こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。4日間ほど北海道の両親宅に帰省しました。息子たち(私の兄弟と私)は本州在住なので、頻繁に帰省するのは難しいのですが、両親は高齢で体調がよろしくないことも多くなってきていますので、ここ2年ほどは帰省の頻度が上がり、兄弟で交互に、おおよそ3カ月に1度くらいは顔を見に行くようにしています。
帰省に伴う交通費はバカにならず、できるだけLCC(格安航空会社)を利用するようにしています。でも、今回は「ダイナマイトに安い」JRの企画きっぷを使いました。
JR東日本の「大人の休日倶楽部パス」ってご存じですか?これね、JR東日本とJR北海道の新幹線を含む全線が5日間乗り放題になる、というもので、お値段は26,620円です。私の場合、東京から新函館北斗まで北海道新幹線で、新函館北斗から両親の地元駅まで在来線特急を使うことになるのですが、片道の正規運賃(特急料金含む)が26,150円です。つまり、このパスを使うと「半額になる」ということで、さらに5日間の有効期限内であれば「気まぐれに途中下車したり、ちょっと札幌まで遊びに行く」のも無料です。
特に若い人なら飛びつきたくなるような好条件ですが、残念ながら「50歳以上限定」なんですよね。なので、私(50歳を越えています)が娘たちと一緒に帰省する場合でも、娘たちはこのきっぷは使えません。ウインタブは幅広い年齢層の読者がいますので、JR東日本が使えて50歳以上の人はぜひこのきっぷについてチェックしてみてください。
大人の休日倶楽部パス:JR東日本
※年3回販売されていて、今回の分は7月1日に終了します
1.北海道新幹線「はやぶさ」
新幹線と飛行機、どっちが早く両親宅に着けるか、と言いますと、私の場合は「飛行機のほうが1時間弱早い」です。もちろんこれは「ドアツードア」の場合で、自宅からの私鉄とか北海道についてからの在来線特急の時間や乗り換え待ちの時間も含みます。
ただし、「飛行機のほうが圧倒的にめんどくさい」です。だって、フライト時間の、なんだかんだ言って1時間くらい前には空港に着いていなくてはならないし、厳重な手荷物検査もあります。あと、私の場合「空を飛ぶより地上を走るほうが圧倒的にストレスが小さい」ですね。なので、今回鉄道で帰省するのがとても楽しみでした。
東京駅から乗車した北海道新幹線は「はやぶさ」です。普通の指定席でした。
これが座席の様子。例によって「貧乏暇なし」なので、乗車中はずーっとPCでウインタブの記事を執筆する予定でした。東京から新函館北斗まで約4時間かかりますので、うまくいけばかなり順調に仕事を進められそうに思いました。
旅のお供は「MSI Modern 14 C12M」です。MSIから少し長めにお借りしている製品で、私物ではありません。実機レビューはこちらです。
MSI Modern 14 C12Mの実機レビュー - Alder Lake-UのCore i7を搭載、軽快なイメージの14インチモバイルノート
新幹線は在来線に比べ席の間隔(前後)が広く、ゆったり作業ができそうに思われたのですが、テーブルは思ったよりも大きくないですね。MSI Modern 14 C12Mのサイズは「319.9 × 223 × 19.35 mm」なのですが、マウス(Logicool MX Anywhere 3)の置き場所が足りない感じです。また、テーブルにはカップホルダー(くぼみ)がありますので、マウス操作には大きな制約がありました。
で、作業がはかどったか、という点ですが、テキスト入力という点では非常に快適でした。ただし、画像加工など、どうしてもマウスが欲しくなる場面だと結構なストレスを感じました。
Modern 14 C12Mの場合、割り切ってマウスは使わず、タッチパッドで作業するようにすると使いやすいと思います。ただし、その前にタッチパッドにある程度慣れておく(私は普段、タッチパッドはほとんど使いません)とよさそうです。
あと、13.3インチでアスペクト比(画面の縦横比)16:10のモバイルノートであれば横幅が300 mmを切るものもあるので、その場合はマウスとの併用もギリ可能かもしれません。
作業に関してはもうひとつ、というかもっと大きな制約がありました。「盛岡を過ぎたあたり」からネット接続がかなり不安定になってしまったんです。新幹線についているフリーWi-Fi、手持ちのモバイルルーターのいずれもうまく接続ができませんでした(トンネルがかなり多かったせいもあると思います)。私はブラウザー上でWordPressを使って作業することがほとんどなので、まともにネット接続できない、というのが最大のネックでしたね。
そんなわけで、4時間の乗車中、集中して作業ができたのは正味2時間ほどでした。
なお、実機レビューでは「MSI Modern 14 C12Mのバッテリー駆動時間は約4時間、ディスプレイを暗くすれば5時間くらいまでは行けるかも」と評価したのですが、実際にディスプレイを一番暗くして3時間ほど作業(電源を入れて何かに使っていた、という意味で、上記の「正味作業時間」とはカウント方法が異なります)して、バッテリー消費は52%ほどだったので、実機レビューの評価よりももう少しバッテリー駆動時間は長そうです(6時間弱くらいまで行けるかも)。
ただし「はやぶさ」にはコンセントがありました。この点も列車内でPC作業をする場合にはとても重要な情報です。特に今回の東京-新函館北斗とか、東京-博多などの長距離移動の場合、乗車する車両にコンセントがあるかないかは事前に確認しておくほうがいいと思います。
2.北海道は大雨!
