ブラックフライデーでミニPCの購入を検討されている方も多いと思います。実際、Amazonなどでは非常に安い(2万円以下)のミニPCセール品も目立ちます。今回はGMKtecのミニPCをいくつかご紹介したいと思います。ウインタブではここ数カ月の間に多数のGMKtec製品をレビューしていて、その品質を高く評価しているんですよね。
下記にご紹介する3つ(正確には4つ)のミニPCはいずれもウインタブで実機レビューをしていて、製品の品質がある程度わかっているものばかりですが、その上で読者の方におすすめできるものと判断しました。それとGMKtec製品は「安い」ですし、OSのライセンスにも不安がありません(一部の安価なミニPCはOSが「ボリュームライセンス」という、個人向けに販売できないものを搭載しています。当然Microsoftの規約違反です)。
GMKtecの販売サイトはこちらです
GMKtecのストアフロント:Amazon
GMKtecDirect:楽天
1.NucBox M7/M7 Pro
セール価格:
M7:48,735円から
M7 Pro:62,684円から
OS:Windows 11 Pro
CPU:
M7:Ryzen 7 PRO 6850H
M7 Pro:Ryzen 9 PRO 6950H
RAM:16GB/32GB
SSD:512GB/1TB
サイズ:132 × 125 × 58 mm/実測値637 g
GMKの新筐体採用モデルです。M7とM7 Proの違いはCPUの型番とRAM/ストレージ容量です。M7はRyzen 7 PRO/16GB/512GBという構成、M7 ProはRyzen 9 PRO/32GB/1TB or 2TBという構成です。
この製品はコストパフォーマンスという点でも品質という点でも個人的にはイチオシです。ミニPCとしてサイズはちょっと大きめですが、アクリル製の半透明の天板がデザインアクセントになっていますし、筐体内部へのアクセスもしやすく、ポートも充実、OCuLinkポートも搭載しています。冷却ファンが筐体上下に2つあり、冷却性能にも優れています。
M7はRyzen 7、M7 ProはRyzen 9搭載ですが、ウインタブで2機種レビューをしてみて、ベンチマークスコアを確認した限り両者に大きな差はありませんでした。なので、RAMとSSDの容量で選んでしまってもいいんじゃないか、という気はします。つまり「とにかく安い」のはM7で、48,735円という激安価格になっていますが、RAMが32GB、SSDが1TBのM7 Proが62,684円というのも割高感はありません。むしろ長く愛用するつもりならM7 Proのほうがいいかもしれないですね。
このあとご紹介するK8 Plusとはほぼ同一筐体で、M7/M7 ProのCPUが旧世代であるため、性能面ではK8 Plusのほうが上です。ただ「ビジネス用でたまに息抜きでゲームをする」くらいならM7/M7 Proでもなんのストレスもないです。48,735円にせよ62,684円にせよ、めちゃめちゃ安いと思います。
なお、この記事執筆時点でM7はAmazonはセール中ですが、楽天の方は12月4日からセール開始、ということなので、購入時期によってAmazonにするか楽天にするかを決められるといいと思います。
販売サイト:
NucBox M7(Ryzen 7):
Nucbox M7:Amazon
NucBox M7:楽天
NucBox M7 Pro(Ryzen 9)
Nucbox M7 Pro(32GB/1TB):Amazon
Nucbox M7 Pro(32GB/2TB):Amazon
NucBox M7 Pro(32GB/1TB):楽天
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2.NucBox K8 Plus
セール価格:79,998円から
OS:Windows 11 Pro
CPU:Ryzen 7 8845HS
RAM:32GB
SSD:1TB/2TB
サイズ:132 × 125 × 58 mm/実測値630 g
K8 Plusは上でご紹介したM7/M7 Proとほぼ同一筐体(少し色が違ってます)、つまり新筐体を採用した製品です。外観とか冷却性能に関してはM7/M7 Proと同様「高級感があってよく冷え」ます。
ただし、搭載CPUの型番は新しく、Ryzen 7 8845HSなので、パフォーマンスはM7/M7 Proよりもワンランク上で、利用目的にもよりますが、個人的にはPCゲームなんかをすると多少の体感差が出てくるんじゃないかな、と思っています。
CPUが新しいぶんだけ価格も高く、RAM32GB/SSD1TBモデルで比較するとM7 Proが62,684円であるのに対し、K8 Plusは79,998円と17,314円の差があります。この差をどう見るかは人それぞれですが、PCの用途に高負荷なもの(グラフィック系の作業とかPCゲームなど)が多いのであればK8 Plusを選択するのもいいかな、と思います。
なお、M7/M7 Proと同様に、Amazonでは記事執筆現在で販売中ですが、楽天では12月4日からセール価格(79,990円)で販売開始となります。
GMKtec NucBox K8 Plus(32GB/1TB):Amazon
GMKtec NucBox K8 Plus(32GB/2TB):Amazon
GMKtec NucBox K8 Plus:楽天
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3.NucBox M5 Plus
セール価格:37,045円から
OS:Windows 11 Pro
CPU:Ryzen 7 5825U
RAM:16GB/32GB
ストレージ:512GB/1TB SSD
サイズ:128 x 127 x 47 mm/528 g
この製品はライターのオジルさんが実機レビューをしました。上にご紹介した2機種とは異なり新筐体ではありませんし、樹脂製で若干チープ感のある筐体ではありますが、冷却ファンを2つ搭載し、入出力ポートも充実した構成になっており、基本品質は高いです。
搭載CPUの世代がやや古く、その分価格も安い、製品です。とはいえ、Ryzen 7 5825Uの性能は現在でも十分に高く、人気のエントリーCPUであるIntel N100とは比較にならないくらいの実力があります。なので、ビジネス利用とか動画視聴、SNSなどでは全くストレスを感じることはありません。
ブラックフライデーセールではIntel N100/8GB/256GBくらいのスペックのミニPCが2万円前後で販売されており、NucBox M5 Plusはそれらの製品よりも高価ではあるのですが、GMKtec製だけにOSのライセンスに不安がなく、RAM/SSD容量も大きいことを考慮すると「どうせ買うならこのくらいのスペックにしてはいかが?」と思います。
なお、上の2機種と同じく、Amazonではこの記事公開時点で販売中ですが、楽天では12月4日からセール価格(38,999円)で販売開始となります。
販売サイト:
GMKtec NucBox M5 Plus:Amazon
GMKtec NucBox M5 Plus(32GB/1TB):Amazon
GMKtec NucBox M5 Plus:楽天
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4.関連リンク
GMKtecのストアフロント:Amazon
GMKtecDirect:楽天
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。