MSI Cubi 5 1M-603JP － Officeとキーボード・マウスが付属する「とっつきやすい」ミニPC、Thunderbolt 4も搭載しています

MSIがミニPC「MSI Cubi 5 1M-603JP」を発売します。この製品はMicrosoft Officeがプリインストールされ、マウスとキーボードが付属する、個人顧客にも法人顧客にも「とっつきやすい」ミニPCです。

1. スペック表

2. OS/CPU/RAM/SSD

OSはWindows 11 Proで、CPUはCore 5 120Uです。この型番はコードネームがRaptor Lakeで第13世代のCore i5-1335Uあたりに近い構造ですが、クロックスピード (周波数)が上がっており、Core i5-1335Uよりも若干性能が上がっています。

RAMは16GBのデュアルチャネルでSSDは512GBです。RAMとSSDは増設・換装が可能ですし、ストレージに関しては2.5インチのドライブベイが1つ空きになっています。MSIのノートPCの場合、ユーザーが勝手に筐体内部にアクセスすると保証が切れてしまいますが、Cubi 5 1M-603JPに関しても「本体側面/底面に貼付けられている白または黒の保証封印シール「Factory Sealed」を解除・破損した場合、保証期間内であっても保証対象外製品扱いで有償修理となります」という断り書きがありましたので、増設・換装する場合はMSI公認サポート店に作業を依頼するか (この場合は保証は切れません)、保証が切れる覚悟でDIYするか、ということになります。

3. 筐体/各種機能

前面 (画像上)と背面 (画像下)のポート構成です。USBポートは合計で5つ、うち1つがThunderbolt 4で残る4つのUSB Type-AポートもGen 2 (データ転送速度10Gbps)と高規格です。ただ、ミニPC・デスクトップPCとしてはUSBポートの数は少ない方ですね。映像系ではHDMIとDisplay Portがあり、Thunderbolt 4ポートを含めると最大3画面出力が可能です。

Cubi 5 1M-603JPには電源スイッチ延長ケーブルが付属します。これ、ちょっと面白いですよね。VESAブラケット (付属します)を使ってモニターの裏側にこの製品を取り付ける際などにはかなり便利なのではないかと思います。

また、「USBキーボード とマウス」が付属します。デスクトップPCの場合、キーボードとマウスは「ついていたり、いなかったり」ですが、ミニPCはほとんどの場合「ついていない」ので、Cubi 5 1M-603JPは「ちょっと珍しい」ですね。ただし、キーボードとマウスの接続の詳細(有線か無線か)が不明です。この画像を見ると無線っぽいんですけど、単なるイメージ画像かもしれず、この記事では確かなことが言えません。

また、Cubi 5 1M-603JPにはOffice Home&Business 2024が付属します。

4. 価格など

MSI Cubi 5 1M-603JPはMSI公式オンラインショップやAmazon、PCショップなどで12月4日に発売されますが、公式ショップやAmazonではすでに予約販売がスタートしています。12月1日現在の価格は146,800円です。

Officeとキーボード・マウスが付属するというのはPCにあまり詳しくない人には親切だと思います。まあ、ウインタブ読者なら「Officeはいらん！」とか「キーボードは好きなのを使うから付属しなくていい」と言うのかもしれませんけど。

5. 関連リンク