鉄道に詳しくない人、北海道に土地勘のない人のためにご説明しますと、「新函館北斗」という駅は「函館」駅とは別です。北海道新幹線は函館駅を通りません。
しかし、帰省当日、北海道は大雨で、私が乗り換える予定の在来線特急が運休になってしまいました…。次の在来線特急は約1時間半後とのこと(こちらは運休ではありませんでしたが、その時点では運休になるかもしれない、と思っていました)。
「しょうがねえなあ、函館に出てみるか…」ということで、函館駅に向かいました(新函館北斗から函館までの普通列車は動いていました)。
函館駅では、在来線特急の指定席が確保できました(運航再開しました)。ただ、待ち時間が1時間ある…。
函館、というか道南地方での超有名店「ラッキーピエロ」に行ってみることにしました。駅の窓口で駅員さんに聞いたら「すぐ近くにある」ということだったので…。このお店、函館近郊にしか店舗がなく、北海道内では名前が通っているようなのですが、私自身はこれまで一度も行ったことがありません。
横殴りの雨の中、駅から歩いて2~3分くらいの場所に「ラッキーピエロ函館駅前店」がありました!
頼んだのは一番人気らしい「チャイニーズチキンバーガー特上(チーズと目玉焼きが入っている)」です。単品で税込み517円と、結構いいお値段でしたが、
ボリュームは圧倒的(すみません、画像がきれいに撮れてませんけど、ここインスタじゃないんでご容赦ください)。私、結構食が太いほうなんですけど、1個で満腹になりました。甘辛く味付けした唐揚げが3個入っていて、味も素晴らしいものでした。
函館に行かれる予定の人、朝市でイカ食べるのも結構ですが、ラッキーピエロは絶対に外さないようにしましょう…。
3.在来線特急「北斗」
すったもんだあり(個人的にはラッキーピエロに行けたので満足でしたけど)ましたが、無事に在来線特急「北斗」に乗ることができました。
北斗の車内は席間が「はやぶさ」よりも少し狭いと感じられたものの、それ以外は「ほぼ一緒」でした。テーブルもおそらく同サイズだったと思います。そして、都市部を離れてしまうとWi-Fiがつながりにくい、という点も同じですね。北斗には2時間ほど乗車しましたが、Wi-Fi接続がうまくできなかったことと、そもそも私がバテてきた、ということで、30分くらいで作業を切り上げました。
また、北斗にはコンセントもありませんでした(グリーン車の一部のみにコンセントがあるようです。また、一部の車両のデッキのところにもコンセントがあるのを確認しています)。
4.ちょっとだけ観光
私、生まれも育ちも北海道です。しかし「北海道のことをよく知らない読者にいろいろと教えてあげるのだ」というのは無理です。「そうするには北海道はでかすぎる」し、そもそも私が生まれたのは小樽、大学は札幌ですが、現在両親が住んでいるのは胆振地方で、私には全然土地勘がない場所なんです。
胆振地方にある、比較的名の通っている都市に「苫小牧」「室蘭」があります。また、有名な温泉場に「登別温泉」「洞爺湖温泉」があります。ただ、北海道観光の拠点になりそうな札幌からはそんなに近くもありませんし、他の都府県と違って「函館と札幌、知床を日帰りで観光する」ようなスケジューリングは不可能なので、観光客として胆振地方を訪れる可能性はあまり高くないかもしれません。
ほんの少しですが、せっかく記事にしているので、洞爺湖周辺をちょっとだけ観光してみました。
読者の皆さんにも見ていただきたいのが「昭和新山」です。溶岩が流れ出ることなく、その場に隆起してできた山で、ご覧の通り「不毛」です。ビジュアル的なインパクトは抜群、「バエる(映える)」記念撮影ができると思います。
昭和新山に隣接して、「クマ牧場」がありました。
中はまあ、「お約束」な感じですねw 入場料850円ですが規模が小さく、個人的には「登別温泉のクマ牧場のほうがいいだろう」と思います。まあ、昭和新山も見たいしクマも見たい、ということなら悪くないと思いますけど。
洞爺湖です。ここも昭和新山のすぐそば。大きな湖(日本で9番目の大きさ)で温泉街があり、胆振地方だけでなく札幌方面からも人気です。ちなみに私は小学校の修学旅行先が洞爺湖でした。こういうところではお約束ともいえる遊覧船やスワンボートなどもあります。詳しくはこちらで。
湖畔には温泉街もあります。個人的にこのようなメジャーな温泉街は「型にはめられに行く(つまり、余計なことを考えずに素直に温泉に入り、フルーツ牛乳もしくはコーヒー牛乳を飲み、卓球をし、そしてご馳走をいただきつつ酔っぱらう)」のが正しい姿だと思っていますが、その意味では最高の温泉街だと思います。
5.室蘭カレーラーメン
北海道でラーメンといえば札幌や旭川を思い浮かべると思います。しかし、「室蘭カレーラーメン」というご当地ラーメンがありまして、こちらもぜひ試していただきたいですね。この画像は「チーズ入りカレーラーメン」で、実は今回の帰省ではなく、3カ月ほど前に帰省した際に撮影したものですが、「おいしかった」です。「室蘭」を名乗っていないかもしれませんが、札幌などでもカレーラーメンを食べることができますので、北海道にお越しの際はぜひ!
6.まとめ
今回はちょっとした旅行記を書いてみました。実際のところ、純然たる休日ではなく、事情があって帰省したものの、仕事をする必要もありましたので、MSI Modern 14 C12Mを旅のお供にして、移動中や両親宅で活用させてもらいました。
今回は「北海道新幹線で」「北海道内の在来線特急で」PCを使ってみましたが、今年はちょくちょくお出かけしたいと思っていますし、Modern 14 C12M以外のPCでもいろいろなことを試してみたいと思います。実機レビューのような「型どおり」の「試用」ではなく、「肌感覚」での使用感をお伝えしてみたいですし、旅レポとか食レポも適度に織り交ぜていきたいですね。
7.関連リンク
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