Googleのスマートウォッチ「Pixel Watch」が発表されました。AndroidベースのWear OS 3を搭載するスマートウォッチで、Googleが買収したFitbitのヘルスケア機能も組み込まれています。また、日本国内向けPixel WatchではモバイルSUICAも利用可能です。Androidユーザーであれば購入して間違いない高性能スマートウォッチに仕上がっています。
1.Google Pixel Watch 概要
対応OS:Android 8.0以降
OS:Wear OS 3.0
CPU:Samsung Exynos 9110
RAM:2GB
ストレージ:32GB
ディスプレイ:インチ非公開 AMOLED カスタムCorning Gorilla Glass
GPS:対応(GLONASS、Beidou、Galileo)
Bluetoothバージョン:5.0
Pixel WatchはAndroidベースのスマートウォッチ用OSであるWear OS 3.0を搭載しています。以前のWear OS 2では一部機能制限があるとはいえiOSでも利用可能だったのですが、Pixel Watchは残念ながらAndroid(バージョン8.0以降)でのペアリングのみサポートしています。同じくWear OS 3.0をプリインストールするGalaxy Watch 4/5でも現状Androidのみサポートしており、今後iOSがサポートされるかどうかは不明です。
Wear OSを搭載することにより、Google MapやGmail、Googleカレンダー等を利用できるほか、Google Play Storeより多彩なアプリやウォッチフェイスを追加ダウンロードできます。
Pixel Watchには2021年にGoogleが買収したFitbitのヘルスケア機能が組み込まれており、より詳細な分析とガイダンス、独自のワークアウト機能を利用できるサブスクリプションサービス「Fitbit Premium」も利用可能です(6ヶ月間は無料でお試し可能です)。
そのほか日本国内向けPixel Watchではおサイフケータイで利用されているFelicaをサポートしているため、Google Payに登録したモバイルSUICAにも対応しています。ただし現時点では定期券として利用することは出来ないほか、モバイルPASMOを登録することは出来ません。
Apple Watchと同じくEGCセンサーを内蔵しているため、海外では心電図測定機能も利用可能となっていますが、日本国内では残念ながら医療機器としての認証を通過していないため、無効化されています。
Pixel Watchではサークルディスプレイを採用しており、ビジネスシーンで使用しても違和感なく使えるデザインです。筐体にはプレミアムスチール素材が採用されており、腕時計としてみても高級感があります。標準で付属しているのはシリコンバンドですが、オプションでストレッチバンドやウーブンバンド、レザーバンドも用意されています。
筐体色は「Champagne Gold」「Matte Black」「Polished Silver」が用意されます。
2.Google Pixel Watch 価格など
Google Pixel Watchは10月13日の発売で、発表当初はGoogle Storeで予約販売をやっていたのですが、注文が殺到しているらしく、10月11日現在は「ウェイトリストに登録(つまり再入荷待ち)」という記載になっています。価格はWi-Fiモデルが39,800円(税込)、4G LTEモデルが47,800円(税込み)です。
Wear OS 3搭載スマートウォッチはSamsungのGalaxy Watch 4/Galaxy Watch 4 Classicしか選択肢がない状況が続いていたのですが、モンブランの「Summit」に続く形でついにGoogleの「Pixel Watch」が登場しました。
Googleのスマートウォッチは2014年頃からその存在が噂されていたので「ようやく登場してくれたか・・・」というのが正直な感想です。現状iOSユーザーが利用できないのは残念ではあるものの、腕時計としてみても質感の高いデザインで、充実した健康管理機能を備えている点も魅力的なので個人的にも使ってみたいと思っています。「Pixel」Watchという名称ですが、もちろんPixel以外のAndroidスマートフォンでも問題なく使えるので、高性能スマートウォッチがほしい方におすすめです。
3.関連リンク
Google Pixel Watch:Google Store