こんにちは、かのあゆです。今回は中国ブランド「MUSON」の4K撮影対応のアクションカメラ「Pro3」のレビューです。なお、MUSONはウインタブで何度も実機レビューをさせていただき、読者プレゼント企画も実施していただいたイヤホンメーカー「SoundPEATS」の傘下ブランドとのことで、「そういうことなら安心できるわ」ということでレビューさせていただくことにしました。
アクションカメラといえば「GoPro」社の製品が有名ですが、GoProの場合は一番安価なモデルでも3万円程度とちょっと高めなんですよね。今回紹介するMUSON Pro 3は8,000円を切る安価な価格設定でありながらアクションカメラに必要なマウントや専用ケース、自撮り棒などがフルセットでそろっており、初心者がアクションカメラを試してみるにはちょうどいい製品です。なお、この製品はメーカーであるMUSONにサンプル提供していただきました。MUSONにはこの場でお礼申し上げます。ありがとうございました。
1.スペック
ディスプレイ: 2インチ
アングル(視野角):最大170度
撮影機能:
EIS(手ブレ防止機能)
タイムラプス : 1秒、5秒、10秒、30秒、1分
無線: Wi-Fi(802.11 b/g/n)
インターフェイス: MicroHDMI/MicroUSB/MicroSDスロット
バッテリー: 1,200mAh(電池2個付属)
サイズ: 59.3 × 24.6 × 41.1 mm
動画解像度:
3840*2160 30fps
2720*1520 30fps
1920*1080 60fps、30fps
1280*720 120fps、60fps
動画フォーマット : MOV
静止画解像度:
20MP
16MP
12MP
8MP
5MP
MUSON Pro 3は8,000円を切る安価な価格設定ですが20MPの高画素レンズを搭載し、手振れ補正(EIS)や4K動画撮影もしっかりサポートされています。また標準付属している専用ケースは30メートル防水にも対応しており、潜水や水泳時の動画・静止画撮影も可能です。(知識が十分ではないのであまり偉そうなことは言えませんけど)安価な価格設定ながらアクションカメラに必要な機能はしっかり押さえられていると思います。
また、付属品も非常に充実しており、自転車やヘルメットなどに装着するための各種マウント、専用ケース、予備バッテリー、自撮り棒などが付属しているため、購入してすぐ使いだすことができます。
2.筐体
こちらがMUSON Pro 3の付属品です。過去のウインタブのアクションカメラレビューを確認すると、基本的に同梱物が多めなのがわかりますが、この製品も例外ではなく、「かなり充実している」と感じます。
専用防水ケース
専用ポーチ
リモコン
MicroUSBケーブル
自撮り棒
各種マウント
固定用バンド
リモートリストストラップ
予備バッテリー
バッテリーチャージャー
外部マイク
が標準で付属します。他社製品の場合、特に自撮り棒などは付属していないことが多いので、安価な価格帯ながら「よくぞここまで!」と驚いてしまいました。
しっかりしたつくりのキャリングバッグも標準で付属しており、カメラ本体や付属品をすべて収納することが可能です。正直これらの付属品が最初から付属しているだけでもかなりお買い得感はあるのではないでしょうか。
カメラ本体です。アクションカメラ全体に言えることなのですが、やはり普通のデジタルカメラやスマートフォンと比較すると非常にコンパクトな筐体です。
背面には2インチのディスプレイが搭載されています。
他社製品ではタッチ操作に対応したものも存在しますが、残念ながらMUSON Pro 3ではタッチ操作には対応していないため、各種操作は上部に配置されている物理キーで行います。
ディスプレイの画質としては製品が出始めたころのデジタルカメラに近い印象で、本来の画質で動画や静止画をプレビューする用途には向いていません。撮影した動画や静止画をきちんとチェックするのであればPCやスマホ経由で行ったほうがいいと思います。
左側面にはバッテリースロットとMicroSDカードスロットが配置されています。
右側面にはマイクジャック、MicroUSB、MicroHDMIポートがあります。MicroSDカードに関してはMicroSDHC(32GB)までの対応となり、より大容量となるMicroSDXC規格のカードは残念ながらサポートされていません。
