マウスコンピューターが15.6インチノート「B5シリーズ」を発売しました。「シリーズ」と言っても10月27日時点では「B5-i7」という単一バリエーションなのですが、15.6インチの定番スタンダードノートとして今後バリエーションが追加されるのかもしれません。シンプルでオーソドックスなデザインと、15.6インチとして軽量なのが魅力です。
1.スペック
mouse B5-i7 | |
OS | Windows 10 Home |
CPU | Intel Core i7-1065G7 |
外部GPU | なし |
RAM | 8GB/16GB/32GB(最大64GB) |
ストレージ | 256GB/512GB/1TB SSD (HDD増設可) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ (1,920 x 1,080) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.0、(LTE) |
入出力 | USB 3.1 Type-C、USB 3.1、USB 2.0 × 2、HDMI、microSDカードリーダー、オーディオジャック、LAN(RJ45)、(SIMスロット) |
カメラ | Webカメラ(100万画素) |
バッテリー | 稼働時間 約 7.0時間 |
サイズ | 360 × 239.3 × 19.8 mm (突起部含まず) |
重量 | 1.59 kg |
マウスコンピューターはBTOパソコンメーカーなので、注文時に構成のカスタマイズが可能です。OSは標準でWindows 10 Home、カスタマイズでProを選べます。CPUは第10世代(Ice Lake)のCore i7-1065G7です。内蔵GPUがIntel Iris Plusなので、グラフィック性能も高いものになっています。オンラインゲーム用ではありませんが、ビジネス用、家庭用、そしてイラストやマンガ、2D系デザインの制作用などで高い実力を見せてくれると思います。
RAMは標準8GB、カスタマイズにより32GBまでの増設が可能で、最大容量は64GBとなっています。ストレージは標準だと256GB SATA SSDとなりますが、カスタマイズでNVMe接続にできますし、容量も512GB/1TBに変更できます。さらにSSDとは別にHDDを追加することも可能です。
ディスプレイは15.6インチのFHD(1,920 × 1,080)解像度、ノングレアタイプと開示されています。「IPS」という表記はありませんが、Core i7搭載機ですし、おそらく視野角の広いIPS相当の液晶が使われているのではないかと思います。
通信回りではWi-Fi6(ax規格)に対応し、オプションでLTE対応もできます。入出力ポートはマウスらしく充実しています。USBポートはType-Cを含め合計で4つ、HDMIと有線LANポートがあります。SDカードリーダーについてはmicro規格になっていまして、これでも悪くはないんでしょうけど、マウスなんでフル規格じゃないのがちょっと残念、という気はします。
サイズはタテ・ヨコに関しては2020年の15.6インチノートとしては普通くらい、厚さは2センチを切っているので薄型の部類と言えます。また、重量の1.59 kgというのはかなり軽く、外出先に持ち出しての利用も十分可能なレベルだと思います。
2.筐体
正面から見たところです。上部と左右のベゼルは十分に細いと言え、シンプルな雰囲気も感じられ、ビジネス用としてはいい感じかな、と思います。
天板もシンプル。中央にマウスのロゴマークがあるのみで、立体的な造形ではありません。天板と底面の素材はアルミで、梨地仕上げ(手に馴染みやすくするため、あえて表面をわずかにざらつかせる加工)が施されています。筐体色はマウスとしては新色の「ブラストシルバー」です。
この製品はレノボなどでよく見られる、180度開口のヒンジを備えています。180度開口できると、狭いテーブルなどで打ち合わせをしている際に、向かい側に座っている人に画面を見せやすいというメリットがあります。地味な話ですけど、意外に重宝します。
キーボードです。キーピッチは約19 mm、キーストロークは約1.8 mmと開示されていますので、サイズには十分な余裕があります。また、私が知る限り従来のマウスの15.6インチノートは右側のShiftキーが小さかったりしたのですが、この製品ではそういった不自然さもなくなっています。ただし、テンキー部分の配列はちょっと変わっていて、加減乗除キーが上部に集められ、右下のEnterキーがかなり小さくなっています。
側面と入出力ポートの配置です。スペックのところでも書かせていただきましたが、15.6インチノートとして十分な数と種類のポートが備わっていると思います。
3.価格など
mouse B5-i7はマウスコンピューター公式サイトで販売中で、10月27日現在の価格は99,800円(税込み109,780円)から、となっています。
シンプルでオーソドックスなデザインでスペックも高く、Ice LakeのCore i7を実力を引き出せるRAMやストレージ構成に仕上げることもでき、LTEモジュールも搭載可能と、ビジネスマシンとして長く愛用できる製品と言えるでしょう。また、1.59 kgという「軽さ」も魅力です。
4.関連リンク
15.6型 mouse B5 シリーズ mouse B5-i7:マウスコンピューター