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Lenovo ThinkPad X390 / ThinkPad X390 Yoga - 13.3インチにサイズアップしたThinkPad Xシリーズのモバイルノート / 2 in 1

Lanovo ThinkPad X390 Yoga
LenovoがMWC2019(@スペイン・バルセロナ)にあわせ、ThinkPad最新モデルをいくつかリリースしています。今回は13.3インチモバイルノート「X390」とコンバーチブル2 in 1「X390 Yoga」をご紹介します。2月28日現在、日本のLenovo公式サイトにはほとんど情報がなく、米国Lenovoのサイトにある情報も完全とは言えませんが、わかっていることだけでもご案内したいと思います。ただこれ、従来のX2●●シリーズのユーザーを中心に賛否がわかれるニューモデルかと思います。

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1.スペック

Lanovo ThinkPad X390
ThinkPadシリーズは注文時に非常に細かく構成のカスタマイズをすることが可能ですが、現在公開されているスペック表だと、「少し大ざっぱ」な感じです。

CPUはWhiskey LakeのCore i5もしくはCore i7で、Core i3の設定があるのかは不明です。RAMはX390、X390 Yogaとも最大16GBで、X390のみ「夏には最大32GB対応可」となっていました。おそらくX390 Yogaのほうも同様に32GBの設定が追加されるものと思われます。

ストレージは最大1TB SSDで、これも予想ですが256GBや512GBを選べるのは確実でしょう。しかし、現行のThinkPad X280だと「Core i3/RAM4GB/128GB」というエントリー構成が用意されていますが、X390/X390 Yogaでこのような構成が選べるのかは不明です。

X390とX390 Yogaの最大の注目点はディスプレイサイズですね。X280の、いやX2●●シリーズがキープしてきた12.5インチ(12インチ台)ではなく、13.3インチとなりました。「13.3インチって普通じゃん」という人もいるでしょうし、現行モデルでもYogaのほうに13.3インチモデル(X380 Yoga)がありますので、そんなに大きい話でもないと思う人もいるでしょう。しかし、クラムシェルのX390まで13.3インチになってしまった、というのは古くからのX2●●ユーザーにはうれしくない話かもしれません。

X390: 311.9 x 217.2 x 16.9 mm /1.28 kg~
X390 Yoga: 310.4 x 219 x 16.75 mm / 1.32 kg~
X380 Yoga: 313.5 x 222.2 x 18.2mm / 1.44 kg
X280: 307.7 x 209.8 x 17.4 mm / 1.13 kg~

ディスプレイが大きくなったことにより、当然ですがサイズが大きくなります。特にX280からのサイズアップについて、「あんまり変わらない」と見るか「大きく、重くなったなあ」と考えるかは人それぞれでしょうね。

また、ディスプレイは従来どおりHD解像度のTN液晶からFHD解像度のIPS液晶、さらにはタッチパネルまで選べます。ただし、コンバーチブル2 in 1であるX390 Yogaはタッチパネルしか選べません。また、X390 Yogaには筆圧対応のThinkPad Pen Proが同梱されます。

Wi-Fiに関してはいくつかモジュールを選択でき、Wi-Fi 6(ax規格)対応のものも選べます。その場合めちゃめちゃ高速になりますが、組み合わせるルーターなんかも対応させる必要があるからなあ…。また、LTE対応も可能(バンド等は不明)で、その場合はmicroSDカードリーダーがmicroSIMスロットも兼ねます。

入出力ポートは十分な数が揃っていると思います。USB Type-Cポートが2つあり、そのうちの1つがThunderbolt 3、もう一つはDC-INも兼ねます。また、LANポートに関してはRJ45ポートがついているのではなく、別形状のコネクターに別売りのアダプターを組み合わせて使う仕組みです。

