こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。ますます2 in 1が欲しい病が悪化してしまい、実機の品定めをしています。これまでは「Intelの新CPU(Cherrytrail)が出るまで待とう」的な考えだったんですが、2014年末という話から遅れているような気がするし、Windows 10もリリースは2015年春だと言われていたものが半年くらいは遅れそうなので、「いま買っちゃおうかなあ」という気持ちが強くなっています。
とはいえ貧乏ウインタブなので、高額なものは買えそうになく、4~5万円くらいの予算で検討を進めています。
実際のところ、私の予算では選択肢は2つしかないように思っています。はい、タイトルの2機種ですね。もちろん予算内で選べる2 in 1は他にもありますが、私のニーズは「ヒンジがついていて、膝の上でも使えること」なんです。この条件を取り去れば一気に選択の幅は広がるのですが、個人的な考えとして「2 in 1なんだから、キーボードを装着したらほぼ完全なノートPCであってほしい」というのがどうしても譲れません。あくまで私個人の意見なので、あまり気にしないでください…。
1.筐体
これはAspire Switchの勝ちだと思います。この価格帯としてはどう考えても筐体にお金をかけています。ディスプレイに有名な強化ガラスであるGorilla Glassを採用し、視認性の向上にLumiFlex、タッチ精度の向上にZero Air Gapと、いわゆるスペック表に書きにくいようなところに技術を投入し、ヒンジもSnap Hingeというテクノロジーをおごっています。高額商品ならともかく、4万円台でここまでやるか?位なものです。天板もヘアライン加工のアルミですし、外観は文句がつけられません。
TransBookも決して悪くはありません。Aspire Switchのようにいろんな名称はついていませんが、水準以上の筐体だと思いますし、ヒンジもしっかりしています。低価格版のT100TAはカラーバリエーションにホワイトとレッドが用意されていて楽しくなりますし、上位モデルのT100TAMはヘアライン加工のメタルトップに高級感があります。
じつは先日、ヨドバシカメラで2つとも実機を触ってみました。見た目完全にノートPCで、外見上は優劣がつけられないくらい素晴らしい筐体でした。おそらくどちらを買っても後悔しないと思われます。ただ、上記の通り耐久性や視認性にお金をかけていることが明白な分、どうしてもAspire Switchの方が上、と言わざるを得ません。
それともう1つ、人によっては非常に重要な話ですが、Aspire Switchのアスペクト比は16:10(1280×800)でTransBookのアスペクト比は16:9(1366×768)です。どっちが使いやすいかというと、大多数の人にはAspire Switchです。10インチモニタならば複数ウインドウを並列して表示させることは少ないと思うので、横長画面でないほうが使い勝手は良くなると思います。
2.性能
これは確実にTransBookの方が上です。ともにRAMは2GB、OSは32ビットですが、CPUに明らかな違いがあります。
TransBook: Intel Atom Z3775(1.46GHz/バースト時2.39GHz)ベンチマークスコア1,335
Aspire Switch: Intel Atom Z3735F(1.33GHz/バースト時1.83 GHz)ベンチマークスコア931
※ベンチマークスコアはPassMarkによる
もちろんOfficeやWebブラウジングでそんなに差は出ないと思いますが、ベンチマークの結果も明らかに違いますし、価格差があまりない中でCPUのスペックがこれだけ違うと、考えこまざるを得ませんよね。
3.ストレージ他
TransBookもAspire Switchも複数のモデルがあり、価格帯も異なります。10月20日現在の実売価格(Amazon)で高い方から順に並べると
モデル名(内蔵ストレージ/内蔵HDD/Officeタイプ):税込価格
Aspire Switch SW5-012-F12D/SF(64GB/500GB/Home&Business)58,462円
TransBook T100TAM(64GB/500GB/Home&Business)55,000円(予想)
TransBook T100TA(32GB/500GB/Home&Business)49,208円
Aspire Switch SW5-012-F12P/S(64GB/なし/なし)48,384円
となります。最も低価格なのはAspire Switchのベースモデルですが、Officeがつきません。次に安いのがTransBookのストレージ32GBモデルです。
個人的にはOffice365 Soloを契約し、現状手持ちのライセンスが余っている状態なのでOfficeは付属しないほうがいいです。そしてOffice365にはOneDrive1TBがついてくるので500GBのハードディスクも不要です。ということならもう、Aspire Switchのベースモデルでいいじゃん!ということになりますが、やっぱりそうかなあ…。
私のことはさておき、この2機種の選択は非常に難しいものがあります。筐体でAspire Switchを選ぶのか、CPU性能でTransBookを選ぶのか、ということになりますね。私の結論はこの記事を書いていてなんとなくわかってきたような気もしますが、普遍的な結論なんて出せないですね。でも、どっちを選んでも後悔はなさそうです。
4.関連リンク
ASUS TransBook T100TAM - 大人気の2 in 1 PCにハイグレードモデルが追加されました
ASUS TransBook T100TA - CPUがパワーアップしてカラフルになったよ!
acer Aspire Switch 10 - 美しさと耐久性にこだわった新顔 2 in 1