
こんにちは。ウインタブでは2026年に入り「キャンプネタ」の記事を2本掲載しています (「冬のソロキャンプで低価格なタブレットを使ってみた」「中国メーカーの低価格タブレットを携えて、ふたたび冬のソロキャンプ」)。3年ほど前からキャンプが「新しい趣味」になりまして、今年はキャンプなどアウトドアレジャーとガジェットをミックスした旅行記・実践記を増やしたいと考えています。
なぜ私がキャンプ好きになったのは、「ウインタブのおかげ」なんですよね。以前「ポータブル電源」の実機レビューを立て続けにやりまして、製品レビューの一環として「車中泊に挑戦」した、というのがきっかけです。車中泊は子供のころにあこがれた「秘密基地」を思い出させてくれる楽しい体験でしたが、「それならいっそ『キャンプ』じゃね?」と考えたことがきっかけです。実際キャンプを始めてみると、これがまた楽しい!2023年9月に北海道に帰省した際には「ほかにも宿泊場所があるのにあえてキャンプ」したりもしました。この時はスーツケースにキャンプ用具を詰めて帰省したんですよね (キャンプ用具がなければリュックサックだけで間に合った)。
ウインタブでキャンプ関連の記事を掲載する際、必ずPCやタブレット、周辺機器なども登場させます。これは私の読者に対する最低限の仁義だと思っています。ただ、キャンプとガジェット、というのは若干こじつけ感が出てしまうときもあり、今後の記事執筆の在り方を考えないと…、と思っていたところ、「ワーケーション (Workcation。Work+Vacationの造語)」という概念があることに気づきました。この概念を記事に取り入れれば「キャンプなどのレジャーとガジェットを両立できる」はずです。
実際のところ、観光庁のHPを見てもワーケーションというのは本来「企業の福利厚生の一環」的な捉え方が主で、私のような個人事業主は役所的には「アウトオブ眼中」、もともと勤務時間や勤務場所の拘束を受けないのだから「キャンプ場で仕事したいんなら、勝手にやればいいじゃん」という話ではあるんですが、個人事業主と言えども、たまには気分転換のために作業場所を変えたくなります。ワーケーションという概念を当てはめると、気分転換のためにちょくちょくカフェとか図書館で仕事をしていたのが、キャンプ場とかリゾート地に変わる、ということです。
読者の皆さんの中にもリモートワークをしている、あるいはすることができる人が少なくないと思います。就業規則にもよりますが、緩めの会社 (失礼!)なら、所定の時間を仕事に充てれば、自宅外でリモートワークができると思います。それがカフェとかではなくてキャンプ場になるわけですね。
1.スケジュールとキャンプ場

今回のキャンプ地「9時17時道志オートキャンプ場」
ワーケーションを謳うので、ある程度しっかりスケジュールを設定しました。
3月17日
・8:30 自宅を出発
・10:00 キャンプ場着・仕事 (Work)開始
・12:00 昼休み
・13:00 仕事再開
・16:00 仕事終了・レジャー (Vacation)開始
・17:00 夕食・焚火等 (いずれもレジャーの範疇)
・22:00 就寝
※仕事に費やす時間は約5時間
3月18日
・7:00 起床
・7:30 朝食
・8:30 Work開始
・11:30 撤収
・12:00 ワーケーション終了、帰路に
※仕事に費やす時間は約3時間
今回が初のワーケーション体験ですから、Work半分、Vacation半分かな、と思ってこのようなスケジュールにしました。一般にキャンプ場のチェックイン時間は13時頃、チェックアウト時間は10~11時頃です。そのため、10時からワーケーションを開始したり、翌日12時に撤収するのは難しいです (アーリーチェックイン/レイトチェックアウトが可能なキャンプ場もあります。追加料金がかかりますけど)。
そこで、このスケジュールをすんなり満たせるキャンプ場「9時17時道志オートキャンプ場」を利用することにしました。このキャンプ場はその名の通り9時チェックイン、17時チェックアウトが「一泊料金で」利用可能です。さらにソロキャンプ料金が2,500円/日と格安で、私の自宅からも比較的近くてマイカーで1時間半程度です。そのため、キャンプ地としては「ここ一択」でした。

このキャンプ場は区画が平坦で広く、境界線には樹木が植えられており、地面は砂利がまかれています。ペグ (テントなどを固定する大型の釘状のもの)も入りやすく、テント設営・設営後の居住性に優れていますので、キャンプ初心者にはとても使いやすいところだと思います。
当日は平日ということもあってキャンプ客が少なく、景観を楽しむことができました。9時17時道志オートキャンプ場について、詳しくはこちらをご覧ください。
ゆっくりされたい方は、「クジゴジ」道志オートキャンプ場へ!!滞在時間最大32時間!:なっぷ
2. 初日の前半
非常に「美しい」スケジュールを組んだのですが「その通りになるわけねえだろ!」ということです。キャンプ場までの道中で事前に用意できなかったものを購入するために少し寄り道をし、結果30分ほど遅れて到着しました。
キャプ上に着いたら、とてもフレンドリーな管理人のおじさんと立ち話が始まってしまい、小一時間作業開始が遅れました。ただ、これはバケーションという点ではとてもいいことだと思いますので、笑って済ませることにしました。愛想の悪い管理人さんにブチ当たるほうが悲しいですし。

