こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。2月下旬から急に騒がしくなった日本国内のWindowsPhoneですが、スペイン・バルセロナで3月2日から開催されている世界最大のモバイル見本市「Mobile World Congress(MWC 2015)」で多くの新規情報が入ってきました。
いつもだと海外のニュースサイトを情報ソースにするのですが、今回は日本向けのモデルということで、海外サイトから情報を収集するのが非常に困難、というかありませんでした。なので、今回は国内のニュースサイトのまとめ記事的な書き方になってしまいます。
1.マウスコンピューター
日本の夜明けはマウスコンピューターから、というのは言いすぎかもしれませんが、WindowsPhoneの国内販売に向けて口火を切ってくれたのがマウスコンピューターです。2月下旬のプレスリリース段階では「WindowsPhoneベースのデバイス」という表現でしたが、MWCで開発中のデバイスがスマートフォンであることが明らかになりました。現状わかっているスペックは
開発中の型番: MOUSE M54TE
OS: WindowsPhone 8.1
ディスプレイ: 5インチ(1280×720)
CPU: Qualcomm Snapdragon 410 MSM 8916
RAM: 1GB
ストレージ: 8GB
カメラ: イン200万画素/アウト800万画素
バッテリー: 2,300mAh
通信: LTE対応SIMフリー
となっています。まずはこの機種が「スマホだった」ということに安堵しましたね。スペックの方はAndroidハイエンド機と比べると見劣りしますが、Microsoft Lumia 640あたりと比較すると決して劣っていないというか、むしろまさっているように思われます。レンジとしてはハイエンド(5~6万円台)ではなくミドルレンジ、と位置づけられているとのことで、MVNO会社とのコラボでかなり買いやすい価格になりそうな予感がします。
情報ソース
【MWC 2015 Vol.52】マウスコンピューター、開発中のWindows Phoneの試作機を公開:RBBTODAY
あの試作機を初披露、マウスコンピューターのWindows Phoneとは?:MWC 2015:週アスPLUS
freetel
続いてfreetelです。こちらは今年の夏までにWindowsPhoneを発売、というリリースを出していますね。freetelが販売しているスマホは基本的に海外のOEMですが、WindowsPhoneについては「KAZAM Thunder 450WLとそっくり」という報道がなされています。
Japan-based Freetel to launch Windows Phone device this summer:WindowsCentral(英語)
たしかに「どう見ても同じやん」と思います。で、MWCでそれが事実であったと判明しています。KAZAMというのはイギリスの新興メーカーのようですが、OEMでも別に構わないっすね、日本で発売してくれるんなら。
コードネーム: SAMURAI
OS: WindowsPhone 8.1
ディスプレイ: 5インチ(1280×720)
CPU: Qualcomm Snapdragon 410 MSM 8916
RAM: 1GB
ストレージ: 8GB
カメラ: イン200万画素/アウト800万画素
バッテリー: 2,500mAh
通信: LTE対応SIMフリー
マウスコンピューターのM54TEとほとんど変わらないですね。CPUの詳細スペックがどうなるか、という部分とバッテリーの容量が異なるくらいです。ということはこちらもミドルレンジのスマホ、ということになります。freetelのSIMがセットになった契約プランで、どのくらいの価格になるんでしょうか?もともとMVNO会社に大手キャリアのような実質無料プランとかは期待してはいけませんが、現在でもセット割引などがあるようなので、少しでも手頃な価格でWindowsPhoneを手に入れることができるといいですね。
情報ソース
freetelが出すWindows Phoneの正体:MWC 2015:週アスPLUS
freetel Holds Its First Exhibition at “Mobile World Congress 2015”:BusinessWire(英語・トップ画像に引用)
京セラ
最後に京セラです。ウインタブでは京セラの情報だけは記事にしていません。入ってくる情報が「受け身」というか本当に発売するつもりなのかよくわからないから。MWCに展示された製品もAndroidスマホ「Dura Force」の筐体をそのまま流用したもので、アンドロイド用のボタン類もそのままです。ニュースサイトで「高耐久スマホ」なんて書かれてますが、ベースの筐体が高耐久なだけ、と見ることもできますね。
スペック
OS: Windows Phone 8.1
CPU: Qualcomm Snapdragon 400 1.2GHz
ディスプレイ: 4.5インチ(1280 x 720)
その他: 米国国防省軍事調達規格 MILスペック準拠など
情報元の記事を読んでも、「皆様の評価をいただきながら、今後どうするかを決めていく」なんてことを言ってるようなので、上の2製品と同列に取り上げることはできないでしょうし、もともと独自に情報を入手する能力のないウインタブの出番じゃないような気がします。しかし、いかにも日本の大企業ですなあ、言い草が。
情報ソース
京セラがWindows Phone 8.1スマホをMWC出展。『Windows Phoneは高耐久と親和性が高い』:engadget日本版