並んでマウスもパソコンの使用感を左右する重要な周辺機器と言えます。また、キーボードもマウスも低価格なものだと1,000円くらいからありますし、一部の高級品を除けば数千円でそこそこいいものが購入できるので、衝動買いしやすい製品ジャンルでもあります。
ウインタブでは2018年、キーボードの紹介やレビューを増やしていくつもりですが、チャンスがあればマウスについてもいろいろなものを試してみたり、また紹介記事を書きたいと思います。
今回紹介する「左右対称型トラックボール 400-MA094」はマウスの一種、あるいはマウスと同種の機能を持つポインティングデバイスです。
これは「ELECOM M-XT3DRBK」という製品で、私が以前購入し、実機レビューをしています。
一般的なマウスが本体を上下左右に動かしてマウスカーソルを移動させる構造なのに対し、トラックボールの場合は本体についているボールを指で動かすことによってマウスカーソルを移動させます。ELECOM M-XT3DRBKの場合は親指の位置にボールがついているので、親指でマウスカーソルをコントロールします。また、マウスのように本体を動かすという動作はありません。
こちらが今回紹介する「400-MA094」です。USB有線接続ですね。上のELECOM製品と同じように本体にボールがついていますが、レイアウトは著しく異なります。トラックボールについて、Amazonなどでいろいろ検索してみると実に様々な形状のものが見つかりますが、大別して「親指でボールをコントロールするもの」と「人差し指など、親指以外でボールをコントールするもの」があります。上のELECOMは前者、この製品は後者と言えます。
サイズはかなり大きいですね。縦(長辺)の157.2 mmというサイズは一般的なデスクトップ用のキーボードの縦(短辺)よりも大きいくらいです。また、重量の254 gというのは一般的なスマホよりもずっと重く、8インチタブレットよりは軽い、っていうくらいです。
トラックボールの場合、操作時に本体は動かない、というか安易に動かれても困るので、据え置き利用であればそこそこ大きく、重いほうが使いやすいかもしれません。
各部名称です。この製品は多機能ではないですね。マウスでいうと「3ボタンマウス」と同じと言えます。
利用イメージです。サイズが大きいこともあり、安定感抜群、って感じですね。この画像では人差し指でボールをコントロールしています。
このタイプの製品としては「Kensington」のものが有名で、この会社の製品を使っている人をたまに見かけます。また、私はこのタイプのトラックボールを知人に試させてもらったことがありますが、短時間使ってみただけだと「ぜんぜん無理」でした。同じトラックボールでも親指でボールをコントロールするタイプの製品のほうがずっととっつきやすいと思います。
一方、人差し指タイプのトラックボールを使っていた知人に言わせると、慣れてしまうとこれほど使いやすいものはない、という意見でした。なので、評価は人によってかなり異なると思いますが、特に繊細な動きが必要な作業をする人には向くのかもしれません。
サンワサプライ 左右対称型トラックボール 400-MA094はサンワサプライの直販サイト「サンワダイレクト」で販売中で、価格は税込み4,980円(送料無料)となっています。上のほうにちらっと書いたKensingtonの同タイプの製品よりはかなり安いので、「トラックボールを試してみたい」という人にはいいかもしれないですね。