ドン・キホーテがノートPC「MUGA(ムガ) ストイックPC5」を発売しました。たまーに激安なPCを発売するドンキですが、このMUGA ストイックPC5は2021年5月に発売された「MUGA ストイック PC4」以来の14インチWindowsノートPCです。前身機からシステム構成と筐体が一新され、「使えるスペック」になりました。
1.製品概要
スペック表
MUGAストイックPC5 | |
OS | Windows 10 Home |
CPU | Intel N100 |
外部GPU | なし |
RAM | 8GB( LPDDR5) |
ストレージ | 256GB SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14.1インチ(1,920 × 1,080) |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C(USB PD対応)、USB3.0、HDMI、オーディオジャック |
カメラ | Webカメラ(2MP) |
バッテリー | 5,000mAh/7.6V |
サイズ | 323.4 × 219.9 × 19.9 mm |
重量 | 1,460 g |
コメント
CPUはIntel N100です。この型番は従来のCeleronシリーズの後継ですが、パフォーマンスは大幅に向上しています。
これはPassmarkが公表しているベンチマークスコアですが、前身機MUGA ストイックPC4が搭載していたCeleron N4120との性能差は非常に大きいと言うか、2倍以上のスコアになっています。ちなみに第8世代のCore i5-8250Uのスコアが5,895なので、Passmarkスコアだけ見れば第8世代のCore i5に匹敵する性能ということになります。
RAMとストレージも変わりました。前身機はRAM4GB/64GB eMMCでしたが、MUGA ストイックPC5ではRAM8GB/256GB SSDです。ウインタブでは日頃「RAMは16GB以上にしたい」という論調で記事を書いていますが、この製品の価格設定を考慮すれば「十分」な容量と言っていいでしょう。あと、今どき64GB eMMCというのはWindows PCとしては論外な容量なので、256GB SSDになった、というのはうれしいと言うより「これでまともに使える」と思えます。
ディスプレイは14.1インチサイズで解像度は1,920 × 1,080と「普通」です。前身機も同サイズ、同解像度でした。あと、IPSという表記が開示情報には含まれていなかったので、ドンキの実店舗で確認するしかなさそうです。また、通信周りでもWi-Fi6対応となりました。
筐体は前身機から変わりました。サイズを比較してみましょう。
PC5:323.4 × 219.9 × 19.9 mm / 1.46 kg
PC4:333 × 224 × 23 mm / 1.25 kg
タテ・ヨコサイズが小さくなりました。横幅は1センチほども小さいので、ディスプレイ面のベゼル幅もかなり細くなったと思います。一方でサイズがかなり重くなっています。ほぼ全ての面でレベルアップしたMUGA ストイックPC5ですが、「重量増」はちょっと残念です。
入出力ポート構成です。USBポートは2つ、うち1つがType-CでUSB PDに対応し、最大65Wでの充電が可能です。なお、ポートの数は前身機から減りました(USB Type-Aポートが1つ減り、microSDカードリーダーがなくなりました)。
それと、キーボードの画像がありませんが、日本語配列です。
2.価格など
MUGA(ムガ) ストイックPC5は全国のドン・キホーテ系列店舗(一部店舗を除く)で数量限定で販売中です。Webでの通販はありませんので、店舗に足を運ぶことになります。価格は税込み43,780円と、前身期の発売価格32,780円から1万円強高くなりました。また、プレスリリースによれば、「国内サポート」が受けられるようになったとのことです。
ドンキ製品についてはライターのかのあゆさんが過去に人柱となって「カンタンPad3」や「NANOTE」を購入レビューしていて、はっきり言って「痛い目」にあっていますが、この製品はスペックを見る限り悪くなさそうですよね。
3.関連リンク
お客さまの声に応えたら、MUGA史上最高スペックPCが完成!『MUGA(ムガ) ストイックPC5』:ドン・キホーテ プレスリリース
コメント
結局ノートPCの使える最低スペックはRAM8GB、ROM256GBになるんだよね。何年も前から変わってないと思うけどなんでRAM4GBとか出すんだろうね?
これ、筐体がchuwiのgemibookなんとかと全く一緒らしい
低スペック機擁護派のウインタブでもさすがにRAM4GBというのはちょっと…。あと、Chuwiはいろいろとやらかしていて、やらかすのは仕方ないとしても、その火消しがまともに出来ない会社だと評価しています。なので、たとえ同じ製品だとしても、ドン・キホーテブランド(ドンキが顧客と製造者の間に入っている)のほうがずっと安心だと思います。