記事にアフィリエイト広告を含みます

Lenovo Yoga 9シリーズ - 海外発表されました。Core Ultra搭載のクリエイター向けプレミアムPC

Lenovo Yoga Pro 9i 16
レノボがCES 2024の開催に合わせ、多数のニューモデルを発表しました。この記事ではまず「Yoga 9シリーズ」のニューモデル3機種をご紹介します。ただ、Yoga 9シリーズは現時点(2023年モデル)だとYoga 9i(コンバーチブル2 in 1)のみが国内販売されており、3機種全てが国内で発売されるかは不明です。

スポンサーリンク

また、これから発表されるWindows PCは軒並み「AI対応」を謳うことになるはずですが、Yogaシリーズには「Lenovo Yoga Creator Zone」というソフトウェアが導入されています。詳細は不明ですが「複雑なプロンプト、コード、セットアップを必要とせずに、テキストベースの説明やスケッチさえも素晴らしいビジュアルに変換する画像生成を提供します。」という説明がありましたので、Core Ultraの搭載によりAI画像生成をローカルPC上で実現できるようになった(従来このような処理はクラウド上で行われていました)のかもしれないですね。

1.Yoga Pro 9i (16)

Lenovo Yoga Pro 9i 16

  Yoga Pro 9i (16”, 9)
OS Windows 11
CPU (最高)Core Ultra 5/7/9 Hシリーズ
外部GPU (最高)GeForce RTX 4070 Laptop GPU
RAM (最高)64GB LPDDR5X
ストレージ (最高)1TB PCIe M.2 SSD
光学ドライブ なし
ディスプレイ 16インチIPS (3200 x 2000) 165Hz
16インチMini LED (3200 x 2000) 165Hz
ネットワーク Wi-Fi6E、Bluetooth 5.1
入出力 USB Type-C(Thunderbolt 4)、USB 3.1 Type-A(5Gbps)× 2、HDMI2.0、SDカードリーダー、オーディオジャック
カメラ Webカメラ(5MP)顔認証対応
バッテリー 84WHr
サイズ 362 x 253 x 17.9 mm
重量 2.18 kg~

Yoga Pro 9i(16インチ)は「クリエイター向けに設計されたプレミアムノートパソコン」という位置づけです。CPUはもちろんCore Ultraで、外部GPUを搭載するモデルも設定されます(最高でGeForce RTX4070)。また、新たなチューニングソリューション「Lenovo X Power」も搭載され、3Dレンダリングやフィルムの色補正などのタスクを強化し、パフォーマンス、バッテリー寿命、冷却効率の最適化も担うとのことです。

Lenovo Yoga Pro 9i 16

クリックで拡大します

Yoga Pro 9iとこの後ご紹介するYoga 9i 2-in-1には「Copilotキー」がついているとのこと。ただ、この画像を見る限り、どれがCopilotキーなのかはよくわかりません。

また、Yoga Pro 9iとYoga 9i 2-in-1には「Lenovo Premium Suite」というツール(ハードウェアとソフトウェアのパッケージ)も搭載されています。ノイズキャンセリングマイク、Dolby Atmosチューニングのスピーカー、ユーザーをフレームの中心に保つ5MPのWebカメラなどがPremium Suiteに含まれています。

あと、クリエイター向けを謳うだけあってディスプレイは高精細ですね。3.2Kと高い解像度に加え、Mini LEDバックライトを搭載するモデルも設定されています。また、発色品質も素晴らしく「リフレッシュレート165Hz、輝度400nits(ミニLEDモデルは1200nits)、Delta E<1、100%sRGB、100%DCI-P3、Dolby Vision、TÜV Low Blue Light認定、Eyesafe認定」と説明されています。

Yoga Pro 9i (16)は2024年4月に米国で発売され、価格は1,699.99ドル(1ドル=145円として約246,500円)から、と発表されています。この製品は日本発売の可能性が高いと予想しています。

2.Yoga 9i 2-in-1 (14)

