MSI Modern 15 A5M － 薄型・軽量なビジネスノートにRyzen 5000シリーズが搭載されました。価格も低めになっています

MSIが15.6インチのビジネスノート「Modern 15」にバリエーションモデルを追加しました。「A5M」という枝番がついていて、CPUに第4世代のRyzenを搭載しています。Modern 15についてはウインタブでも数か月前に「A10RBS-600JP」というモデルの実機レビューをさせていただきましたが、今回追加された「A5M」のほうが性能、コスパともに優れているように思われます（あくまで私の推測です）。

なお、この記事では主にスペックと価格についてご説明します。筐体構造等は下記の実機レビュー記事をご参照ください（今回ご紹介するモデルと同一筐体です）。

MSI Modern 15 A10RBS-600JPの実機レビュー － GeForce MX350を搭載する高性能な15.6インチビジネスノート。10万円以下で購入できるコスパも魅力！

1.Modern 15 A5M 概要

バリエーションモデル

A5M-550JP：Ryzen 5/16GB/512GB
A5M-570JP：Ryzen 7/16GB/512GB
A5M-579JP：Ryzen 7/16GB/512GB/Office
※左からCPU/RAM/ストレージ
※OfficeとはMicrosoft Office Home & Business 2019

スペックについて

前回実機レビューをした「Modern 15 A10RBS-600JP」はCPUに第10世代のCore i7-10510U、そしてGPUにGeForce MX350を搭載していましたが、今回ご紹介する「A5M」のCPUは第4世代のRyzen 5/Ryzen 7で、外部GPUの搭載はありません。確証はありませんが、A10RBS-600JPのベンチマークスコアを見る限り、「Ryzen 5搭載であっても」A5Mのほうがパフォーマンスは上なのではないか、と思います。

また、RAMについてもA5Mは全モデル16GB、ストレージも全モデル512GBと大容量です（A10RBS-600JPはRAM8GB/512GB SSD）。ハイスペックなビジネスPCとしては非常にバランスのいい構成と感じます。

ディスプレイは15.6インチのFHD解像度で、A10RBS-600JPと同一品質のものであるとすればIPS相当の液晶が使われています。

通信まわりではA10RBS-600JPがWi-Fi6に対応していなかったのに対し、このA5MはWi-Fi6対応です。また、入出力ポートの数や配置はA5MとA10RBS-600JPで変わりありませんが、A5MではUSBポートがすべて「Gen2」になりましたので、データ伝送速度は向上しています。

筐体サイズやキーボードの仕様についてはA5MとA10RBS-600JPでは全く同じと思われますので、筐体のデザインや使用感については上にリンクしたA10RBS-600JPのレビュー記事をご参照ください。15.6インチの高性能機ながら、サイズがコンパクトにまとめられ、1.6 kgという、モバイル利用もできそうな軽量さもModern 15の大きな魅力です。

2.Modern 15 A5M 価格など

MSI Modern 15 A5Mは7月22日の発売予定で、PCショップアークやMSIストアで販売される予定です。またアークでは一部のモデルの予約販売がスタートしていました。価格は下記の通り。

A5M-550JP：Ryzen 5/16GB/512GB：99,800円
A5M-570JP：Ryzen 7/16GB/512GB：価格情報なし
A5M-579JP：Ryzen 7/16GB/512GB/Office：143,800円
※税込み価格

これ、かなりお買い得と感じられます。まあ、LenovoのIdeaPadシリーズなど、この製品よりも低価格なRyzen搭載ノートはありますが、16GBのRAM、512GBのSSDと、高性能なCPUにふさわしいシステム構成になっていることも踏まえれば割高感はありませんし、なにしろModern 15って、すごくかっこいいんですよね！

3.関連リンク

Modern 15 A5M：MSI公式サイト 製品紹介
Modern 15 A5M：PCショップアーク