
サンワサプライが大容量モバイルバッテリー「BTL-RDC43」を発売しました。この製品は27,500 mAh (99Wh)という容量に加えてAC出力にも対応していますので、USB-PD非対応のノートPCや家電製品などを充電/給電できます。
| 電池種類 | リチウムイオン電池 |
| 電池容量 | 18V 5500mAh ※並列換算値容量3.6V/27500mAh 99Wh |
| 入力端子形状 | USB Type-C |
| 定格入力 | 5V/3A、9V/3A、12V/2.5A、15V/2A、20V/1.5A(最大30W) |
| AC出力ポート数 | 1ポート |
| AC出力差込口形状 | 2P |
| AC定格出力電圧 | 100V |
| AC定格出力周波数 | 60Hz |
| AC定格出力電力 | 85W |
| AC出力波形 | 疑似正弦波 |
| USB出力ポート数 | 2ポート ※USB Type-C×1、USB A×1 |
| USB出力端子形状 | USB A、USB Type-C |
| USB定格出力電圧/電流 | 【USB Type-C】DC5V/3A、DC9V/3A、DC12V/3A DC15V/3A、DC20V 3.25A(最大65W) 【PPS出力】DC5~21V/3.2A 【USB A】DC5V/2.4A |
| USB合計最大出力 | 65W |
| 充電時間 | 約3.5時間 ※USB PD30W以上に対応したAC充電器使用時 |
| 低電流充電 | 対応 |
| USB PD | 対応 |
| サイズ | W98×D219×H34mm |
| 重量 | 約900g |
スペック表で注意していただきたいのがAC出力波形が「疑似正弦波」であることです。Webで「疑似正弦波」と検索すると、危険性を訴える内容の記事が多数ヒットします。
波形が完全な正弦波に比べて角張っていることから、一部の精密機器や高感度な音響機器の利用には適していません。一般的な電気機器であれば一時期に使用できる可能性が高いですが、突然使えなくなったり、電気機器が故障したりする場合もあるため注意が必要です。(出所:EcoFlow)
ウインタブでも以前ポータブル電源の実機レビューを複数回やりましたが、その際に「純正弦波なのか疑似正弦波なのか」というのは重要なチェックポイントでした。ただこれ、ポータブル電源関連のメーカーによるマーケティング戦略的な意味合いもあるかもしれません。
ノートPCは一般に精密機器と考えられるため、「使うとマズイのでは?」と感じられるかもしれません。しかし、ノートPCの場合はACアダプターが間に入り、疑似正弦波のACを内部で直流に変換してから本体に給電します。そのため、実用上は問題なく動作するケースが多いと考えられます。メーカーがサンワサプライであり、かつメーカー側でノートPCへの充電が可能としている点も踏まえ、ウインタブとしてはノートPCに充電しても問題ないものと判断します。

ただし、この製品はUSB Type-Cポートを使ってのUSB-PDにも対応していますので、USB-PD対応のノートPCを使っているのならUSB-PD充電にするほうがより安心かと思います(USB-PDはDCなので、そもそも波形の概念がありません)。ゲーミングPCなど一部のハイスペック機を除き、65Wで給電/充電ができるのであればUSB-PDでOKでしょう (多くのノートPCに付属するACアダプターは45Wもしくは65Wです)。

出力ポートはAC出力ポートのほか、USB Type-AとUSB Type-Cがあります。ただし、3つを同時に使うことはできず、ACポートとUSB Type-Cポートは同時に使えません。AC+USB Type-AもしくはUSB Type-A+USB Type-Cのみ同時使用できます。なお、USB Type-Aの出力は最大で12W (5V/2.4A)です。

ACポートとUSB Type-Aポートでは「低電流充電モード」も使えます。

充電はUSB Type-Cポートを使います。30Wで充電でき、充電時間は約3.5時間です。

サイズはこんな感じです。さすがに大きいですね…。重量は900 gありますので「ちょっとした外出」に持っていくのは少し大変かもしれません。
サンワサプライ BTL-RDC43はサンワダイレクトや楽天などで販売中で、1月31日現在の価格は32,880円です。
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2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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