Microsoftが9月21日(日本時間9月22日深夜2時)にイベントを開催します。Microsoftの米国サイトにはイベントの案内(おそらくリアルタイムで視聴が可能と思われます)が掲載されています。海外ニュースサイト「Windows Central」が、このイベントについて興味深い記事を掲載していましたのでご紹介します。
なお、この記事はWindows Centralのこちらの記事をもとに執筆しています。
What to expect from Microsoft’s special Surface and AI event on September 21:Windows Central
また、以下の内容はWindows Centralの「情報筋」がソースになっており、Microsoft公式の情報ではありません。したがってイベント当日になって「あれ?」っとなる可能性も十分にありますので、あらかじめご了承ください。
目次
1.Windows 11とMicrosoft 365のAI機能強化
ブラウザーのEdgeを愛用されている方はすでにご存知のことと思いますが、EdgeにはAI検索機能が追加されています。私はEdgeをあまり使っていないのですが、この機会にちょっと試してみました。
いきなり直球の質問をしてみましたが、この記事で書きたいことの要点をきっちり押さえた回答がありました。
で、このAI機能なんですが、「Windows Copilot」と呼ばれるAIアシスタント機能が現在Windows Insider Preview(Devチャネル)に実装されており、これに関連して「強力なサードパーティ製プラグイン」が紹介され、その機能・可能性について詳しく説明されるようです。
ASCIIの記事によれば、Insider Preview版のWindows Copilotでは検索だけにとどまらず、Windowsの各種操作(ダークモードにする、スクリーンショットを撮影するなど)にも対応するのですが、これがさらに強化され、一段と役に立つようになるかも、ということですね。鳴り物入りで登場し、ひっそりと退場していったコルタナさんの後継機能、期待しましょう。
一方、ちらちらと話題になり始めている「Windows 12」については、今回のイベントでは「スルー」となるようです。
また、イベントは新製品「Surface Laptop Studio 2」「Surface Laptop Go 3」「Surface Go 4」そして「新しいSurface Hub 2S(業務用の大型PC)」が発表されそうです。以下、「どこが変わるのか」についてご紹介します。なお、これ以降のご説明では「断定的」な書き方をしていますが、あくまで「情報筋によるもの」です。
2.Surface Laptop Studio 2
Surface Laptop Studioが「2」になります。CPUは第13世代に変更されますが、従来モデルに設定のあるCore i5がなくなります。また、Surfaceシリーズでは初となる64GB RAMモデルが設定され、外部GPUのGeForceもRTX4050/RTX4060に変わります。そして、AIエクスペリエンスを強化する専用のNPU/VPUが搭載されるようです。
デザインは従来モデルと変わらず、入出力ポートにUSB Type-AとmicroSDカードリーダーが追加されます(従来モデルはThunderbolt 4ポート×2のみ)。
3.Surface Laptop Go 3
Surface Laptop Go 3も発表されます。筐体は従来モデルと変わらず、CPUが第12世代Intel Core i5に変更されます。「え、いまさら第12世代?」と思ったんですけど、現行のSurface Laptop Go 2のCPUって第11世代なんですよね…。なので納得。
また、RAM4GBモデルは廃止されます。一方で、RAM8GBモデルに加え、RAM16GBモデルも追加されそうです(従来モデルではRAM16GBモデルは法人モデルのみ)。まあ、いくらなんでも今どきの「現行モデル」で第11世代のCore i5にRAM4GB、128GB SSDじゃねえ…。当然最低価格は上昇しますが、CPU/RAM/SSD構成がリーズナブルなものになるので、総合的な魅力は上がりそうですね。
4.Surface Go 4
Surface Go 4も発表されます。この製品についても外観は従来モデルのSurface Go 3と同じですが、RAM4GBモデルが廃止され、CPUには「Intel N200」が搭載されるようです。Intel Nシリーズはエントリークラスの型番ですが、従来のCeleronやPentiumよりも数段性能が高くなっていますので、Surface Go 4のパフォーマンスもかなり向上しそうです。
また、内部レイアウトも変更され、Surface Go 4 では、マザーボード、キックスタンド、ディスプレイ、バッテリーが交換可能になります。そして、より高速な UFSストレージをサポートするとのことです。
ただ、ちょっと残念な情報も…。この製品は法人モデルのみになるようです。日本では個人向けにも販売してもらいたいところ
5.Surface Pro 10/Surface Laptop 6の発表はなし
これこそ主役、と言えるSurface Pro 10とSurface Laptop 6については発表がありません。来年のWindows 12の発表にあわせるべく温存されているのでは?という見方もありますが、ともかくこのイベントでは新たな情報は出てこないでしょう。
6.まとめ
Chat GPTが話題となってから相当の期間が経ちましたが、個人的にはまだ「AIの恩恵」というかAIの活用が全くできていません。Windows OSのアップデートにより、OSレベルでAI機能が充実するのなら、AI情報遅滞者である私にとっても「目からウロコ」になりそうです。
一方でハードウェア的にはそれほど刺激的な発表にはならないっぽいですね。CPUなどの内部パーツが新しくなるのは当然として、外観が変わらないという時点で新鮮味が薄れてしまいますよね。
今回はWindows Centralの記事を元に種々ご説明してきましたが、これらの情報が正しいかどうか、9月22日(日本時間)には判明すると思います。今回はどちらかと言うとハードウェアというよりもソフトウェアのほうに注目!でしょうね。
引用元
What to expect from Microsoft’s special Surface and AI event on September 21:Windows Central
コメント
MSの製品は元々値段高いのだからスペックは最新のつんどけよと思う。
あと、国内の個人向けSurfaceは「絶対にOffice製品版が付属する」というのもありますよね。Microsoftの方針だと思うんですけど、価格も上がっちゃうし、Microsoft 365ユーザーには製品版Officeは要らないんですけど。