こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。「LANパーティ」という言葉をご存知でしょうか?詳しくはWikipediaをご覧いただければ、と思いますが、簡単に言うとゲーマーなどのPCユーザーが、自分のPCを持ち寄り(BYOC、Bring your own computer)、それぞれのPCをネットワーク接続して楽しむ「オフラインイベント」です。LANパーティは2名以上いればできますので、日本のあちこちで毎日のように開催されていると思います。
「C4LAN」というのは大規模な、おそらく日本最大級のLANパーティで、数百名が参加する一大イベントです。2016年10月に初めて開催され、今回の「C4LAN 2018 WINTER」は2018年12月7日(金)15時50分から9日(日)16時まで、72時間にわたって「無休止オールナイト」で開催されています。
ウインタブでライターをしてくれているtakumiさんも参加される、ということで、ウインタブもメディア申請の上、会場にお邪魔することにしました。
会場はベルサール高田馬場です。高田馬場に行くのは数年ぶりでしたが、会場の建物は高田馬場とは思えないくらい(失礼!)にキレイで大規模な施設でした。
機材搬入前の会場の様子です。LANパーティは原則として参加者が自分のPCを持ち込むことになっているので、「席のみ」が大量に用意されています。今回の席数は432席です。
開催中の席はこんな感じになります。広大な会場の、大量の席が全部埋まり、テーブル上も所狭しとPCが並びます。
「無言で黙々と対戦している」姿をイメージしてお邪魔したのですが、実際には全然そんなことはなく、「和気あいあい」という雰囲気でした。もちろんゲームに没頭している人もいますが、どちらかと言うと皆さんコミュニケーションを楽しんでいる感じです。単にゲームをするだけならオフラインで集まる必要もないですもんね。
所定の座席(有料)だけでなく、参加者が自由に使える丸テーブルなんかも配置され、食事をとったりボードゲームをしたり、といった使われ方をしていました。
立派なステージもありました。このステージ上では断続的にイベントが開催され、もちろん「参加自由」です。私がお邪魔した際にもイベントが開催されていましたが、「参加したい人が参加し、見たい人が見る」という感じで、ある意味「空気」のような存在感でした。
「イベントサポーター」という、スポンサー企業もブースを出していました。この画像はドスパラで、「ドスパラC4LAN店」というブース名でした。
こちらはioデータ。
スポンサー企業も一般的なイベント出展という感じではなく、参加者に自社製品を試してもらったり、ドリンク(こういうイベントのドリンクはなぜか基本的にモンスターエナジー)や軽食を差し入れするなど、「スポンサー」というよりは本当に「サポーター」という感じのスタンスです。
C4LAN、今回分はチケット販売が終了していますが、参加費用は下記のとおりです。
A: 全日程入場券 (BYOC席つき):12,000円
B: 全日程入場券 (席なし):3,000円
C: 単日入場券 (席なし):2,000円
D: BYOCオプション: PC席付きアップグレード:7,000円
E: BYOCオプション: モニターレンタル:5,000円
F: BYOCオプション: ゲーミングチェアレンタル:5,000円
※上記のD-Fは機材のレンタル用なので、入場するにはA-Cのいずれかが必要
会場でtakumiさんに会い、少し話を聞きました(たくさん聞いても良かったのですが、せっかくのお祭りに無粋かと思いまして…)。C4LANは全国から参加者が集まり、「72時間通しで滞在する」のが普通、とのことです。なので、上記Aに関しては、チケットは瞬殺となっていたようです。takumiさんも仮眠を取りつつ3日間フル参加の予定、とのことでした。
BとCの「席なし」というのはPCやゲーム機を持ち込まない、観覧参加者向けの入場券です。上に書いた「丸テーブル(自由休憩席)」を自由に使えます。「ボードゲームやモバイルゲームを遊ばれたい方や、持ち込み席に参加しているご友人と軽く遊ばれる方に最適です」とのこと。
記事の冒頭に書きましたが、今回私は取材目的で入場させていただきました。しばらく会場に滞在していたのですが、居心地そのものは非常によく、会場の雰囲気も和やかでした。
一方で、「目的なし」で単日入場券を購入し参加してもあまり意味はないだろうと思います。席もなく、目的もなく、ただ行ってみるだけ、というのはさすがに手持ち無沙汰でしょうね。各種のイベントにせよ、スポンサー企業のブースにせよ、ゲーマーの利用を念頭に組まれていますし、それらはあくまでもLANパーティでは脇役という位置づけですしね。
C4LANは上級ゲーマーだけが参加を歓迎されるイベントではありません。また、イベントを通じて友達(ゲーム仲間)ができたり、わからないところを助けてもらったり、というメリットも大きいようです。なので、オンラインゲーム初心者の人も、次回のC4LANには「休暇をとって」フル参加してみてはいかがですか?
関連リンク
C4LAN 2018 WINTER:公式サイト
コメント
昔はテーブルゲームのオフイベなんか盛んでした
観覧サイドはもう少し安くないとちょっとのぞいてみると言った層には厳しいですね
将棋なんかは、プロ同士の直接対戦が見れたりしますし、指導もしてもらえます
夏コミでは、ハイスコアガールブースでプロと対戦交流なんかもありましたし
そういった普及を目的とした開催にすれば席なしなんかの参加者も満足できるんじゃないでしょうかね
なおさん、こんにちは。おっしゃる通り、私は取材目的でお邪魔したというのもありまして、今ひとつ溶け込めなかったといいますか、雰囲気をエンジョイできませんでした。行くならPC持ち込みで腰を据えて参加したいです。
ただ見たい人は会場からの配信を見たらいいのでは?
身も蓋もないですね
オフイベはいらないということでしょうか?
ふらっと寄って参加するには敷居は低い方がいいと言う話ですよ
こんにちは、実際立地的にそう簡単に行けない人もいると思うので、それもいいと思います。あと、いうなればこれ「巨大なオフ会」でもあると思うんで、会場に足を運ぶというのも面白いと思います。