こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。スティックPCを初めて世に出したり、待望のWindowsPhone日本再上陸の口火を切った「MADOSMA」を発売したりと、ここのところすっかりブランドイメージをあげているマウスコンピューターが、10インチ2 in 1、「MousePro P」シリーズにモデルを追加しました。LTE対応のSIMフリー機「P101ATG-AH」と「P101ATP」です。
1.スペック
補足します。今回追加されたモデルは上のスペック表の右側2つです。ともにLTE対応のSIMスロットがついていて、対応バンドはLTEで 1、19、21、3G(WCDMA)で1 (2100MHz)、6 (800MHz)となっています。LTEではDoCoMoのプラチナバンド(19)をカバーしています。また、バンド1は大手3キャリアに対応します。3Gが使えないau系はちょっと厳しいかもです。
次に、追加モデルのうち、P101ATG-AHはMicrosoft Office Home&Businessがバンドルされ、P101ATPはOfficeがバンドルされず、OSがWindows 8.1 Proとなります。また、LTE対応の2モデルにはGPSも搭載されています。
それ以外には既存モデルからの変更点はありません。CPU、RAMの構成など、この価格帯の10インチ2 in 1としては標準的なスペックと言えます。
2.バランスの取れた、使いやすい10インチ 2 in 1
MousePro Pシリーズについては、別記事で私の印象を書いていますが、標準的なスペックながら、細かな部分に改善が加えられたバランスの良い2 in 1だと思います。具体的には昨年発売されていたm-Tab iCE1000WN-BGが抱えていた「細かな欠点の改善」をしっかり積み上げてきていること、付属するキーボードにはマウスコンピューターのこだわりともいえる「キーやタッチパッドの気持ち良い操作性」を追及していることなどが挙げられます。
どうしてもPCとかタブレットの場合はCPUの型番とかRAMの容量とかに目が行ってしまいがちですが、MousePro Pシリーズは先代モデルからの改善をしっかりと進めてきているという点で、カタログスペック以上の使いやすさがあると思っていいでしょう。
3.モデル選び
MousePro Pシリーズは最安値(税抜き45,800円)モデルでもOfficeがバンドルされ、キーボードも付属しているので、特に追加で買いそろえるものはなく(マウスくらいですかね)、かなり割安ではあります。一方、この最安値モデルにLTE対応のSIMスロットをつけると税抜き59,800円になります。通信モジュール代が税抜きで14,000円、ということですね。これが高いか安いかは個人の判断ですが、少なくとも「バリエーションを選べる」ということと、「通信事業者を選べる」というところはありがたいですね。