Poweradd Pilot X7 ー 20,000ｍAhで低価格なモバイルバッテリーは本当に使えるのか？（実機レビュー：ひらちょん）

こんにちは、ひらちょんです。先日ひなビタ♪のイベントのために鳥取の倉吉まで行ってきたのですが、移動時間が非常に長く、大容量なモバイルバッテリーが必要だと思いAmazonで20,000ｍAhで最安値のモバイルバッテリー「Poweradd Pilot X7」を購入したのでレビューしたいと思います。

1.開封

箱はシンプルながらもちゃんとした作りの箱でした。本体と付属品が干渉しないように中で2階層になっており、低価格ながらガサツに扱われていない点はいいです。

内容物はバッテリー本体、MicroUSBケーブル、説明書類です。説明書には2年間の保証があると記載されており、Amazonのページにも保証すると書いてあるため品質には自信があるようです。

購入時の残量は30%程でした。実は旅行の出発日に届いたため充電が間に合うか心配だったのですが、6時間ほどで満充電になりました。空の状態からも測定しましたが9時間ほどで満充電になりました。バッテリーの充電は5V2Aに対応しているので充電器はAnkerの2.1A対応のものを使用しました。

2.性能チェック

出力ポートは2つで、Amazonの紹介を見ると3.4Aが2口となっているようですが、2ポートの合計最大値も3.4Aになっているため2台同時に充電した場合2Aと1Aになるのか、それとも両方共最大3.4Aで使用できるのかが疑問でした。また、雷マークが1つのポートと2つのポートに分かれているので、1Aと2Aになると思いつつも軽く実験してみました。

ZUK Z2を2%の状態から”雷マークが2つのポートにZUK Z2のみ繋ぐ”場合と”ZUK Z2を雷マークが1つのポートに繋ぎ、雷マークが2つのポートに別のスマホを繋ぐ”場合の1時間の充電効率を比べてみました。前者が左側で、後者が右側ですが、1時間でどちらも60%強充電されており、差異がなかったところを見ると両ポートで急速充電ができているようです。

端末側でもしっかりと急速充電中と表示されているため、2A対応のケーブルを用意すれば急速充電が可能です。

恐らくですが、Pilot X7は途中でバージョンアップと称して2.1A&1Aから3.4A*2の出力ポートに切り替わっており、筐体のみそのまま使用しているため雷マークの数が違っているのではないかと思います。今回使用した筐体には3.4A*2と記されていました。

3.使用感

私は大容量で低価格なモバイルバッテリーは昔よく集めていたのですが、安かろう悪かろうという製品が多かったのが印象的でした。というのも今から4年くらい前にも20,000ｍAhで2,000円程の製品は存在していたのですが、20,000mAhどころか10,000mAhあるのかすら怪しいような容量で、中には砂袋で重さをごまかしていたという例がロケットニュースでまとめられていたのが印象深いです。

あれから4年経ち、最近の大容量バッテリーはどんなもんなのかと思いながら恐る恐る使ってみたところ、4日間の長旅をモバイルバッテリーからの充電だけで切り抜けられてしまいました。旅行ということもあり知らない土地の飲食店を探したり最寄り駅の時刻表を調べたりとほぼ1日中スマホを使用していたので頻繁に充電を繰り返していたのですが、帰ってきてもスマホ1台分の充電が出来る程バッテリーが残っていました。

充電しながら使用したり、スマホの残量が30%ぐらいから充電をしたりしていますので正確な残量こそわかりませんが、20000ｍAhの名に恥じない活躍をしてくれました。

また、ただ充電できるだけでなく、USBでスマホと接続した途端自動で充電を開始してくれるので、カバンの奥底からわざわざ取り出して電源ボタンを押さないといけないということもなく気軽に充電できる点が非常に嬉しかったです。

4.総評

大容量かつ低価格、それでいて充電速度も申し分ないので私としては価格以上の価値があると思います。筐体もプラスチックとは言えマット加工されていますので、傷もつきにくいですし保証もありますので2年間安心して使えます。旅行やアウトドアなどで大容量のバッテリーが必要になった際は検討してみてはいかがでしょうか？

5.関連リンク

(バージョンアップ)Poweradd Pilot X7 20000mAhモバイルバッテリー：Amazon