モバイルバッテリーはみなさんすでになにがしかをお持ちのことと思います。ウインタブでは主にAUKEYの製品を実機レビューさせてもらうことが多いのですが、もちろん非常に多くのメーカーから様々な製品が販売されています。cheero(ティ・アール・エイ株式会社)もその中のひとつで、私なんかはこのブランド名を見ると「ダンボー型のモバイルバッテリー」を連想します。cheeroというブランドについて多くの知識はありませんが、Amazonなどでは売れ筋商品も多く、信頼できる会社だと思っています。
そのcheeroから、Qi規格のワイヤレス充電に対応するモバイルバッテリー「cheero Powermix 6000mAh CHE-098-BK」が発売されました!ちなみに私は私物でQiに対応するデバイスは持っていないのですが、iPhone 8/Xをはじめ、最新のAndroidスマホではワイヤレス充電に対応する製品が増えていますよね?なので、読者のみなさんの中にはワイヤレス充電をすでに使っている人や使える利用環境にある人も多いと思います。
1.スペック
容量: 6,000mAh 3.6V (21.6Wh) リチウムイオン
入力(モバイルバッテリーへの充電): USB Type-C(5V/2.4A max.)
出力(デバイスへの給電): USB Type-A(5V/2.1A max.)※Auto-IC機能
ワイヤレス出力: 5V/1A max.
本体充電時間: 約3.5時間
サイズ:150 × 70 × 15 mm / 180 g
容量は6,000 mAhで、最近だと10,000 mAhを越える容量のモバイルバッテリーが普通になっていますので、「少し小さめ」ですね。ただしモバイルバッテリーの場合、容量とサイズが「比例する」とまでは言いませんが、かなり強い相関があります。この製品はサイズがスマホとほとんど変わらないくらいの大きさに収められており、容量が少し小さい理由として十分に納得できます。というか、個人として自分のデバイスを充電するのであれば6,000 mAhもあれば十分かと思います。
また、少し注意したいのがワイヤレス充電、USB有線充電、そして両者の併用という、充電の方法によって流れる電流が異なる、つまり充電時間が異なるという点です。最も速いのはUSB有線充電で、メーカーによれば「iPhone 8でなら2時間」で充電可能ですが、ワイヤレス充電の場合は1Aとなりますので、それよりも充電時間は長くなります。またワイヤレスと有線の充電を並行して行う(つまり、2台同時に充電する)場合、最大の電流が合計で2.1Aなので、この場合も充電時間は長くなります。
しかし、ワイヤレス充電に多少時間はかかっても、有線での充電もでき、複数のデバイスを同時充電できる機能があるというのはありがたいですね。
2.筐体
見た目はよくあるモバイルバッテリーです。USB Type-A(他のデバイスへの給電用)とType-C(自らの充電用)があり、電源ボタンや残量表示用のLEDインジケーターもあります。
厚さ15 mm、重量180 gというのはまさにスマホに近いサイズ感ですね。6,000mAhレベルのモバイルバッテリーとして最軽量ではないと思いますが、文句なしのサイズ感かと思います。
えー、あまり突っ込んだことを書いてしまうと「また知ったかぶりして…」と言われてしまうので、画像の掲載のみにとどめます…。Qi対応のデバイスを持っている場合、このようにモバイルバッテリーの上に置いてスイッチを入れるだけで充電ができます(いやそれ当たり前だから…)。
モバイルバッテリーは「電池」で、他のデバイスに電流を流したり、自らを充電したりします。なので、安全性がしっかり確保されているか、というのは重要なチェックポイントになると思います。今どきの製品であればめったなことはないと思いますが、やはり製品ページでしっかり安全性を謳っているものを選びたいですね。
3.価格など
cheero Powermix 6000mAh CHE-098-BKはAmazonで販売中で、7月3日現在、発売記念ということで通常価格2,980円のところ、2,580円(税込み)とお買い得価格になっています。記事中に触れたとおり、私自身はワイヤレス充電に対応するデバイスを持っていないのですが、いちいちコードを接続しなくていいというのはうれしいですよね。
また、低価格なワイヤレス充電対応のモバイルバッテリーは、Amazonあたりをチェックすると他にもたくさんありますし、この2,580円というのが最安値であるとも言えません。しかし、モバイルバッテリーの場合、安全性も重視する必要がありますし、保証(この製品は1年保証がつきます)もしっかりしていて欲しいと思いますので、その点で名前が通ったcheeroの製品は安心かと思います。