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2.筐体

Lanovo ThinkPad X390
すみません、正面からの画像でいいのがありませんでした。ただ、スペック表のサイズからの印象として、この製品は上級モバイルノートとしては小さい方ではありません。少し前なら十分にコンパクトと言えましたが、2019年の現在、13.3インチの最新かつ上級のモバイルノートは横幅が軒並み310 mmを切っていますし、奥行きも210 mmを切っていることが多いです。重量にしても1.28 kg(Yogaは1.32 kgから)というのはむしろ重いほうと言えるかもしれません。並外れた堅牢性を備えるThinkPadシリーズなので、ここは仕方ないところ。

Lanovo ThinkPad X390 Yoga
こちらはX390 Yogaの天板画像です。トップ画像にあるように、X390 Yogaにはグレー(シルバー)の筐体色が設定されていますが、従来どおりThinkPadらしいブラックも健在です。なお、X390の筐体色について、グレー(シルバー)の設定があるのかは不明です。

Lanovo ThinkPad X390
X390のキーボードです。普通にThinkPadのキーボードで、特に書くことはないです…。言うまでもなく使い勝手は抜群です。指紋センサーもオプションで用意されています。

Lanovo ThinkPad X390

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Lanovo ThinkPad X390 Yoga

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上の画像がX390、下の画像がX390 Yogaです。入出力ポートの種類と数は同じですが、配置は少し異なります。Yogaのほうは電源ボタンが側面に配置されています。それと、これもYogaのほうですが、右側面の左端にスタイラスペンホルダーのようなものが見えます(正確にはわかりません)

3.価格など

Lenovo thinkPad X390とX390 Yogaは北米では5月の発売で、予想される価格はX390が1,099ドル(約122,000円)から、X390 Yogaが1,354ドル(約150,000円)から、です。日本発売は未定ですが、どう考えても発売されますねw おそらく発売時期も5月と考えていいと思います。

従来モデルのX280は日本で「半額当たり前」くらいの価格になってまして、最下位グレードであれば8万円台(2月現在)から手に入ります。記事中に触れたとおり、X390とX390 YogaにCore i3とかRAM4GBのモデルが設定されるかどうかはわかりませんが、全体的に少し価格は上がっちゃうのかな、という気はします。

普通だと「じゃX390が出るのを待とう」となるんでしょうが、この製品の場合「じゃ今のうちにX280を買っておこう」となる人が少なくないかもしれません。特に12.5インチを「神サイズ」と思っている人はなおさらですね。

4.関連リンク

ThinkPad X390:Lenovo(米国)
ThinkPad X390 Yoga:Lenovo(米国)

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コメント

  1. ina より:

    X380yogaの後継じゃないんですね。ちょっとびっくり。
    X2xxに競争力が無くなってきているのでそのうち何かあるとは思ってましたが、個人的にはEnter付近のキーが正方形になればサイズアップもOKです(日本語キーボードの写真が見つかりませんでしたが)

    液晶にキーボードを合わせるのがあたりまえなんですが、X220登場時は「キーボードに液晶サイズを合わせた?なんたる偉業」と勝手に感じてたのを思い出します。

    贅沢言えば本体刷新ついでに3:2液晶の軽くて新しいThinkpadもいつか作って欲しいですね。

  2. 匿名 より:

    これらもですが、ThinkPad X1 yoga 2019june?に期待
    しています。
    (というか、L390も統合されるのでしょうか??
    キーボード下降機構が消えたようですし。)

    6月に前倒しされるという情報も散見され始めたらしい、
    “本当の”プロセスルール刷新と思いたいIntel次世代CPUが
    搭載されてからが本番だと勝手に思っています。

    (記事中32GB可能になるタイミング=icelake)搭載開始だと
    勝手に希望的観測を持っているので(^^; )

    個人的に、2in1機能はロマンだけど使わないと実感した
    ThinkPad P40 yoga使いとしては、期待しています。
    ……今は格安で入手したThinkPad A485がメインですけど。
    以下更に酔っ払いの長文になりそうなので省略しますm(_ _)m

  3. 高見 彰 より:

    現在、起動時にファンが異音を出すT440Pを使用しており、そろそろ買い替える時期かなと考えています。 ひと昔前にLENOVOはとんでもないセキュリティホールがあるとうわさされていましたが、あの話はどうなったのでしょうか? もしごぞんじでしたら、教えてください。