こんにちは、輪他です。今回はHohemのスマホ用ジンバル、iSTEADY Xの実機レビューをお届けします。スマートフォンのカメラがどんどん進化していく現代、カメラを持ち歩く人も少なくなってきていますが、今回紹介するiSTEADY Xはさらにスマートフォンのカメラを進化させるガジェットになっています。
なお今回のレビューに際し、hohemより実機をご提供いただきました。この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。
1.ジンバルとは?
ジンバル(英: Gimbal)は、1つの軸を中心として物体を回転させる回転台の一種である。軸が直交するようにジンバルを設置すると、内側のジンバルに載せられたロータの向きを常に一定に保つことができる。
重量のある超望遠レンズを安定して使用するためにジンバル機能を持たせた「ジンバル雲台」と呼ばれる製品がある。 また、スマートフォンや小型カメラ手持ちで動画の移動撮影を行う際にカメラの上下左右の揺れや手ブレを抑止するために2軸や3軸、電動のジンバル製品がある。
Wikipedia- 「ジンバル」より一部引用
今回レビューするiSTEADY Xはスマートフォンをヘッド部分に装着して、手振れ補正などを物理的に自動で行ってくれるジンバルです。カメラを内蔵しているジンバルと比較して価格が安く抑えられるほか、スペックの高いカメラを搭載しているスマートフォンをお使いの方はそのカメラを生かすことができます。
スマートフォンでそのまま撮影するので、データのやり取りなどをせずに、そのままSNSで共有できるのも特徴です。
2.スペック
iSTEADY X | |
対応OS | Android 6.0以降/iOS 10以降 |
バッテリー | 2000mAh |
サイズ | 230mmx80mmx40mm |
重量 | 259g |
3.同梱物、外観など
同梱物は、ジンバル本体、USB Type-Cケーブル、ミニ三脚、ポーチ、ストラップです。
正面には通知ランプとコントローラーがあります。
左側面にはズームレバー、右側面には充電用のUSB Type-Cポートが位置しています。
収納時にはヘッドを折りたたむことができます。この製品はスマホ用ジンバルとしては軽量(259 g)な部類となり、折りたたんだ際のサイズも非常にコンパクトになりますので、旅行などで持ち出す際にも便利です。
4.利用方法
初回起動時には、Hohem Proアプリにて、アカウントの作成と認証が必要となります。一度認証してしまえば、他機種で使用する際でも認証は必要ありません。今回のレビューではiPhoneを使用しましたが、Androidでも使用することができます。
撮影も同じくHohem Pro アプリ上で行います。iSTEADY Xを起動し、「装置検索」をタップすると、自動で接続されます。
撮影画面です。設定アイコンから、ジンバルの動作の設定が可能です。
主な撮影モードは4つあります。
- パン(横方向)&チルト(縦方向)フォローモード
- パン(横方向)フォロー
- オールロック
- POV(All follow)
1のパン&チルトフォローモードでは、ジンバルのハンドルを縦、もしくは横に向けると、ヘッド部分もハンドルを向けたほうにゆっくり追尾して動きます。
2のパンフォローモードでは、横方向のみ追尾し、縦方向には動かず、同じ角度で撮影を続けます。
3のオールロックモードでは、横縦どちらにも追尾せず、ハンドルを動かしても、ヘッド部分は同じ位置で同じ方向を向き続けようとします。
4のPOV (All follow)モードでは、ハンドルを動かしたスピードとほぼ同じスピードでヘッドも動きます。
ハンドル部分です。左上の3つの通知ランプは電池残量、右上の通知ランプはBluetoothの接続状況を表示しています。
真ん中のジョイスティックを横方向に動かすとパン軸(横回転)、上下に動かすとチルト軸(縦回転)を操作できます。
左下のボタンを2度連続で押すとビデオ/写真撮影モードが切り替えられ、1度だけ押すと、それぞれのモードでビデオ録画スタート/写真の撮影が可能です。
右下のボタンを1度だけ押すと、スマホの縦画面/横画面の変更が可能で、2度押すと、ジンバルのヘッド部分が、起動したときの状態に戻ります。
解像度やフレームレートの変更、ISO感度などもアプリ上で設定できます。使用している端末によって、設定できる解像度やフレームレートの上限が違います。初代iPhone SEは4K 30fpsまでの対応でしたが、iPhone Xrを使用した場合は4K 60fpsでの撮影が可能でした。
タイムラプス撮影にも対応しています。付属するミニ三脚などを使用し、固定カメラとしても使用可能です。
撮影画面右上のアイコンから、グレースケールやスケッチなど、7種類のエフェクトを使用することもできます。
基本的に私はそこまでカメラを使うほうではないので、ジンバルの操作に慣れるのは難しいかなとも思っていましたが、感覚的に操作できるアプリのUIのおかげか、特に困ることなくジンバルを使えるようになりました。
5.動作、作例
パン&チルトモードにて動作確認をしています。
機械的な動きがかっこいいですね…「男の子」はみんな好きなはずです!!
同じくパン&チルトモードで撮影しています。初代iPhone SEにて、1080p/60fpsの動画を撮影しました。
片手でジンバルを持って歩きながら撮影しましたが、安定した映像を録画できている印象です。今回は初代iPhone SEで撮影しましたが、さらにソフトでの手振れ補正が進化した最近のスマホで撮影すれば、もっと安定した映像を撮影できるかもしれませんね。
6.価格など
iSTEADY XはAmazonにて、7,999円で販売されています。また、10月10日まで使える「1,000円オフ」のクーポンコードも頂いております。コロナ禍の影響でなかなか「旅行に行って撮影!」というのも難しい状況ではありますが、Go to キャンペーンなどで地方に行かれる方や、コロナの終結後に旅行に行こうと考えている方にお勧めできるガジェットだと感じました。
7.リンク
Hohem iSteady X:Amazon
※1,000円OFFクーポンコード:
YDK7Z5DL(ブラック)
DH25ZK6I(ホワイト)
10月10日23:59まで