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東芝 dynabook Vシリーズ - 12.5インチ、キーボード非分離型2 in 1、これがニッポンの技術!

東芝 dynabook Vシリーズ
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。どこをどう間違えたのか、東芝のプレス向け製品発表会に参加させていただきましたので、冒頭から華やかな画像で…。それはいいとして、東芝が新しい12.5インチの2 in 1「dynabook Vシリーズ」を発表しました!待ってましたよ!ニッポンの新しい2 in 1。

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1.スペック

東芝 dynabook Vシリーズ スペック表

クリックで拡大します

Vシリーズにはバリエーションがあり、量販店モデルとして「V42/B・V62/B・V72/B・V82/B」、直販モデルとして「VZ42/B・VZ72/B・VZ82/B」がリリースされていますが、この記事では主に量販店モデルの最上位機種「V82/B」について紹介します。

OSは当然のごとくAnniversaryUpdate適用後のWindows 10、CPUはKabyLake世代のCore i7-7500U、RAMは8GB、ストレージは512GB SSD、そしてディスプレイは12.5インチでFHD品質です。なお、下位モデルはこれらの構成が少しずつ異なります。

V82/Bに関してはモバイルノートとしてハイエンドクラスの性能だといえますね。ちなみに最下位グレードのV42/BでもCPUがCeleron(型番不明)、RAM4GB、ストレージ128GB SSD、FHDディスプレイという、ビジネスマシンとして十分なスペックになっています。

発表会の説明によれば、Vシリーズのセールスポイントは「薄さ(15.4 mm)と軽さ(1,099 g)」「長時間稼働(17時間)のバッテリー」「12.5インチにしてフルサイズ・バックライトつきのキーボード」「Thunderbolt 3対応」「ハーマン・カードン製の高音質スピーカー」そして「2,048段階の筆圧に対応するデジタイザー搭載」というところにあります。

そして、これらの機能を実現するために筺体内部までとことんこだわった作り込みがなされています。たとえば…

東芝 dynabook Vシリーズ超薄型ファン
新開発の超薄型ファンと背面&底面の2方向から吸気する新システム。また、スピーカーはハーマン・カードンのバスレフ・スピーカーをミリ単位で位置調整して高音質を実現するなど、まさにニッポンのモノづくり、といった細かい新技術の積み重ねによってVシリーズを完成しています。

また、Windows Helloにも対応しており、指紋認証は全モデルで、私が大好きな顔認証はV82/Bのみが対応しています。しかも、薄型筺体で顔認証を実現するためにカメラモジュールも新開発した、とのこと。

なんかね、従来の東芝製品も細部の作り込みがしっかりしてたと思うんですけど、Vシリーズはこだわりが半端ない感じです。実際発表会の席上で「我々は自主再建を目指します」ということを言っていて、Vシリーズはその旗頭、という位置づけなんだろうと思います。

2.筺体

発表会の席上で製品を撮影できましたので、簡単ですが説明します。画像は全てV82/Bとなります。

東芝 dynabook Vシリーズ 筺体
独自開発の最新技術が盛り込まれているとは言え、外見は特に変わったところはありません。筺体素材は金属だと思いますが、詳細は不明です。ただし、無難なデザインながら、質感はかなり高いです。

東芝 dynabook Vシリーズ 右側面
右側面です。画像左から電源ボタン、USB 3.0ポート、ケンジントンロックです。

東芝 dynabook Vシリーズ 左側面
こちらが左側面。画像左からUSB Type-C(Thunderbolt 3)、オーディオジャックです。この製品はThunderboltコネクターから給電/充電しますし、ずいぶんポート類が少ない気もしますが…

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東芝 dynabook Vシリーズ USBハブ同梱
安心してください、このアダプター(小型のドッキングステーションと言っていいと思います)が「同梱」されます。当然充電しながら各種ポートが使える仕組みになっています。

東芝 dynabook Vシリーズ 前面
前面です。薄さがよくわかりますが、特にポート類やボタン類はありません。

東芝 dynabook Vシリーズ 背面
背面には吸排気口があります。ただ、上にも書いたとおり吸気はここだけではなく、

東芝 dynabook Vシリーズ 底面
底面の、画像左上にも吸気口があります。また、画像がわかりにくくすみませんが、下の方にスピーカーが見えます。こうして見ると普通ですけど、上に書いたとおり、ここに東芝とハーマン・カードンの技術の粋が…。

実際発表会で他製品と音を聞き比べるデモがあり、試してみたら歴然とした違いがありました。HPのBang&Olufsenとくらべてみたいところです。

東芝 dynabook Vシリーズ 天板
天板にはヘアライン加工が施してあり、質感は高いですが、デザイン的にはやはりそっけないですね。

東芝 dynabook Vシリーズ テントモード
東芝 dynabook Vシリーズ タブレットモード
キーボード非分離型2 in 1ということなので、お約束の「テントモード」と「タブレットモード」ですw タブレットモードでは他社製品と同様、「きれいな一枚板」にはなりませんね。

東芝 dynabook Vシリーズ ペン入力
しかし、この製品は非常に出来の良いデジタイザー(東芝のは以前から定評があります)を搭載しているので、タブレットモードの出番は多そうです。発表会で少し試させてもらいましたが、少なくともペン先のズレが全く感じられず、イラストを描く人でも満足できそうな品質だと思いました。

ペン先のズレ、ということに関してはディスプレイがダイレクトボンディング(空気層がない)構造であることも寄与している、ということでした。当然ガラスはゴリラガラス 4です。

東芝 dynabook Vシリーズ キーボード
最後にキーボードです。Vシリーズのセールスポイントでもあります。ご覧のようにフルサイズで、キーの中央部分がわずかに凹んでいます。少し試してみましたが、キーストロークは見た目より若干深めに感じられ、打鍵感は良好でした。

また、タッチパッドの左上部分に指紋センサーがあり、これは全モデルについています。

3.価格など

東芝 dynabook Vシリーズは12月9日の発売予定です(V42/Bのみ2017年1月下旬)。店頭予想価格は、

V82/B: 23万円前後
V72/B: 20万円台半ば
V62/B: 18万円台後半
V42/B: 16万円台後半

となっています。また、直販モデルはすでに受注を受け付けており、出荷開始は12月20日前後の予定です。そして価格は下記のとおりです。

VZ72/B: 231,120円
VZ62/B: 199,800円
VZ42/B: 172,800円

発表会の帰り道に取り急ぎこの記事を書いていますが、直販モデルに関しては改めて詳細スペックなどを確認し、別途記事を書きたいと思います。よろしくお願いします。

4.関連リンク

dynabook Vシリーズ:東芝dynabook 公式サイト

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