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MSI GS66 Stealth - 第10世代Comet Lake-Hを搭載し、ディスプレイのリフレッシュレートは300 Hz!薄型ハイエンド15.6インチゲーミングノート

MSI GS66 Stealth
MSIが第10世代(Comet Lake-H)のCore iプロセッサーを搭載するハイスペックなゲーミングノートを発売します。既存モデルのフルモデルチェンジ(筐体も含めた大幅なリニューアルのことです)やマイナーチェンジ(筐体は基本そのままで、CPUやGPUが換装されるもののことです)など、非常に多くの製品が発表されています(詳しくはプレスリリースをご覧ください)が、この記事ではまず、薄型ハイエンドな15.6インチ「GS66 Stealth」からご紹介します。ウインタブでは今年1月に開催されたCESにてこの製品の実機を確認しています。その際の模様を記事にしていますので、こちらも合わせてご覧ください。
MSI GS66 Stealth - マットブラックの落ち着いたデザインにCore i9/GeForce RTX搭載!MSIの薄型ハイエンドゲーミングノート

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1.スペック

MSI GS66 Stealth スペック表
この製品の前身機は「GS65 Stealth」で、ウインタブではそのひとつ前のモデルを実機レビューしています。ニューモデルGS66になり、筐体が新しくなり、システム仕様も大きく変更されました。

まず、OSはPro版のみです(従来モデルはHome版のみ)。CPUは第10世代(Comet Lake-H)のCore i7-10750HもしくはCore i9-10980HKで、15.6インチのGSシリーズにCore i9が搭載されるのはこれが初となります。Comet Lake-Hに関しては「発表したて」ということもあり、4月3日現在だとIntelのArkにすら情報がない状態なので、こちらの記事をご参照下さい。

Intelがハイエンドモバイル向け「第10世代Coreプロセッサ(Comet Lake-H)」を発表 最大5.3GHz稼働:IT media

実際どのくらいの性能なのか、という点については言及を控えます。というか言及が出来ません。でも、世代も新しくなりましたし、かなりのパフォーマンスアップが期待できるでしょうね。

GPUもパワーアップしました。もともと従来モデルでもGeForce RTX2080 Max-Qの設定がありましたが、GS66では「SUPER」がつきます。ノートPCでSUPERのつくGeForceを見るのは、やはりウインタブでは初めてです。

MSI GS66 Stealth
MSIの製品ページにあったチャートです。当然ですが、「SUPERな性能」なんですねw Comet Lake-HのCPUとの組み合わせで、これまでのゲーミングノートにはない実力を発揮してくれるものと思われます。

RAMは標準で16GB、Core i9&RTX2080 SUPER搭載モデルのみ32GBとなりますが、最大64GBにすることができます。ストレージは1TB SSDが標準で、M.2 スロットの空きがありますので、こちらも増設が可能となっています。

そしてディスプレイです。15.6インチのFHD解像度というのは普通ですが、リフレッシュレートが「なんと300 Hz」です。これも国内販売のゲーミングノートとしては過去最高のレートだと思います。リフレッシュレートに関してはMSIのプレスリリースに非常にわかりやすい説明がありましたので引用しておきます。

「一般的な液晶パネルが1秒間に60回書換え(リフレッシュ)を行うことに対し、5倍の1秒間に300回書換えを行うことで、より滑らかで一瞬を逃さない映像表示を可能にします。(MSIプレスリリースより)」

上級レベルのFPSゲーマーとか格闘ゲーマーには非常にありがたい機能かと思います…。それだけです(いや私の腕前だとほぼ恩恵を受けられないレベルなんで…)。

ネットワーク関連では有線・無線ともKillerのチップが使われ(有線はKiller Ethernet E3100、無線はKiller Wi-Fi 6 AX1650i)、Wi-Fi6にも対応します。このあたりはCPUやGPUのスペックから見てある意味当然、という感じでしょう。

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入出力ポートの数は十分にあります。複数の外部ディスプレイを使う場合はUSB Type-C頼みになってしまうところはありますが、常識的には不足なしと言えますね。ただ、音声端子が入力(マイク)/出力(ヘッドホン)兼用になってしまいました。

また、バッテリーは99.9 Whと、「なにか理由でも?」と言いたくなる容量になっていますが、これは「飛行機の機内へ持込み可能なバッテリー容量の限界ライン」とのことです。ちょっと勉強になりました。

サイズを従来モデルと比較してみましょう。

GS66:358.3 × 248 × 19.8 mm / 2.1 kg
GS65:357.7 × 247.7 × 17.9 mm / 1.9 kg

普通、「ニューモデルになってより薄く、軽くなりました!」って言いますよね?しかし、この製品の場合は逆です。大差ないと言ってしまえばそれまでですが、全体的にわずかに大きく、重くなっています。大幅なパワーアップを果たしていますので、仕方ないかな、という気もしますし、薄型タイプではあっても、この製品はハイエンドなゲーミングノートなので、モバイルノートとは考え方(優先順位)が違うのだ、ということだと思います。

2.筐体

MSI GS66 Stealth
一見すると従来モデルから大きく変わった感じはしませんが、少し派手さがなくなったというか、言い換えると凄みが出た、という感じです。従来モデルにあったエッジ部分のゴールドの加工はなくなり、マットなデザインに変更されました。ベゼルが非常に細いのは従来モデルとほとんど変わりません。

MSI GS66 Stealth
天板です。ロゴもブラックになり、目立たなくなりました。「Stealth(ステルス)」の名前の通りですかね。

MSI GS66 Stealth
キーボードです。15.6インチサイズですが、従来モデルからテンキーレスタイプです。SteelSeries製で、画像では英語配列になっていますが、日本仕様は日本語配列となります。もちろんPer-Key RGB(個々のキーのバックライト色を自由に変更できる)ですし、イルミネーション機能もあります。

MSI GS66 Stealth
この画像はCESの展示機を撮影したものです。この製品にはパッシブラジエターが内蔵され「DUO WAVE」と称する、重低音が強化されたスピーカーシステムが搭載されています。

3.価格など

MSI GS66 Stealthは4月下旬の発売予定で、ベースモデルと市場想定価格は下記のとおりです。

GS66-10SGS-020JP:Core i9/RTX2080 SUPER/32GB/1TB SSD:税込み44万円前後
GS66-10SFS-022JP:Core i7/RTX2070 SUPER/16GB/1TB SSD:税込み31.6万円前後
GS66-10SF-021JP:Core i7/RTX2070/16GB/1TB SSD:税込み30万円前後

やはり、といいますか、Core i9搭載モデルが飛び抜けて高価に感じられます。でもまあ、「オール30万円以上」ですな…。

GS66 Stealthは「超最新」というか、おそらくIntelがComet Lake-Hを発表するのを待っての製品発表になったのだろうと思いますが、CPU、GPUとも最新かつハイエンドなものが搭載され、ディスプレイも超高性能なものが使われています。また、それだけでなく、MSIのハイエンドマシンにふさわしい高品質かつ上質なデザインになっていますので、ゲーマーはもちろん、PCスペックに強いこだわりのある人には素晴らしい製品だと思います。…そう簡単に買えるようなシロモノじゃないですけどね。

4.関連リンク

テーマは「eスポーツ主義」最新インテル CPU & 最新NVIDIA GPU & 最新ゲーミング機能搭載eスポーツゲーマー向けゲーミングノートPC最新モデル発売:MSI プレスリリース
GS66 Stealth:MSI公式サイト 製品紹介

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