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GPD WIN - うわ、なにこれ?なんと5.5インチサイズのWindowsマシンが登場!

GPD WIN
「GPD」ってご存じですか?私はよく知らないんですけど、中国の通販サイトなどでAndroidのゲームパッド(小型ゲーム機)が販売されていて、GPD製である、ということくらいは知ってました。香港の企業のようですね。それで、GPDがすごい製品を発表しています。「5.5インチのWindowsマシン」です。「え?そんなのあり?」って思うんですけど、この製品は米国のクラウドファンディング「INDIEGOGO」で目標出資額の5倍の金額を集めたそうです。個人的にはクラウドファンディングで話題になる製品ってほとんど日の目をみない、と考えていたのですが、ちょっと迂闊でしたね。

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私がこの製品が本当に発売されると知ったのは、いつものように中国の通販サイト「GEARBEST」に製品ページがあるのを発見したから、なんですが、もう少し調べてみたら「IT Media」にニュースが載ってました。

1.スペック

OS: Windows 10 Home
CPU: Intel Atom X5-Z8500
RAM: 4GB
ストレージ: 64GB eMMC
ディスプレイ: 5.5インチ(1,280 × 720)タッチ対応、ゴリラガラス
ネットワーク: 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1
入出力: USB 3.0 Type-C、USB 3.0、HDMI、オーディオ、microSD
バッテリー: 6,000mAh(6-8時間)
サイズ: 155 × 96 × 22 mm / 300 g

スペックを確認してみると、CPUはCherryTrail世代のAtomでも中位クラスのZ8500でRAMは4GBということなので、処理能力的には低価格帯のWindowsタブレットよりもやや上、ということになります。またストレージも64GBあるので、サイズは小さいですが十分に実用的なスペックです。

で、ディスプレイは5.5インチと極小ながら解像度は1,280 × 720ということなので、立派なものですね。また入出力ポートもかなり充実しています。ちなみにこの製品のサイズは任天堂3DS LL(156 x 93 x 22 mm)とほぼ同サイズです。

ゲーム機という位置づけですが、スペック表を見る限りノートPCとしても十分に使えそうな内容だな、と思います。というか、個人的にはこの製品を超小型ノートPCとして使ってみたいです。

2.筐体

GPD WIN 筐体1
筐体ですが、キーボード面はゲーム用のコントローラーとキーボードが双方備えられていて、ゴチャゴチャした印象があります。どちらかと言うとゲームコントローラーが主でキーボードが従、という感じに見えます。ゲームが主目的の人はこれでいいのかもしれませんが、フルWindowsを搭載し、低価格帯のタブレットを凌ぐ性能があるので、キーボード主体のバリエーションがあるともっといいかな、と思います。

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GPD WIN 筐体背面
入出力ポートは小さいサイズのわりにかなり充実していますね。外部ディスプレイとか外付けキーボード接続もラクラクこなせるでしょう。もちろんゲーム用のボタンもしっかりついてますけどね。

GPD WIN アイコンサイズ拡大
5.5インチということで、アイコンをタップするのはかなり厳しいと思われますが、メーカーの説明によればWindows OSの機能でアイコンが拡大できるから大丈夫、とのこと。

3.価格と発売時期

IT Mediaによれば、GPD WINは日本国内では緑屋電気が代理店となり、技適など国内向けの手続きを済ませた上で来春(2017年)発売予定とのことです。想定価格は55,000円とのこと。一方中国の通販サイト「GEARBEST」では「Arrival Notice」というステイタスになっており、まだプレセール(予約販売)も開始されていない状況です。なのであまりあてになりませんが、この記事を書いている時点での表示価格は330ドル(37,060円)です。

話がここまで具体化しているので国内販売が楽しみではありますが、私はまだこの製品が動いている映像を見たことがありません。クラウドファンディング経由の製品ということなので若干不安はありますが、GPD自体ゲームパッドでは実績のある会社ですし、早く動作しているところのデモ動画を見てみたいなあ、と思います。

あ、そうそう、国内のクラウドファンディング「Makuake」では即日支援枠が完了(つまり先行予約分完売)となっていたようなのですが、この記事を書いている6月5日現在で追加支援(オーダー)を受け付けています。価格は39,800円で、配送予定時期は10月中旬と、一般販売よりも安く、早く手に入るようですね。興味のある人は確認してみてください。

4.関連リンク

PCゲーマーへ朗報!コントローラ付ゲーム専用モバイルPC<GPD WIN>上陸!:Makuake
超小型Windows 10ノート「GPD WIN」日本上陸 ゲームパッド搭載、「3DS LL」と同等サイズ:IT Media
GPD WIN:GPD公式サイト 製品ページ

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コメント

  1. 匿名 より:

    もしかして3DSと同じ製造会社で作ってたりするのかな?iPadの製造会社が全く同じ型のAndoroidタブレットを作ってたこともあったし。

    5.5インチをフルに(スマホみたいにキーボードで半分近く占められたりせず)使えるなら実際ほとんどのことに困らないと思うから、結構楽しみです。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。新しいものが好きな人は結構出資しているようですよね。もう少しパソコンっぽいとよかったかな、と個人的には思っています。

  2. Astar より:

    indiegogoで出資済です。
    indiegogoはkickstarterと比べると出資は怖いのですが、GPDだから大丈夫だろうと見切りました。

    GPD-Winが大ウケしたので、いろいろ後続が出始めてますね。
    同Indiegogoで出資募集中の Gole1とか、
    PGS
    http://pgslab.com/
    とか。
    微妙に危険な匂いがするのでこちらには手を出してません(笑

    UPMC大好きなので、また流行ってくれると嬉しいな

    • wintab より:

      Astarさん、こんにちは、コメントありがとうございます。リンク先のはちょっとねえ、と私も思いました。この製品が、って意味ではないんですけど、クラウドファンディングって怪しいのもかなりありますよね。

  3. くまねこ より:

    GPD WInは目標額の5倍に到達してますし,今まで同様の製品を送り出しているので恐らく大丈夫なプロジェクトだと思いますが,まだ試作レベルの動画も無いというのが気がかりですね.
    出るには出るが予定よりは遅れそうな気配は感じます.出荷予定まで後4ヶ月しかありませんが現在完成していたとして生産に入ってもとても間に合わないでしょう.

    自分の用途としては微妙にマッチしていない部分があり出資はしませんでしたが気になる一台です.5.5インチは持ち運びには便利でしょうがゲームをするにはきついです.なぜならWindows用のゲームはそれほど小さなスクリーンサイズを想定して作られていないからですね.Steamではコントローラに対応してないゲームも多く面倒なことになることも多々あり,起動前に一手間必要なことも.基本がタッチ操作で小さな画面をを想定してるスマホやタブレットとは結構事情が違いますね.Winタブは基本的に軽いゲーム用だと割りきってます.

    エミュレーター用途であればケースを何とかすればラズパイがあるのでもっと安く済みますしスクリーンサイズも任意で選べます.微妙にマッチしないというのはこの辺りですね.
    スクリーンが7-8インチあれば検討したと思います.

    • wintab より:

      くまねこさん、こんにちは、コメントありがとうございます。確かにこのスペックだとストアアプリをメインで動かす、ということになるでしょうが、5.5インチだと厳しいかもしれませんね。スマホ用のインタフェースのほうが遊びやすいかも。もっと割りきって「5.5インチのビジネスPC」とかを狙って欲しかったかな。あ、でももっと使いにくいか…。