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上海問屋 グラフェンダイヤフラム採用ダイナミックイヤホン DN-915968 レビュー - ロックなデザインとロックな音質の有線イヤホンです。価格もお手頃(実機レビュー)

上海問屋 グラフェンダイヤフラム採用ダイナミックイヤホン DN-915968
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。先日ドスパラのセール情報を掲載した際に「買いました!」と書いたイヤホン「上海問屋 グラフェンダイヤフラム採用ダイナミックイヤホン DN-915968」が届きましたのでレビューします。ウインタブでは年間でもかなりの数のイヤホンをレビューしていて、メーカーさんからサンプル提供いただいたイヤホンが私の手元にいくつかあるのですが、ほとんどが「Bluetoothタイプの完全ワイヤレスイヤホン」なので、たまに有線イヤホンを試してみたいと思ったんですよね。あと、価格が税込みで2,398円で、購入時に送料もかからず、購入しやすかった、というのもあります。

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1.スペック

ハウジング材質: 樹脂
ドライバーユニット: ダイナミック(10mm)
再生周波数帯域: 20Hz – 20kHz
音圧感度: 112dB
インピーダンス: 22Ω
リモコン・マイク: あり
プラグ形状: 3.5mm 4極ミニプラグ
ケーブル長: 約120cm
重さ:約22g
付属品: イヤーピース(S/M/L)

これが上海問屋の製品ページに掲載されていたスペック表です。なお、製品に同梱されいていたスペック表だと周波数帯域が「20 Hz-40 kHz」と記載されていて「ハイレゾやん」と思いましたが、どう考えてもハイレゾ対応とかを謳うような音質でもない(後述します)ので、上海問屋のほうの数値が正しいということにします。

あくまでスペック表での話ですが、ドライバーユニットは10 mmと、カナル型のイヤホンとしては標準的、繰り返しになりますが再生周波数帯域なども特に変わったものではありません。上海問屋の説明だと「グラフェンダイヤフラムによる硬質で引き締まったサウンド」「特筆すべきは深く沈み込みながらも歯切れのよい重低音で、EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)やロックなどの楽曲と相性が抜群」とのことで、重低音が好きな私としてはかなり期待できる製品だと感じました。

2.筐体

上海問屋 グラフェンダイヤフラム採用ダイナミックイヤホン DN-915968
同梱物です。イヤホン本体のほか、イヤーピースが3サイズ(S,M,L)× 2、取扱説明書、保証書が入っていました。当初の予想通り「もろに中華メーカー品」です。取扱説明書は英語と中国語で記載されていました。まあ、この製品に関しては取説を見ないと使えないということはないと思いますけど。また、保証に関しては上海問屋が「初期不良保証2週間」をつけてくれているので、製品価格も考慮すればあまり心配はいらないと言っていいでしょう。

上海問屋 グラフェンダイヤフラム採用ダイナミックイヤホン DN-915968
左側のユニットです。特徴的な形状で、「ロックな模様と文字」が入っています。また、ケーブルにも特徴があり、ツイストした5N OFCケーブル(OFCというのは無酸素銅の略で、5Nというのは無酸素銅の純度を示すものですが、ハイエンドな製品でもありませんので、気にしなくていいと思います)になっていて、ユニットに近い部分が透明なカバーで覆われています。この結果、装着方法が限定されます。

上海問屋 グラフェンダイヤフラム採用ダイナミックイヤホン DN-915968
このように、耳たぶに引っ掛けるような格好で装着することになります。

上海問屋 グラフェンダイヤフラム採用ダイナミックイヤホン DN-915968
左側のユニットを別アングルから撮影しました。左右を判別できる「L、R」という表示があります。

上海問屋 グラフェンダイヤフラム採用ダイナミックイヤホン DN-915968
イヤーピースです。特に変わったものではなく、表面が半透明、ユニットに装着する部分が赤になっています。

上海問屋 グラフェンダイヤフラム採用ダイナミックイヤホン DN-915968
右側のユニットにイヤーピース(Mサイズ)を装着してみました。ユニットに書かれている文字は左側が「JUNIOR」で右側が「OPERA FACTORY」です。なので、この製品の製品名は「OPERA FACTORY JUNIOR」なんだろうと思います。