私はテントを4つ持っています (キャンプ好きな人の中では少ないほうです。ガジェクラさんでスマホを4台しか持っていない人は少数派でしょう。それと同じです)。その中で今回私が選んだのはNaturehike village5.0というテントです。天井が高く、小屋のような形状 (ロッジ型)で居住性がよく、設営は超簡単 (ワンタッチテント)、ファミリータイプで初心者も安心、でも「不自由さを楽しむのがキャンプ」な人にはちょっと面白くないテントです。
サイズが大きいのでワンタッチテントと言えども少し設営に手間取りましたが、割と短時間で準備ができました。

テント内部、すなわち作業場所です。道志村は3月だと夜間に氷点下まで気温が下がることもあるようなので、テントの下にグランドシート、テントの中にダイソーで330円で買ったブルーシートを敷きました。
…この写真を見る限り、「結構快適そう」でしょ?テントやチェアは収納袋から出した直後なのでシワシワですが、少し経てば見苦しくない程度にはシワが取れます。
テントなどの設営を終えたらもう12時。当初のスケジュールから2時間くらい遅れてしまいましたので、すぐに仕事に取り掛かりました。

今回持参したのは16インチスタンダードノートの「dynabook C7/A」です。実機レビューのため、Dynabookからお借りしているのですが、レビュー記事公開前にこちらの記事を公開することになってしまいました。もちろんDynabookから外出先に持ち出すことの許可をいただいています。
12時から1時間ほどで記事を一本公開しました。この記事については前日に画像加工やスペック表の作成を済ませておいたので、比較的短時間で記事を公開できました。
3. 昼食

キャンプ場から車で数分のところに「道の駅どうし」があります。昼食はここでいただくことにしていました。一応、昼食については「仕事でもレジャーでもなく、休憩」という認識で、短時間で効率よく済ませることにしていました。

いただいたのはポークカレーの大盛り。たしか940円だったと思います。道の駅どうしのレストラン「手づくりキッチン」には鮎めしとか鹿肉シチューといった珍しいメニューもありましたが、ちょっとお高いので比較的安価なカレーにしました。これ、見た目よりも量が多く、「やべえ、いま満腹になったら夕食時に腹が減らない…」と思いつつ完食。
4. 初日の後半
14時ちょっと前にキャンプ場に戻り、仕事を再開しました。ここから17時までのほぼ4時間、びっしり仕事をしました。テント内の作業スペースといい、持ち込んだdynabookといい、作業環境は非常に満足できるものでしたし、天候も穏やかで騒音もなかったので、普段よりもむしろ集中して作業できたと思います。この時間帯ではライターの吟遊詩人さんの記事を公開したのと、翌日公開予定の記事の準備、そして諸事情でボツにした記事の編集をしました。…まあ、往々にして「諸事情でボツに」というのが「外部からはわからないが、最も労力を使う」んですよね…。あと、お取引先にメールを送ったりと、「ほぼ普通」に仕事をしました。
初日はここで仕事終了です。これ以降、夕食の調理や食事などをすべて含めてレジャーとして過ごすことに決めていました。

焚き火でビールとおつまみ。夕方の5時台から始められる、非常に贅沢な時間です。

夕食は完全に失敗しました。メインディッシュは業務スーパーで購入した99円のハンバーグにとろけるチーズをのせたものでしたが、これが「完全に99円の味」だったんですよね。それと焚き火での調理は火加減が難しく、早めに食べたら生焼けに、少し時間をかけたら今度は黒焦げに、という感じで「全然おいしくなかった」です。私に調理の才能がないというのもありますし、仕事にリソース(集中力)を割いた分、キャンプ飯のクオリティが下がった、というのもあるかもしれません。次回はカセットガスコンロを持ち込もう、と心に誓いました。

CASIO PRO TREK PRW-35で時刻の確認
食事を済ませ、あとは「ぼーっと火を見る」のを3時間ほどやりました。自宅に大量の薪があったので、それを消費したかった、というのもありますが、「そもそも焚き火をしたかった」というのが大きいです。
焚き火は21時過ぎに終了し、あとはテントの中で少しだけ動画を見たりして就寝しました。私、キャンプ場ではあまりよく眠れないのですが、今回は一定時間仕事をしたせいもあってか、またキャンプ場の区画が平坦だったせいか、しっかり眠れました。もちろん防寒対策はしっかりやってました。
5. 二日目
7時過ぎに起床、顔を洗って8時前から焚火で朝食を調理しました。夕食時と同様、火加減がうまくいかず、まともな朝食にはなりませんでした (なので画像もありません)。一番おいしかったのは「パック牛乳500 ml」でしたね。私、ひょっとしたらこのワーケーションで致死量を超える「お焦げ」を摂取したかもしれません。
9時頃から11時半頃まで作業をし、記事一本を公開、もう一本の公開準備をしたところでワーケーション終了です。テントを撤収し、管理人さんに一言挨拶をして12時過ぎに現地を出発しました。
あとは1時間半ほどかけて自宅に戻るだけ、だったのですが、せっかくなので通り道にある「道志の湯」に寄っていこうと思い、カーナビに使っているタブレットで行き先をセットしたら…
お休みでした…。残念、ここまでは事前にリサーチしていなかった…。
当初、「ワーケーションでは作業効率が落ちるだろうから、二日目は早めに家に帰って積み残した仕事をしよう」と思っていたのですが、予想以上に、というか自宅で作業するよりも仕事がはかどってしまったので、「せめてどこかに寄り道しよう。そういえば昼食のことを考えていなかった。」と思い、急遽思考を巡らせました。

