
Blackviewのスマートフォン「OSCAL PILOT 3」がAmazonでタイムセール中です。この製品は以前ウインタブで製品紹介記事を掲載しているのですが、Amazonでの発売&タイムセールに合わせ、改めて記事を書いています。Blackviewの「本流」とも言えるタフネススマホながら、比較的薄型で重量が軽く、街なかでの利用にも耐える製品特性です。
なお、この製品はウインタブで実機レビューをした「Blackview BL7000」とは「兄弟機(RAM容量とデザインが異なりますが、筐体サイズやSoCなどの主要スペックが同じです)」です。そのため、使用感については下記の実機レビュー記事をご覧ください。
Blackview BL7000 レビュー - アウトドアでも街なかでも使える薄型で「スーパーサブ」的なタフネススマホ
タイムセール情報:
・割引率:28% OFF
・割引前:49,900円
・割引後:35,899円
・セール期間:2025年9月15日(月)〜 2025年9月21日(日)
1. スペック
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Doke OS 4.1 (Android 15) |
| SoC | MediaTek Dimensity 6300 |
| RAM | 12GB(拡張機能により最大36GB) |
| ストレージ | 256GB |
| ディスプレイ | 6.78インチ(2,460 × 1,080)120Hz |
| バンド | 5G:n1/3/5/7/8/20/28/38/40 n41/77/78/79 FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18 B19/20/25/26/28A/28B/30/66 TDD: B34/38/39/40/41 |
| 無線通信 | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth5.2 |
| ポート類 | USB Type-C 、microSDカードリーダー |
| カメラ | 前面:32MP/背面:50MP+20MP |
| バッテリー | 7,500 mAh |
| サイズ | 182.2 × 86 × 14.5 mm |
| 重量 | 357 g |
2. OS/SoC
OSはAndroid 15ベースの独自UI「Doke OS 4.1」です。

プレーンなAndroid OSに様々な独自機能やプリインストールアプリが入っています。ホーム画面での視認性を向上させてくれる「ビッグサイズのフォルダ」や仕事用とプライベート用でプロファイルを分けられる(アプリの別アカウント利用も可能)な「ワークスペース」など、便利なものも多いです。また最近は「Doke AI」と称するAIアプリのパッケージが追加されました。ただ、ウインタブの試用経験上、AI機能については特に目新しさは感じられず、基本有料です。
SoCはDimensity 6300でモバイル5G通信に対応します。同じSoCを搭載するBlackview BL7000のレビューではAntutuスコアは約42.7万点でした。これは中国製品に搭載例の多いHelio G99よりも「少し高い」くらいのスコアで、ゲーム用としては物足りないものの、タフネススマホでの普段使いには十分な性能だと思います。
3. RAM/ストレージ
RAMは12GBで拡張機能により最大36GBとして使えます。なお、拡張機能というのはストレージの一部を仮想RAMとして使うもので、物理的なRAMよりもずっと低速です。また、そもそもこのスペックのスマホに36GBものRAM容量は意味がありません。ただ、(仮想RAMではない)本来のRAMが12GBというのは評価できますね。ストレージは256GBで、microSDカードによるストレージ拡張も可能です。
4. ディスプレイ

ディスプレイは6.78インチで解像度はFHD+(2460×1080)、リフレッシュレートは120Hzです。これはタフネススマホとしては高いスペックと言えます。ただし、WidevineはL3です(この製品については実機を確認できていませんが、ウインタブの経験上、Blackviewのタフネススマホの多くはL3です。「もしL1ならラッキー」くらいに考えていただくほうがいいです)。AmazonプライムビデオやNetflixなどの動画サブスクリプションサービスではHD以上の画質では視聴ができませんので、この点はご注意ください(YouTubeは高画質で視聴できます)。
5. カメラ

カメラは前面32MP、背面50MP+20MP(ナイトビジョン)です。以前の中国スマホは「画素数番長」といいますか、画素数に見合った撮影品質になっていないものが多かったのですが、その傾向も徐々に改善されています。Blackview BL7000のレビューで少し写真撮影をしてみたところ、さすがにGoogle PixelシリーズとかiPhoneには太刀打ちできない品質ではありますが「やや黄みが強いと感じられるものの、マニュアルで設定を調整すればそこそこはキレイに撮れる」と感じました。
それと、タフネススマホならでは、というか便利なのがナイトビジョンカメラです。このカメラは一般的なスマホの「夜景モード」とは異なり、モノクロになるものの暗闇でも鮮明な写真撮影が可能、というものです。

これはBL7000のナイトビジョンカメラで撮影したものです。暗い場所でも便利、というほかに、なかなか味がある写真が撮れるんじゃないかと思います。
6. 筐体

決して見掛け倒しではなく、タフネス性能は本物です。以前のBlackviewはプロモーションで「自動車にスマホを轢かせる」とか「歩道橋から落とす」などの画像や動画を作っていて、「最近は見かけないなあ」と思っていたら…、まだやっていました!Amazon製品ページを下にスクロールしていくと2本の動画が埋め込まれているので、「2つめ(下の方にあるもの)」をご覧ください。「走行中のバイクや車から落下させて、さらに轢かせ」ていますw(残念ながらこの記事に該当の動画を埋め込むことができなかったので、製品ページでご確認ください)。

バッテリー容量は7,500 mAhと、一般的なスマホよりも大容量ですが、中国のタフネススマホの場合、10,000 mAh超えは普通なので、その意味では「大したことがない」です。
ただし、「そのぶん薄くて軽い」です。

Blackview XPLORE 1
先日レビューしたBlackview XPLORE 1の側面画像です。この製品はバッテリー容量20,000 mAhを誇るタフネススマホなのですが、厚さは29.5 mm、重量は638 gもあります。これね、タフネスガジェット好きには「めちゃめちゃ刺さる」製品ではあるんですが、さすがに毎日持ち歩く気にはなれません。
OSCAL PILOT 3も一般的なスマホよりはずっと厚みがあり、重さも「2台分弱」くらいはあるのですが、それでも「まだマシ」です。頑張れば(w)メインスマホとして持ち歩けるでしょう。
7. 価格など
OSCAL PILOT 3はAmazonで販売中で、9月21日までタイムセール中、35,899円で購入できます。
35,899円という価格はAliExpressでのセール価格よりも安くはありません。一方、Amazonであれば配送が速い(Amazon倉庫からの発送なので、最短翌日には届く)、初期不良などによる返品が容易、2年間の製品保証と24時間365日のカスタマーサポートが受けられますので、AliExpressでの買い物に不安を感じる人にはAmazonがおすすめです。
8. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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