こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回はMicrosoftが「Surface Neo」と同時に発表した2画面デバイス、Surface Duoをご紹介します。この製品はスマートフォンなのですが、単なるスマートフォンではなく、「Surface」の一員でもあります。
左がSurface Duo、右がSurface Neoです。ご覧のように「ほぼ同じ」デザインで、外観上は「サイズのみが異なる」という感じに見えます。Neoは9インチ × 2、Duoは5.6インチ × 2のディスプレイサイズなので、大きさはかなり異なります。また、NeoはWindows OS(Windows 10X)、DuoはAndroid OSを搭載していますので、デバイス連携という意味では、両者の間に「とっても大きな壁」があるように思われます。
この手のデバイスでは容易に想像できる話ですが、ソフトウェアキーボードを使ってPDA風(上の画像)にしたり、ソフトウェアゲームパッドを使ってゲームマシン風(真ん中の画像)にしたり、ペン入力(下の画像)をしたりできます。
折りたたみ式のスマホとしては、Samsung Galaxy FoldやHUAWEI Mate Xが先行していますが、この2機種は「折りたたみできる液晶」を採用しているため、不具合もあるようですし、価格も非常に高価です(というか現在は販売されていません)。一方Duoは「無理をせず」2枚の液晶を使い、ディスプレイ面をヒンジでつなぐ方式をとっていますので、筐体構造に起因する不具合発生の可能性は低く、価格も抑えることができるのではないか、と思われます。国内外のニュースサイトの多くも同様の指摘をしていて、Duoの筐体構造は概ね好評です。
スペックについてはほとんどわかりません。一部に「CPUはSnapdragon 855」という情報がありましたが、発売が2020年のホリデーシーズン(11月末から年末くらい)なので、まだ1年以上あり、この先搭載CPUなど内部構造が大きく変化する可能性があります。というか、常識的に考えて変化するでしょう。
記事の最後にMicrosoft公式の紹介動画、そして海外ニュースサイトTHE VERGEの紹介動画をリンクします。この2本の動画を観て感じるのは「UIが高度にカスタマイズされていて、Surface Neoの紹介動画にあったWindows 10Xの挙動にかなり似ている」という点です。
Surface Duoの筐体構造は模倣が可能だと思います。発売までまだ1年以上あることから、深センの新興メーカーあたりが張り切って似たような製品(Androidスマホ)をリリースする可能性は十分にあるでしょう。しかし、Surface Duoが「Surface」の名を冠して発売される以上、MicrosoftはUIやWindows OS(特に他のSurfaceデバイス)との連携を徹底的に煮詰めてくると思われます。これは他メーカーが容易に追随できるようなものではないはずで、極論すればDuoの商品価値は2画面スマホである、という点よりもむしろMicrosoftのAndroid OSチューニングにある、と思いますね。そして、残念がら頓挫してしまったWindows 10 Mobleのかわりに「真にWindowsユーザーのためのスマホ」がリリースされることを期待したいです。
コメント
プリインストールされているKindleやFlipboard, One noteはどんな挙動になるんだろうか
MEDIAS W の例からすると、Kindleは見開き2ページ表示に対応、Flipboardは大きな1画面扱いじゃないかな、と。
結構いいとは思うけど、上下分のベゼルが太いのが気になる。
スマホが縦長になっている中で横に広い端末が出た場合のアプリの挙動が気になる所。
あとスマホとして見た場合、閉じた状態でSNSや電話通知がどうなるのか気になる。通知窓みたいなものが欲しいけど。
これは、電話ってよりはデバイスとしての扱いになるんじゃないかな?
プロモビデオで電話として使っている映像が無いのが気になってる。(アイコンは有るけど)
後、何回見てもカメラのレンズが確認出来ないんだよね……
これは欲しいなぁ……
↑
まさかのインカメラのみで、折りたたんでアウトカメラにするとかかな?
Windows 10 Mobile の終盤で、専用ハードじゃなくAndroid 機に準拠したハードにもインストールできるようにしたから、今回は「今はAndroidでハードウエアを動作検証してる」けど、1年後には「通話機能付き Windows 10 の機体も出るのでは」と期待しています。