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NEC LAVIE Home Mobile(LAVIE Direct HM)- スタンダードノートを一回り小さくした、14インチの「ホームモバイルPC」

NEC LAVIE Home Mobile(LAVIE Direct HM)
NECが14インチのノートPC「LAVIE Home Mobile」を発売しました。なお、この名称は家電量販店などで販売されるカタログモデルのもので、直販サイトNEC Directで販売されるカスタマイズモデルは「LAVIE Direct HM」という名称になります。この記事ではカスマイズモデルのほうを中心にご紹介します。

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「ホームモバイルPC」とはまた聞き慣れない言葉ですが…。ある意味「ホーム」と「モバイル」は両立しないような気もしますけど…。

1.スペック

NEC LAVIE Home Mobile(LAVIE Direct HM)
NEC Directで販売されるカスタマイズモデルはその名の通り注文時に構成をカスタマイズすることができます。システムの基本構成だとOSのバージョン、CPUの型番、RAMとストレージの容量がカスタマイズ項目になります。

CPUは3種類で、最低構成だとCeleron、上位構成ならCore i5あるいはCore i7を選べます。ただし、Core iプロセッサーは第8世代(Whiskey Lake)にとどまり、第10世代(Comet LakeやIce Lake)ではありません。この点、気になる人もいるかも知れませんね。11月28日発売のニューモデルですし。

RAMは最低で4GB、最大で16GBです。Core i5やi7を選ぶのならRAMは8GB以上にしておくほうがいいでしょう。ストレージはSSD専用で256GBから1TBまでを選択可能です。

ディスプレイは14インチのFHD解像度で、IPSという表記はありませんがNECのディスプレイ品質は高く、ほぼ確実にIPS相当のものが使われていると思います。

入出力ポートは14インチサイズとしては充実しています。特に有線LANポートやSDカードは「モバイルノート」では省かれてしまう傾向がありますので、これらの装備が残っているのは歓迎したいところです。

で、「ホームモバイルPC」です。この製品は14インチと、一般的なモバイルノートとしてはやや大きめで、筐体重量も1.5 kgあります。ウインタブの主張は「モバイルノートは1.5 kgまで」ということなのですが、その主張に照らせば「ギリOK」です。ただ、NECが言っているのは「家庭内であちこち持ち運べる」ということなんです。だから「ホームモバイル」と表記しているんですね。

ウインタブの定義する「モバイルノート」のニーズというのは少し原理主義的なところがあり、「毎日持ち歩く」前提で考えているんですが、必ずしも毎日持ち歩くわけではない、という人のほうが実は多いのではないか、という気もします。「週に1回くらい」とか「月に2回くらい」というパターンも多いでしょう。そうなるとひたすら軽ければいいというわけでもなく、1.5 kgあっても拡張性に優れ、画面が少し大きめなノートPCのほうがいい、という考え方もあります。なので、「ホーム」だけでなく「ビジネス」でもニーズはあると思います。

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2.筐体

NEC LAVIE Home Mobile(LAVIE Direct HM)
ディスプレイ面とキーボード面を一緒に…。この製品、筐体サイズはそこまで絞り込まれていません。横幅の326.8 mmというのは他社の14インチモバイルノートよりも少し大きめです。そのためベゼルは太いということはないものの、他社の上位モデルのように極細という感じではありません。

キーボードはJIS標準配列で85キー、キーピッチ19.4mm、キーストローク1.4mmと開示されています。14インチサイズなのでテンキーはついていませんが、NECでは「A4ノート(15.6インチ)並みのキーボード」と表記しています。つまり、キーピッチ、キーストロークとも余裕があり、タイピングしやすい、という意味ですね。また、この製品はヒンジを開口すると筐体後部がせり上がり、キーボード面に適度な角度がつく「リフトアップヒンジ」構造を採用しています。

それと、この製品のスピーカーはシステムは「ヤマハ製 AudioEngine」です。ヤマハのシステムというのはウインタブでは試用した経験がありませんが、「おっさん的には歓迎したいメーカーだよね」と思います。

NEC LAVIE Home Mobile(LAVIE Direct HM)

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側面と入出力ポートの配置です。スペックのところで説明したとおり、入出力ポートの数と種類は充実しているほうです。それと、側面を見るとモバイルノートとしては結構な厚みがあり、どちらかと言うと15.6インチスタンダードノートに近い雰囲気があります。

NEC LAVIE Home Mobile(LAVIE Direct HM)
筐体色は3色。「パールホワイト」「ネイビーブルー」「パールブラック」です。このあたりの配色もスタンダードノートっぽいと感じられます。

3.価格など

LAVIE Direct HMはNEC Directで販売中で、12月2日現在の価格は115,800円(税込み127,380円)から、となっていますが、NEC Directではクーポン割引が常態化しており、この製品にも10%OFFとなるクーポンが用意されています(クーポンは製品ページにあります)

「ホームモバイルPC」というのは「モバイルノートを大きくした」のではなく「スタンダードノートを小さくした」もの、と思われました。筐体サイズだけでなく、筐体色や製品の雰囲気がそれを物語っていると思います。ただ、日本の伝統大手メーカーの15.6インチスタンダードノートというのは依然として家電量販店では「売れ筋」で、当然激しい競争にさらされていることもあり、非常に出来が良いです。なので、その「出来の良い」スタンダードノートをひと回り小さくして可搬性を上げた、という発想はとても面白いと感じます。

4.関連リンク(NEC Direct)

LAVIE Home Mobile ホームモバイルパソコン

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