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週刊 Lenovoセール情報(6月第4週)- 今週の注目は2枚ディスプレイPCとRyzen AI搭載機!

セール情報

週刊Lenovoセール情報(2025年6月第4週)Lenovo公式サイトのセール情報です。Lenovoでは現在「四半期決算セール Part3」を開催中で、ThinkPadやIdeaPad、Legion、Yogaなどの個人向けPCが大きな割引になっているほか、ゲーミングPCのメモリアップグレード半額祭パソコン+周辺機器同時購入キャンペーンなども同時開催されています。

今週はIdeaPadとYogaにお買い得品が目立つと感じられました。以下におすすめのセール品を3機種ピックアップしてご紹介します。

なお、この記事とは別に、Lenovo製品(ノートPC・タブレット)のセール価格一覧表も作成しています。一覧表はこちらです。
【2025年6月】レノボ(Lenovo)ノートパソコン・タブレットのクーポン情報・セール価格の一覧(ThinkPad・IdeaPadなど)

1. Yoga Book 9i Gen 10(14型 Intel)

Lenovo Yoga Book 9i Gen 10(14型 Intel)

セール価格:320,919円(税込)~
※ポイント5倍

スペック例:320,919円モデル
OS:Windows 11 Home / CPU:Core Ultra 7 255H
RAM:32GB / SSD:1TB
ディスプレイ:14インチOLED(2880×1800)×2
重量:1.22kg

注文時に構成変更が可能・変更例と追加料金
・CPUをCore Ultra 9 285Hに:+20,900円 
・SSDを512GBに:-10,450円

注目ポイント:

  • 14インチの2.8Kディスプレイを2枚搭載
  • キーボード・マウス・ペン・フォリオカバーが付属
  • 高性能CPU、Intel Arrow Lake-H搭載
  • フレキシブルな形態で使える変則2-in-1

いきなり「変則的なPC」の紹介になってしまいました。折りたたみ式ディスプレイや2枚のディスプレイを搭載するノートPCは他にもありますが、特に折りたたみ式ディスプレイ(曲げられるディスプレイ)のPCは「めちゃめちゃ高価(60万円から80万円)」なので、いいなあ~と思ってもなかなか手が出ません。

Yoga Book 9i Gen 10は折りたたみ式ディスプレイではなく「2枚ディスプレイ」ですが、2.8K解像度の有機ELパネルでリフレッシュレートは120Hz、そして100%DCI-P3の色域と、非常に高品質です。さらに筆圧に対応するペン入力もでき、ペンも付属するので、2枚のディスプレイを活かしてのコンテンツクリエーションもはかどりそうです。

ディスプレイ以外のスペックも非常に高いです。CPUは「Arrow Lake-H」でAI処理チップNPUを内蔵しています(ただし、Copilot+ PCではありません)し、内蔵GPUはIntel Arcなのでグラフィック性能も非常に高く、GeForceのエントリー型番(GTX1650など)を凌ぐ実力があります。またRAM/SSDも標準で32GB/1TBと大容量です。…要するに「2枚ディスプレイのキワモノ」ではありません。普通のノートPCとしてみてもハイエンドクラスのスペックです。

32万円というのはノートPCとしては高価な部類ですが、このシステム構成を思えば「非常に安い」と思いますね。ちなみにセール前の価格は337,810円でした。あと、ポイント5倍(320,919円のモデルなら14,587円相当)なので、さらにお買い得です。

2. IdeaPad Slim 5i Gen 10(16型 Intel)

Lenovo IdeaPad Slim 5i Gen 10(16)

セール価格:89,105円(税込)~
※ポイント5倍

スペック例:89,105円モデル
OS:Windows 11 Home / CPU:Core i5-13420H
RAM:16GB / SSD:512GB
ディスプレイ:16インチ OLED(2,880 x 1,800)120Hz
 重量:1.69kg

このモデルは注文時の構成変更に非対応

注目ポイント:

  • CPUは第13世代ながら高性能な「H型番」
  • 有機EL・2.8K解像度・100%DCI-P3の高品質ディスプレイ
  • 据え置きでじっくり作業できるスタンダードノート
  • これで8万円台は「鬼コスパ」、さらにポイント5倍