上面には電源ボタン、メニューボタン、シャッターボタンが配置されており、タッチパネルではないMUSON Pro 3ではこのキーですべての操作を行うことになります。
メニューボダンを長押しするとWi-FiのON、OFFを切り替えることができます。スマートフォンやタブレットなど、タッチパネルを採用した製品が増えてきた今となっては、メニューボタンによる操作は最初のうちは戸惑うかもしれません。
下面には標準付属している各種マウントや自撮り棒を取り付けるためのねじ穴が配置されています。
付属品には時計のようにリモートリストストラップを使って腕に装着することができる専用リモコンも含まれていました。できることは非常にシンプルで、ビデオ撮影と静止画撮影をリモート操作するくらいです。
MUSON Pro 3は802.11b/g/n準拠のWi-Fiも搭載しているため、専用アプリ「Live DV」を使用することでスマートフォン上でも各種操作を行えるようになります。
Live DVはAndroidとiOSに対応しており、公式ストアから無料でダウンロードできます。
Live DV : Google Play
Live DV : App Store
Live DVアプリのインストール後、MUSON Pro 3側のアクセスポイントにスマートフォンを接続することで利用できるようになります。ただ実際に利用してみたところ、結構延滞が見られたので、今後のアプリ・本体ファームウェア側のアップデートでの改善に期待したいところです。
3.使用感
かのあゆ自身アクションカメラの利用は初めてなのでどういうシーンでサンプル動画を撮影しようか迷ったのですが、まずは4K 30fps設定でMUSON Pro 3本体を持って歩いてみた動画を撮影してみました。
手振れ補正(EIS)もしっかり機能しているようで、完全ではないものの、手振れはかなり抑えられている印象です。
次に付属の自転車用マウントをかのあゆの自転車(ちなみにロードバイクではなく、普通のママチャリです)に取り付け、近所を一周してみました。普通の自転車で普通に近所を一周しているだけなのであまり迫力がなくて申し訳ございません。
今回は町内を一周したのみの短い動画ですが、ブレも抑えられて安定して撮影できており、もうちょっとサイクリングに適したシチュエーションにするとより良い動画が撮れそうです。
静止画のほうもテストしてみました。画質設定は最高画素設定の20MPです。
高画素レンズを搭載していることもあり、MUSON Pro 3に搭載されている2インチディスプレイだとわかりづらいですが、PCで確認してみると明るい場所に関してはなかなかきれいに撮影できている印象です。
食品の写真もなかなか良い感じで撮影できており、飯テロにも有効活用できそうです。
暗所撮影に関してもフラッシュライト非搭載のわりに意外と健闘しています。ただ完全に光がない場所だとやはりフラッシュライトを搭載していない分、普通のデジタルカメラやスマートフォンに搭載されているカメラとよりも不利ですね。
本体が非常にコンパクトで、明るい場所に関しては十分な画質で撮影することができるため、アクションカメラとしてだけでなくスマートフォンを持ち出せないようなシーンでデジタルカメラ代わりに活用するのもよいかもしれません。
4.まとめ
MUSON Pro 3はAmazon.co.jpにて7,890円(税込)で販売中です。前述の通りアクションカメラは有名な「Go Pro」シリーズだと一番安いモデルでも3万円台と高額なので、初めてアクションカメラに手を出してみたい方にとっては少し躊躇してしまうかもしれません。
その点MUSON Pro 3であれば8,000円を切る価格で購入でき、さらに必要なものはすべてそろっているため購入してすぐアクションカメラの世界観を体験することが可能です。高額なアクションカメラと比較すると劣る面もあるかもしれませんが、かのあゆ自身アクションカメラは初体験だったこともあってMUSON Pro 3でも十分楽しむことができました。
物足りなければ高価格帯の上位機種にステップアップするのもいいですし、初心者がアクションカメラを初体験するにはちょうどいいエントリーモデルに仕上がっていると感じました。
5.関連リンク
【最新版 自撮り棒付属】MUSON(ムソン)アクションカメラ:Amazon.co.jp
コメント
アプリの評価がめちゃくちゃ低くて笑っちゃった
これでウチもYouTuverの仲間入りですね。(嘘)