で、コピオ相模原インターにある、私が大好きなラーメン店「元祖一条流がんこ総本家(二代目)」に行きました。

朝食のお焦げのため、そこまで空腹ではなかったので、普通の塩ラーメンをいただきました。この画像を見ただけで「うまいやつ」ってわかると思います。このお店のラーメンは「しっかりしょっぱい」ですし、本当においしいです。
ラーメンを食べ、自宅に戻ったのが14時半頃でした。
6. dynabook C7

今回のワーケーションでは「ほぼ記事の執筆のみ」で、これを支えてくれたのは16インチのスタンダードノート「dynabook C7/A」でした。私が外出先で使う私物ノートは「Lenovo ThinkPad X13 Gen 4」で、筐体サイズ・重量ともモバイル利用に適した製品ですが、「設置してしまえばdynabook C7/Aのほうが使いやすい」です。私は視力が悪いのでディスプレイは少しでも大きいほうがありがたいんです。キーボードに関しては使い慣れたThinkPadのキーボードに分がある、と個人的には思っていますが、サイズに余裕があり、テンキーやクリックボタンのついたタッチパッドを搭載するdynabook C7/Aも捨てがたいですし、dynabookのキーボードのほうが好みという人も少なくないでしょうね。
ちょっと心配だったのは「バッテリー持ち」です。C7/Aのメーカー公称のバッテリー駆動時間は「動画再生 約5時間」なので、ワーケーションを予定通りこなすには電源の手当が必要になります。今回私は容量25,000 mAhでUSB PD対応のモバイルバッテリーを持参しましたが、これ一台でC7/Aとスマホの充電が賄えました。ただし、余裕があったというわけではなく、C7/Aのディスプレイ輝度を少しだけ落としたり (日中はテント内が明るいので、あまり大きく輝度を落とせません)、アイドル時にはこまめに電源を切ったりしました。
C7/Aであるかにかかわらず、PCの利用時間が今回よりも長いと見込まれる場合は電源付きのキャンプサイトにするとかポータブル電源を持ち込むとかの配慮が必要かと思います。
dynabook C/AのWebオリジナルモデル「CZ/MA」はこちらの「特別サイト」からお得に購入できます。特別サイトの利用にはIDとパスワードが必要なので、こちらからコピペしてお使いください。また、会員登録 (無料)をするとさらにお買い得になります。
ID :dyna204cls / パスワード:T8Y7GRSV
7. まとめ ー すぐに次回の予定を立てます
思えば私はこれまでもキャンプ中にちょこちょこと仕事をしています。また、ライターさんとキャンプに行く際は記事の公開前の読み合わせをしたり、その他の打ち合わせをしたりと、なんだかんだ1時間くらい仕事をしたこともありました。ただ、これまでの経験と今回は明らかに様子が異なりました。
これまではキャンプ場で何らかの仕事をする際に「ああ、なんで自分はキャンプ場まで来てこんなことをやっているのだろう」などと考え、ある意味苦痛に感じられました。ライターさんがたを似たような気持ちにさせていたかもしれません。
しかし、「これはワーケーションである。よって仕事が半分、遊びが半分であり、どちらもキャンプの『主たる目的』である」と事前に決心することにより、「やむを得ず仕事をしている、させられている」感がなくなり、「仕事をするのが当然」になります。これ、気の持ちようが全然違います。
また、事前の準備は「仕事をするため」のものになります。今回持ち込んだテントは私の私物の中でも最もサイズが大きく居住性が高いものでした。本当は薪ストーブが使えるパップテントを使いたかったのですが、仕事をする環境としては今回のテントがベストだと判断しました。また、少しでも快適に仕事ができるよう、Dynabookにお願いしてサイズが大きめのdynabook C7/Aを持ち込みました。それと、普通のキャンプではタイムスケジュールなんて決めないですが、今回は「仕事と遊びをどう棲み分けるか」ということを念頭にスケジュールを立てました (全然そのとおりにはなりませんでしたけど)。
企業の施策としてのワーケーションは別として、個人としてのワーケーションは、結局のところ、「ただの言葉」でしかありません。しかし、「言霊」でもあると感じました。今回はワーケーション、と自分に対して宣言することにより、行動パターンもマインドも大きく変わりましたね。よって、「初回としては」非常に満足感がありました。すぐに次回の予定を立てることにします。
8. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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