先にこの製品の弱点を書きますと「CPUのCore i5-13420Hは決して悪くはないが、AI処理チップNPUは非搭載、内蔵GPUの性能もやや見劣りする」ということです。それ以外は「なんでこんなに安いのか?」と心配になるレベル。

CPU性能について、最新のCore Ultra 5 226V(Lunar Lake, Copilot+ PC対応)と比較してみます。まず、Passmarkが公表しているベンチマークスコアは…

Core i5-13420H:3,421/17,636
Core Ultra 5 226V:3,902/18,813
※左からシングルスレッド、マルチスレッドのスコア

と、Passmarkが想定する「狭義のCPU性能(主にOSやアプリの動作を担う処理性能)」では「負けてはいるが、そこまで大きな差はなく、体感差も小さい」と評価できます。ただし、226Vは高性能なNPUを内蔵しており、さらにGPUもIntel Arcであるのに対し、13420HはNPU非内蔵でGPUはIntel UHD Graphicsと見劣りする仕様です。そのため、オンデバイスAIやPCゲーム、コンテンツクリエーションでは大きめの性能差が出てしまうと思います。この点はご注意ください。

しかし、個人利用のPCでは非常に重要と言えるディスプレイ品質は2.8Kの有機ELパネルでリフレッシュレートは120Hz、100%DCI-P3と非常に高いです。また、IdeaPadシリーズの上位モデル「5シリーズ」なので筐体も決して安っぽくはなく、Webカメラは顔認証対応、スピーカーはDolby Audioと、周辺装備も充実しています。

ビジネスマシンとしては十分な性能ですし、ディスプレイも素晴らしいので動画視聴などでの満足感も高いと思います。おすすめ。

3. Yoga Slim 7 Gen 10(14型 AMD)

Lenovo Yoga Slim 7 Gen 10

セール価格:134,700円(税込)~
※ポイント5倍

スペック例:134,700円モデル
OS:Windows 11 Home / CPU:Ryzen AI 5 340
RAM:16GB / SSD:512GB
ディスプレイ:14インチ OLED(2,880 x 1,800)120Hz, タッチ
重量:1.28kg

注文時に構成変更が可能・変更例と追加料金
・CPUをRyzen AI 7 350に:+10,450円
・SSDを1TBに:+10,450円

注目ポイント:

  • Ryzen AI 300シリーズを搭載するCopilot+ PC
  • 2.8K 有機ディスプレイ搭載(タッチ対応)
  • 比較的軽量でモバイル性も高い(1.28kg)

CPUにRyzen AI 300シリーズ(Krackan Point)を搭載するCopilot+ PCです。この製品はもともと素晴らしいコスパなのですが、このセールでさらにお買い得になりました。

製品名が「Yoga」でディスプレイがタッチ対応するので「2-in-1かな?」と思ってしまいますが、この製品は2-in-1ではなくクラムシェルノート(普通のノートPC)です。この点はご注意ください。

最近のCopilot+ PCジャンルでは「Snapdragon搭載機の価格が下がり始めている」と感じますが、ウインタブとしては依然「Snapdragon搭載機(ARM版Windows機)」を積極的にはおすすめしません(アプリの互換性にまだ課題が残っているため)。それと、AMDがKrackan Point(この製品の搭載CPUです)をリリースしたこともCopilot+ PCの価格帯を下げ、購入しやすくなってきた要因だと思います。

とはいえ、Krackan Pointは決して性能面で他のCopilot+ PC対応CPUに見劣りする、という感じではありません。PassmarkスコアをCore Ultra 5 226Vと比較すると

Ryzen AI 5 340:3,838/20,355
Core Ultra 5 226V:3,902/18,813
※左からシングルスレッド、マルチスレッドのスコア

このように「いい勝負」ですし、メーカー公称のNPU性能もRyzen AI 5 340が最大50TOPS、Core Ultra 5 226Vが最大40TOPSと「むしろ上」です。

Yoga Slim 7 Gen 10はCPUだけでなく、モバイルノートPCとしてのパッケージングも優れています。RAM/SSDはビジネスには十分な容量でカスタマイズで増量も可能、ディスプレイは2.8K解像度の有機EL、Webカメラは顔認証対応でスピーカーも4つ搭載しています。これで13万円台というのは「激安」と考えていいでしょう。

4.関連リンク

執筆者:ウインタブ
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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ノートPCやタブレットのレビューを中心に、実用的な製品選びを提案する情報サイトです。
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