Lenovo Yoga Pro 9i 2-in-1

スポンサーリンク
  Yoga 9i 2-in-1 (14”, 9)
OS Windows 11
CPU Core Ultra 7 155H
外部GPU (Intel Arc)
RAM 16GB LPDDR5x
ストレージ (最高)1TB PCIe Gen 4 M.2 SSD
光学ドライブ なし
ディスプレイ 14インチOLED (2880 x 1800) 最高120Hz
14インチOLED (3840 x 2400) 60Hz
ネットワーク Wi-Fi6E、Bluetooth 5.3
入出力 USB Type-C(Thunderbolt 4)× 2、USB Type-C(フルファンクション)、USB 3.2 Type-A、オーディオジャック
カメラ Webカメラ(5MP)顔認証対応
バッテリー 75WHr
サイズ 315 x 218 x 15.9 mm
重量 1.35 kg~

上にご紹介したYoga Pro 9i (16)と同様に「クリエイター向けに設計されたプレミアムノートパソコン」という位置づけですが、こちらはディスプレイサイズが14インチでコンバーチブル2 in 1筐体です。従来モデルが国内で販売されていますが、筐体サイズが異なる(このニューモデルのほうがずっと小さい)上、搭載CPUもCore Ultraとなっています。

筐体品質や各種機能(Lenovo X PowerやLenovo Premium Suite、MIL-STD-810Hの耐久性など)はYoga Pro 9iと共通ですが、外部GPUの搭載はないようです(上のスペック表にIntel Arc搭載と記載していますが、これは外部GPUのArcではなく、内蔵GPUのほうだと思われます)。

Lenovo Yoga Pro 9i 2-in-1
ディスプレイは有機ELで、4K解像度の設定もあります。また、発色品質に関しても「輝度400nits、100% DCI-P3、VESA認定 DisplayHDR True Black 500、Dolby Vision」と高く(2.8K/4Kとも共通)と高く、もちろんタッチ対応し、ペン入力も可能です(ペンも付属します)。

Yoga 9i 2-in-1 (14)は2024年4月に米国で発売され、価格は1,499.99ドル(1ドル=145円として約217,500円)から、と発表されています。この製品は従来モデルが日本でも販売されていますので、日本発売の可能性は高いと思います。

3.Yoga Book 9i (13)

Lenovo Yoga Book 9i

  Yoga Book 9i (13”, 9)
OS Windows 11
CPU (最高)Core Ultra 7
外部GPU なし
RAM (最高)32GB LPDDR5x
ストレージ (最高)1TB PCIe Gen 4 SSD
光学ドライブ なし
ディスプレイ 13.3インチOLED (2880 x 1800) × 2 
ネットワーク Wi-Fi6E、Bluetooth 5.2
入出力 USB Type-C(Thunderbolt)× 3
カメラ Webカメラ(5MP)顔認証対応
バッテリー 80WHr
サイズ 299.1 x 203.6 x 15.95 mm
重量 1.34 kg~

えー、この製品は「もっとも興味深い」ですね。13.3インチのディスプレイをデュアルで搭載するノートPCです。…実はこの製品、2023年モデルがあるのですが、残念ながら日本では発売されませんでした。

2023年モデルの紹介記事はこちらです。
Lenovo Yoga Book 9i - 久しぶりに登場したYoga Bookはデュアルスクリーン搭載モバイルノートに!第13世代Core i7搭載で性能も妥協していません

2024年モデルになり、筐体は2023年モデルとほぼ同一であるものの、CPUがCore Ultraに変更され、ディスプレイの発色品質も上がりました。2枚のディスプレイと着脱式のキーボードを備えてフレキシブルに形態(モード)を変えることができ、折りたたみ式(ディスプレイが曲がる)ディスプレイではなく、平面ディスプレイ2枚という構造なので、他社の折りたたみ式PCよりも価格がかなり低めになっているのも非常に魅力的なのですが、2024年モデルについても日本発売は微妙かと…。

Yoga Book 9i (13)は、2024年4月に米国で発売され、価格は1,999.99ドル(1ドル=145円として約290,000円)から、と発表されています。

4.関連リンク

Lenovo Showcases New Repertoire of Consumer Devices that Supercharge the Creative Process with AI:Lenovo プレスリリース(英語)

スポンサーリンク