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上海問屋 グラフェンダイヤフラム採用ダイナミックイヤホン DN-915968
プラグです。この製品は通話用のマイクもついていますので4極タイプになっていて、ゴールドメッキが施されています。一応「Android、iPhone、Blackberryに対応」と記載がありましたが、テストはAndroidスマホで実施しています。イヤホンジャックのついたiPhoneは持ってないのでw

上海問屋 グラフェンダイヤフラム採用ダイナミックイヤホン DN-915968
右側のユニットのそばにあるコントローラーです。ただし、この製品は電話着信ができるだけで音量や曲送りなどの機能はありません。また、このコントローラーにマイク穴があります。

3.使用感

上に書いたとおり、耳たぶに引っ掛ける格好になりますので、装着感にややクセがあります。髪が短く、常に耳が露出している人(男性に多いと思います)なら装着は容易だと思いますが、髪が長い人だとちょっと面倒かもしれないですね。私は特に装着が面倒とは感じませんでしたし、構造上安定した装着感が得られることに好感を持ちましたが、うちの子たちは「髪の毛がじゃまになって装着しにくい」とか「耳たぶに違和感がある」と言っていました。

音質の方は「まずまず」かなあ…。私、上海問屋が推奨する「EDMとロック」は好きなジャンルなので往年のアーチスト(デュラン・デュランとかデッド・オア・アライブとかボン・ジョヴィとか)をいろいろ聴き比べてみました。耳に悪影響があるだろうことを覚悟してボリュームを上げると「めっちゃ楽しい」ですね。確かに重低音も効きますし全体的に音がクリアです。またボリュームを下げてもそれなりには低音が効きます。

私が今までに試用したイヤホンの中で最も重低音が強力な製品は「SoundPEATS Truengine」で、この製品は文句なしの「重低音番長」だと思います。今回のレビュー機の重低音はTruengineには及びませんが、小型のイヤホン(ヘッドホンじゃないという意味です)としては「それに次ぐ」くらいの実力はありそうです。

EDM・ロック系だけでもどうかと思い、日本演歌史上に燦然と輝く名曲(異論は認めない)である「天城越え(石川さゆり)」をノイズキャンセリングヘッドホン「dyplay URBAN TRAVELLER」と聴き比べてみました。dyplayはノイズキャンセリングを効かせて、ボリュームを絞り気味にして使うと自然な音質が楽しめる製品です。

レビュー機は良くも悪くも「臨場感」があります。全体的に音のメリハリがあり、個々の音がはっきり聞こえる印象です。なので、EDMとかロックにはいいんですね。しかし、天城越えというのはしっとりと聴きたい曲なんで、メリハリが強くないほうが気持ちいいと思います。なので、この曲に関してはdyplayのほうが高評価でした。

4.まとめ

上海問屋 グラフェンダイヤフラム採用ダイナミックイヤホン DN-915968はドスパラ公式サイト内の上海問屋コーナーで販売中で、4月18日現在の価格は2,180円(税込み2,398円)です。有線イヤホンは家電量販店などで1,000円くらいから購入できますし、なんなら100均でも売ってますよね?なので、この製品はローエンドというわけではないと思います。一方で、ほんとにハイエンドなイヤホンというのも有線タイプに多いですし、2万円、3万円なんてのもありますので、それらの高級品の価格から見れば「格安品」ということになると思います。

いろいろと個性のある製品だと思いました。まず、ロックな外観というところで好みが分かれると思いますし、耳に引っ掛けるタイプなので使用感にも好みが出てきそうです。音質の方は上海問屋の説明通り、元気のいいダンスミュージックやロックに適性があると感じました。

いやね、Bluetoothもいいんですよ。いいんですけど、複数のスマホを持っていて、他にノートPCも複数台あったりすると、「どのデバイスとどのイヤホンがペアだっけ?」と悩んだり、イヤホンを使おうとしたら充電切れだったり、たまに意味不明に接続が切れたりして、個人的にはちょくちょくイライラさせられます。こういう人間だと「線をつなげばすぐに使える」「電池切れがない」有線イヤホンって、「神」に思えるときもあります。この製品がすべての読者に対してイチオシ!とは言えないですけど、有線イヤホンは一つ持っておきましょう、ということは言えます。

関連リンク

上海問屋 グラフェンダイヤフラム採用ダイナミックイヤホン DN-915968:ドスパラ

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