記事にアフィリエイト広告を含みます

mouse C1 - 11.6インチモバイルノート、豊富な入出力ポートを備えた、頼れるビジネスマシン

mouse C1
マウスコンピューターが11.6インチモバイルノート「C1」を発売しました。この製品は従来モデルの「m-Book Cシリーズ」と同じ筐体が使われています。モデルが新しくなっても筐体が変わらないと「ちょっとがっかり」してしまいます(私の場合)が、この製品に限っては「変わらなくてよかったー」と思いますね。11.6インチサイズでこれだけビジネスを考え抜いたノートPCは他にはないんじゃないか、と思ってますから。

スポンサーリンク

1.スペック

mouse C1
マウスコンピューターはBTOメーカーなので、注文時にシステム構成をカスタマイズできます。このC1に関してはサイズに制約があるためかカスタマイズ余地は比較的小さく、主要構成ではOSのバージョン(Home版かPro版か)とストレージ容量のみとなります。

CPUはGemini Lake世代のCeleron N4100で、ノートPC用のCeleronとしては高性能なものですが、Core iプロセッサーと比較すると低スペックと言えます。11.6インチサイズということもあり、あまり込み入った作業には使わない想定だと思いますが、最近はUMPC(7インチとか8インチの超小型ノートPC)でもCore mとかCore iプロセッサーを搭載しているのが普通なので、CPUの型番を気にする層が多い日本ではCore iプロセッサーの設定があったほうが良かったかもしれませんね。

RAMは8GBで、4GBとか16GBの設定はありません。またストレージは標準で240GB SSD、カスタマイズにより最大2TBまでの増設が可能です。すごいですね、11.6インチで2TB…。

ディスプレイは11.6インチのHD(1,366 × 768)解像度で、おそらくTN液晶と思われます。

そして、入出力ポートです。とても11.6インチのモバイルノートとは思えない充実ぶりですね。冒頭に「変わらなくてよかった」と書いた理由はここです。従来モデル「m-Book C」の頃から入出力ポートは「抜群の構成」で、USBポートが3つ、HDMI、有線LAN、さらにはD-subまでついていて、SDカードはフル規格、音声端子も入力と出力が独立しています。正直ここは「すごい」としか言いようがないです。

サイズは11.6インチらしく小ぶりですが、入出力ポートで一切妥協していないためかやや厚みがあり、重量も1.2 kgと、それほど軽いとは言えません。もちろんバッグに入れて持ち歩くのには何の支障もないでしょう。

2.筐体

mouse C1
正面から見たところです。この製品、先代のm-Book Cと同サイズですし、さらにもう一つ前のモデルともあまり変わらないサイズなので、「トラディショナル」というか、ベゼルも太くて、どっしりと見えます。しかし、11.6インチサイズの場合、ここからベゼルをさらに細くすると、連動してキーボード面も小さくなってしまいますので、やむを得ないとは思います。

スポンサーリンク

mouse C1
天板です。素材はおそらくプラスティックでしょう。余計な装飾のない、シンプルなデザインです。

mouse C1
キーボードです。キーピッチは17.43 mm、キーストロークは1.7 mmと開示されています。ウインタブの経験上、キーピッチが18 mmを切るとやや狭苦しさを感じますが、UMPCと比較すると配列も自然ですし、慣れてしまえばそこそこ快適にタイピングができると思います。また、キーストロークの1.7 mmというのはモバイルノートとしてはやや深めと言えますので、確実な打鍵感が得られるのではないでしょうか。

mouse C1
側面と入出力ポートの配置です。これだけ揃っていればオフィスで使ってもポート不足を感じることはないでしょう。繰り返しますが、ポートに関しては本当に素晴らしいと思います。

mouse C1
さらに、マウスらしいというか、今どきのモバイルノートらしくないというか、バッテリーが着脱式です。以前のノートPCはこのように着脱式バッテリーを装備していることが多かったと記憶していますが、もう何年にもわたり、薄型化、軽量化が進んできた関係で、もはや着脱式バッテリーの製品を見かけることはほとんどなくなりました。もちろん私達ユーザー、特にビジネスユーザーにとって、着脱式バッテリーのほうがありがたいのは間違いないでしょう。

3.価格など

mouse C1はマウスコンピューター公式サイトで販売中で、4月23日現在の価格は46,800円(税込み51,480円)です。Celeron N4100搭載機としては安いほうではありませんが、RAMやストレージ容量が十分に確保され、十分な数と種類の入出力ポートを備えたビジネスマシンとしては決して高くはないと思います。というか、11.6インチでここまで「使える構成」のモバイルノートは競合がほとんど見当たりません。

11.6インチのエントリーノートなら「HP Stream 11」「Lenovo IdePad Slim 150」があり、これらの製品はmouse C1の半値強くらいで購入できますが、明らかに「芸風が違う」と思いますので、購入時の比較対象にはなりにくいと思います。StreamやIdeaPadが「気軽に使えるセカンドマシン」なら、mouse C1は「プロ・ビジネスマン向けの頼れるセカンドマシン」という感じでしょう。

4.関連リンク(マウスコンピューター)

11.6型 mouse C1 シリーズ icon

スポンサーリンク