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Lenovo ThinkPad X1 Carbon(2019)- より薄く、軽くなったThinkPadフラッグシップモバイルノート

Lenovo ThinkPad X1 Carbon(2019)
Lenovoは米国ラスベガスで開催されるCES 2019に先立ち、ThinkPadシリーズのニューモデル2機種を発表しました。「X1 Carbon」と「X1 Yoga」なのですが、この2機種はもともと兄弟機のような位置づけだったところ、2019年モデルになって相違点が増えましたので、この記事ではまずX1 Carbonのほうを紹介します。ただ、いつも書いてるんですけど、ThinkPadシリーズって見た目がほとんど同じで、新旧モデルの外観上の違いは「はっきり言ってめちゃめちゃ少ない」です。なので、スペック面とサイズにフォーカスして紹介させていただきます。

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1.スペック

Lenovo ThinkPad X1 Carbon(2019)
このスペック表はLenovoのプレスリリースと海外ニュースサイト「PC World」の記事を参照して作成しました。ただ、正式なスペック表が公開されていませんので、以下、ウインタブの推測で主要スペックを補足します。

OS:Windows 10 Home/Pro
CPU:Intel Core i5-8265U/Core i7-8565U
RAM:8GB/16GB
ストレージ:256GB/512GB/1TB/2TB SSD
ディスプレイ:
 14インチIPS(1,920 x 1,080)タッチ/非タッチ
 14インチIPS (2,560 x 1,440)タッチ
 14インチIPS(3,840 x 2,160)HDR
サイズ:322.8 × 216.9 × 14.95 mm/1.08 kg

このスペックから読み取れる「新しい部分」というのはCPUの換装、ストレージ容量の拡大、HDRディスプレイの追加、そしてサイズです。まずCPUですが、同じ第8世代ながらKaby Lake RからWhiskey Lakeに変更されています。もちろんCPUの世代(バージョン)は新しいほうがいいのですが、これは読者のみなさんもすでに織り込み済みだろうと思います。

次に4K解像度・HDRディスプレイの追加という点です。なお、HDR(スマホのHDRとは少し違っています)についてはウインタブではきちんと説明できませんので、下記のリンクをご参照ください。
「HDR時代」到来 テレビからiPhoneまで、HDRの現状を分かりやすく解説:EIZO

新しいX1 Carbonはディスプレイの品質を細かく選ぶことが可能になりましたので、よりクリエイターに喜ばれる構成になっていると思います。

次にサイズです。新旧モデルのサイズを比較してみます。

2019モデル:322.8 × 216.9 × 14.95 mm / 1.08 kg
2018モデル:323.5 x 217.1 x 15.95mm / 1.13 kg
※2019年モデルのタテ・ヨコサイズはウインタブがインチ表示をmm表示に変換したもの

確かに薄くなり、軽くなっています。もともとX1 Carbonはかなりサイズを絞り込んでいるので、そこからさらに若干でも小さく、軽くしたというのは評価できると思いますが、「あんまり体感差はないかも」と思いますね。

2.筐体

Lenovo ThinkPad X1 Carbon(2019)
正面から見たところです。正直なところ、全然違いがわかりません…。一応横幅が小さくなっていることからベゼルが若干細くなっているのだろうなあとは思います。

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Lenovo ThinkPad X1 Carbon(2019)
デザイン上で違いを感じるのは天板のデザインです。カーボン調(というかカーボンファイバー製なんですけど)の模様が入ったものを選べるようになりました。ただ、この画像だとよくわからないですよね。

Lenovo ThinkPad X1 Carbon(2019)
画像を拡大し、明るさとコントラストを調整してみました。従来のThinkPadシリーズにはなかった「模様」が入っているのがわかると思います。外観上で目立つ違いはこのくらいですね。

Lenovo ThinkPad X1 Carbon(2019)
入出力ポートの配置です。現行モデルから一部配置が変わっていますが、まあ、よっぽどのマニアかX1 Carbonユーザーでもない限り違いはわからないと思います。また、スペック説明でもこの画像でもSDカードリーダーが見当たりませんが、現行モデルにはmicroSDカードリーダーが装備されていますので、ニューモデルでもどこかにmicroSDカードリーダーが潜んでいるかもしれません。

Lenovo ThinkPad X1 Carbon(2019)
この製品はヒンジが水平位置まで開口します。また、キーボードなんですけど…、やっぱり全然変わったように見えないですね…。ザ・ThinkPad。これでいいんだと思います。

3.価格など

Lenovo ThinkPad X1 Carbonは2019年6月発売の予定で、北米での価格は1,709ドル(約186,000円)から、となっています。日本発売についてはアナウンスされていませんが「発売されないわけがない」でしょうね。

X1 Carbonの2018年モデルは2月に発売されていますので、6月に北米で、というのは少し遅い気がします。また、最近の流れから考えて、北米の発売からせいぜい1か月くらいで日本にも投入されるでしょう。まだ半年以上あります…。

新旧のX1 Carbon、違いはそれほど大きくありません。半年待つとしたら、「Whiskey Lakeにしたい」「4Kディスプレイが必要」という場合くらいかな、と思います。あと、週末だと現行モデルの割引率はおおよそ40%くらいになっていまして、2019年モデルがこの割引率まで拡大するのは今年の秋くらいかと思いますので、「コスパ面」と「時間」というのも機種選びの要因になってくると思います。

個人的にはあまり大きく変わっていないような気もしますが、「どうせ買うなら待ってでもニューモデル」というお考えもよーくわかります。じっくり考えましょう!

4.関連リンク

END-USER INSIGHT AND ENGINEERS PERFECT THE THINKPAD X1:Lenovo プレスリリース(英語)
Lenovo’s ThinkPad X1 Carbon, X1 Yoga slim down with 8th-gen Core chips for 2019:PC World(英語)

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