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Microsoft Surface Neo - 9インチディスプレイを2枚搭載する「折りたたみのSurface」。でも発売は1年以上先です

Microsoft Surface Neo
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。すでに各所で情報が掲載されていますが、MicrosoftがSurfaceシリーズのニューモデルというかコンセプトモデルというか…、2つのディスプレイを持つ「Surface Neo」を発表しました。ただし、この製品は発売予定が「2020年のホリデーシーズン(だいたい11月末から年末くらいまで)」とアナウンスされていまして、要するにまだ1年以上先です。なので、発売予定モデルではあるんですけど、この先外観や仕様が大きく変更される可能性があり、その意味では「コンセプトモデル」と言うほうがふさわしいんじゃないか、と思います。

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Microsoft Surface Neo
Microsoft Surface Neo
「2つのディスプレイを繋げた折りたたみの筐体」です。折りたたみ式といえば、Samsung Galaxy FoldHUAWEI Mate Xと言ったAndroidデバイスが思い浮かびますが、この2機種は「液晶が折りたたみ式」であるのに対し、Surface Neoは「2つの液晶を使用」しているという点に違いがあります。なので、コンセプトとしてはLenovo YogaBook C930のほうに近いと言えます。

しかし、YogaBook C930(これはこれで偉大なアイデア製品です)よりもサイズはひと回り小さく、ディスプレイは9インチ × 2(YogaBookは10.8インチ)です。

現状、スペックについてはほとんど明らかになっておらず、OSに2画面ディスプレイ向けとなるWindows 10X、CPUには開発コードネーム「Lakefield」が搭載される、というくらいしかわかりません。Lakefieldに関してはウインタブではきちんとした説明ができませんので、北森瓦版の記事をご参照下さい。

Foveros 3Dパッケージを使用する“Lakefield”のもう少し詳しい話:北森瓦版

サイズについても断片的な情報があり、両面の厚さはそれぞれ5.6 mm、重量は655 g、そしてディスプレイにはゴリラガラスが使われているとのこと(引用元:THE VARGE

Microsoft Surface Neo
Surface Neoは単に「タブレットを2枚重ねた」製品ではありません。YogaBookのように、一方のディスプレイ面にソフトキーボードを表示させて使うこともできますが、本体に物理キーボードが付属します(いや、たぶん付属すると思います)。物理キーボードは背面(底面?)にセットされています(着脱可能です)。

Microsoft Surface Neo
YogaBookでは打鍵時にフィードバック(振動が指に伝わる)が発生するように工夫されたセンサーキーボードが採用されていましたが、やはり物理キーボードにはかなわない打鍵感でした。その点Surface Neoでは物理キーボードが使えますので、打鍵感は劇的に向上するでしょう。

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Microsoft Surface Neo
キーボードの位置をずらせばパームレストとタッチパッド(こちらはさすがにセンサータイプ)を表示させることもできます。また、ひとつ上の画像だとASUS ZenBook Pro Duoのようなサブディスプレイ表示になっていますね。

Microsoft Surface Neo
個人的に「やってみたい」と感じるのがこのレイアウト。詳細はわかりませんが、2枚のディスプレイをこのように拡張表示させればノートPCとしてはかなりの大型ディスプレイ(※)になるわけですね。で、このキーボードは本体から分離して使えるので、この画像のように大画面PCとして使えます。これなら仕事もはかどりそうです。

(※)最初9インチ + 9インチ=18インチじゃん!と思ったのですが、ディスプレイの「インチ」というのは「対角線の長さ」なので、9インチを2枚並べても18インチにはなりません。この場合は18インチよりもずっと小さくなります。ご存じの方が多いと思いますが、念のため…。

Microsoft Surface Neo
もちろんSurfaceペンも使えます。しかも従来のSurfaceペンとはデザインが異なるスリムタイプ。このように背面側にマグネット接続し、接続時に充電される仕組みです。

Microsoft Surface Neoは2020年のホリデーシーズン(11月末から年末)に発売される予定です。システムの詳細仕様や予定価格などは明らかになっていません。

発売が1年以上先、ということなので、現時点でいいとか悪いとかを言ってもしかたないですね。デザインとか仕様が大きく変わるかもしれませんし。ただ、コンセプトは(YogaBookがある以上、独創的だとも新しいとも思いませんが)素晴らしいと思いますので、今後の追加情報に期待したいところです。

最後にMicrosoftが公開している紹介動画にリンクします。なお、この記事で使用した画像は、この動画からのキャプチャになります。

Introducing Surface Neo

関連リンク

マイクロソフトの新 Surface シリーズがホリデーシーズンに向けて登場、モバイルでの生産性向上に向けデュアルスクリーンタイプも:Windowsブログ(Microsoft)

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コメント

  1. PYU より:

    何で一年以上先なのか・・・待ちきれないw

  2. 匿名 より:

    今でも作れそうなのに

  3. 匿名 より:

    めっちゃ楽しみ。Laptopとタブレットの両方か兼ね備えれそう。(画面サイズはその場合は画面サイズが小さいと思うけど。)
    何より一番気になるところは、中に入れるSoCとSIMに対応するかですね。
    Arm Windowが無事に立ち上がれば、SoCはArmになってバッテリーの持ちと、SIMを差し込むことができそうで、発表からわくわくが止まらない。

  4. 匿名 より:

    Windows10xを使ってASUS、Dell、HP、レノボからも同様の製品が登場するらしいので10インチぐらいのPC増えそうでそれがとても楽しみ。

  5. 匿名 より:

    他社の試作も比較もしてから吟味したいですね!
    WindowsCoreOSベースなので(コア部分はUWPのみネイティブサポート)
    10Xは拡張機能でWindowsコンテナによるwin32動作とのこと
    まあハードがかなり特殊なので旧アプリ資産の存在は
    あまり問題ないですけど動作について疑問は残ります

    WCOSベースは他にHubとHoloLensがありますけど
    HoloLensはARMなので10XでもARMで展開するのかは気になりますね
    (W10Mみたいな黒歴史があるからDUO作ったわけでWCOSでは流石にもうやらないか?)

  6. 匿名 より:

    32bitのみか。じゃあARM版がいいね