Windows 10 Spring Creators Updateの配信が遅れています。バグ？トラブル？

こんにちは、ウインタブ（@WTab8）です。先日「Windows 10 Spring Creators Update（バージョン1803）をいちはやく導入してみますか？（Insider登録要）」という記事を書きました。そして、4月14日現在、私は自分のメインPC「TinkPad 13」とサブ用途のミニPC「VORKE V1 Plus」の2台をバージョン1803にアップデートしています。

国内外の情報サイトがこぞって報じていたのは「Spring Creators Updateは4月10日に一般ユーザー向けの配信開始」ということでした。しかし、残念ながら4月14日現在でも一般向け配信は開始されていません。
Windows 10のCreators Update配布開始は遅れる――重大バグ発見との情報：TechCrunch Japan

詳しくはリンク先の記事を読んでいただければいいのですが、「RTM（Release To Manufacturing、完成版）となるビルド17133に重大なバグが発見された」のがリリース遅れの理由で、さらに「問題はセキュリティー方面にあったのだと思う」と、非常に物騒なことが書かれています。

Spring Creators Updateに関し、日本では「海外ニュースサイトの受け売り」として報じられることが多いです。そして、海外ニュースサイトがこの種の記事を書く場合「According to my sources（私の情報源によれば）」と前置きするのがお約束のようになっています。要するに、最初からMicrosoftは公式に「4月10日にSpring Creators Updateを配信する」とは言っていません。リーク（流出）情報で「4月10日」という日付が浮かび上がったということです。もっというとMicrosoftはバージョン1803のことを「Spring Creators Update」と名付けてすらいません。

それでも「4月10日に配信開始予定だった」ということと「重大なバグが見つかった」ということは、おそらく事実だと思います。報道に携わるものがリーク記事の情報源を秘匿するというのは情報提供者保護の観点から当然ですし、「According to my sources」以上のことは書けないでしょう。複数の情報サイトの「my sources」が同じことを言ったのだろうと思いますので、信憑性は高いと思います。

しかし、外見上はあくまで「Microsoftは最初からSpring Creators Updateの配信を4月10日にするとは宣言しておらず、したがって遅れていると決めつけることはできない」ということです。

また、個人的に「問題はセキュリティ」というのも違うのではないか、と思います。ビルド17133は非常に多くのWindows Insiderに配信されており、もしセキュリティ上の「重要なバグ」があるのだとしたら、さすがにMicrosoftはそれを隠したりしないだろう、と思うからです（真相はわかりません）。

今回の「配信延期」を踏まえ、「じゃInsiderでリリースプレビューをインストールしよう」と思うのか、あるいは「正式に一般向け配信が開始されてからのほうが安全」と思うのか、それは人それぞれです。もちろん後者のほうが賢いのではないか、と思いますが、気になるのは「どのくらい遅れるのか？」ということですね。早ければ4月17日でしょうし、遅くても4月中には配信されるだろうと思いますが、このあたりは海外ニュースサイトが「my sources」を駆使しても、正確なところはわからないようです。また、ビルド番号については「17133のまま」とする記事が多数派ですが、「17134かも」という記事も一部目にしています。

とりあえず、私はもうインストールしちゃいましたし、古いバージョン（Windows.old）を削除してしまったんで、どうしようもないですw

関連リンク

Windows 10 Spring Creators Update（バージョン1803）をいちはやく導入してみますか？（Insider登録要）