9月4日20:00から、楽天スーパーSALEがスタートします(9月11日1:59まで)。AmazonのスマイルSALE(9月4日23:59まで)と入れ替わる形でのセール開始ですね。今回は楽天スーパーSALEのセール品から、GMKtecのミニPCの情報をお伝えします。
1.主なセール品
GMKtecから案内されたセール品は下記のとおりです。参考のため、Amazonでの価格も掲載しました。また、楽天スーパーセールではポイント優遇も受けられますが、優遇されるポイントは人によって変わりますので、この表では考慮していません。
製品 | CPU | RAM/SSD | (参考)Amazon | 楽天セール価格 |
Nucbox G2Plus | N150 | 12/512 | 22,398 | 20,990 |
NucBox G10 | Ryzen 5 3500U | 16/512 | 26,998 | 26,600 |
NucBox M7 | Ryzen 7 PRO 6850H | 16/512 32/1TB |
48,728 59,719 |
46,780 57,900 |
NucBox K11 | Ryzen 9 8945HS | 32/1TB 32/2TB |
86,330 92,265 |
82,330 89,265 |
EVO-X1 | Ryzen AI 9 HX-370 | 32/1TB 32/2TB 64/1TB |
118,900 129,998 139,649 |
118,900 127,000 138,100 |
※販売開始時刻は9月4日20:00です
※製品名をクリックすると製品紹介記事(G2Plus)もしくは実機レビュー記事(G2Plus以外)が開きます
※Amazon、楽天の価格をクリックすると製品ページが開きます
※Amazonの価格は9月4日10:00現在のもの。製品ページにクーポンがある場合はそれを使用した価格です
2. セール品の一部をピックアップ
ウインタブでは上の一覧表にある5製品のうち4製品を実機レビューしています。また、これ以外にも非常に多くのGMKtec製品をレビューしており、その品質を高く評価しています。Intel N100やRyzen 5 3500U搭載機の場合(2万円台前半から半ばくらいで買えるミニPCの場合)、競合がかなり激しいと感じられ、単純な価格勝負ではGMKtec製品よりも安いものも見受けられますが、ウインタブとしては実機を試した経験が豊富なGMKtec製品を強くおすすめします。
以下に2つのセール品をピックアップしました。
NucBox M7
● 16GB/512GB:46,780円
● 32GB/1TB:57,900円
※製品ページの割引クーポンを使用した価格
OS | Windows 11 Pro |
---|---|
CPU | Ryzen 7 PRO 6850H |
RAM | 16GB / 32GB |
SSD | 512GB / 1TB |
サイズ | 132 × 125 × 58 mm / 実測値637 g |
個人的には「ウインタブ読者がリモートワークや自宅での仕事、動画視聴などのエンターテイメントに使うならM7がベスト」だと思っています。実機レビューでも非常に高く評価しました。
先に「ちょっとネガティブ」な点を書くと、やはりCPUの型番がやや古い、ということでしょうか。しかし、実機レビュー記事を見ていただければわかると思いますが、パフォーマンスは「十分に高い」です。NPUを内蔵していないということを除けば、メインPCとして不満なく使える実力があります。
筐体もいいです。2024年に導入した新筐体が使われていて、ミニPCとしてサイズは少し大きめではありますが、アクリル製の半透明の天板がデザインアクセントになっていますし、筐体内部へのアクセスもしやすく、ポートも充実、OCuLinkポートも搭載していますので、将来的に外付けGPU (eGPU)の接続もできます。また、冷却ファンが筐体上下に2つあり、冷却性能にも優れています。
楽天スーパーSALEでは16GB/512GB版がおそらく過去最安値になっていると思います。というかこれ、46,780円で買えるような品質の製品ではないです。おすすめ。
EVO-X1
● 32GB/1TB:118,900円
● 32GB/2TB:127,000円
● 64GB/1TB:138,100円
※製品ページの割引クーポンを使用した価格
OS | Windows 11 Pro |
---|---|
CPU | Ryzen AI 9 HX 370 |
RAM | 32GB / 64GB |
SSD | 1TB / 2TB |
サイズ | 110.19 x 107.3 x 63.2 mm / 591g |
「EVOシリーズ」はGMKtecの最上位モデルです。他にEVO-X2(Ryzen AI Max+ 395搭載)、EVO-T1(Core Ultra 9 285H搭載)もありますが、EVO-X2は圧倒的な性能ながら価格が非常に高いですし、EVO-T1はNPU性能が低めなので、実用的にはEVO-X1が最もバランスの取れた選択肢だと思っています。
CPUのRyzen AI 9 HX 370は内蔵NPUが最大50TOPSに達し、Copilot+ PCの要件を満たす型番です。NPU以外のCPU/GPU性能も非常に高く、個人利用PCとしてはほとんどのことがこなせます(PCゲームもできますが、ガチゲーマー向けとまでは言えません)。またRAMも「オンボード8チャンネル」で極めて高速です。
あくまで個人的な見解ですが、リモートワークとか簡単な画像加工・動画編集程度に使うのであれば上に紹介したM7で十分なのではないか、と思っています。一方で「オンデバイスAI時代をにらんだCPU選びをしたい」とか「PCゲームや少々面倒な動画編集も視野に入れたい」ということなら、ちょっと奮発してRyzen AI 9 HX 370搭載のEVO-X1にするのが良いのではないでしょうか。
3. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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