Lenovo ThinkPad L14 Gen 5（AMD）/ L16 Gen 1（AMD）－ 14インチと16インチのRyzen PRO搭載「メインストリームノートPC」

レノボがノートPC「ThinkPad L14 Gen 5（AMD）/ L16 Gen 1（AMD）」を国内発売しました。ThinkPadシリーズの2024年モデルは3月下旬から国内販売がスタートしていますが、AMD CPUを搭載する2024年モデルはいまのところL14とL16の2機種のみです。どちらかと言うと法人向けかな？と感じられるLシリーズ、2023年モデルに関してはL13 Gen 4で最低価格88,990円から、という非常に安価なモデルが追加されたりしていますので、チェックはしておくほうがいいかと。

1.スペック

スペック表

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L14 Gen 5は14インチ、L16 Gen 1は16インチです。2023年モデルまでは15.6インチ（L15）でしたが、2024年モデルになってディスプレイサイズが変更になりました。

L14とL16、システムスペックはほとんど同じで、ディスプレイサイズ（したがって筐体サイズ）とキーボード形状に違いがあります。また、2機種とも注文時に広範なカスタマイズが可能です。

CPUはRyzen 5 PRO 7535U/Ryzen 7 PRO 7735Uです。Ryzen 8000番台ではありません。決して古い型番ではなく、パフォーマンスも低くはないのですが、それなりの価格のPCを個人購入する場合は「Core UltraとかRyzen 8040シリーズに…」とは思いますよね。この型番はAI処理用チップNPUも搭載していません。

RAMとSSDはカスタマイズ範囲が広いです。RAMは8GBから64GBまで、SSDは256GBから2TBまでの容量を選べます。

ディスプレイはメーカーの仕様表だとそれぞれ3つのバリエーションがありますが、4月1日現在選択可能なのはスペック表を掲載した3つ（L14が2種類、L16は1種類のみ）で、すべて45%NTSCと「並」の発色品質です。100%sRGBクラスのディスプレイが選べると良かったんですけどね。

2.筐体

ThinkPad L14 Gen 5 (AMD)

ThinkPad L16 Gen 1 (AMD)

ディスプレイサイズが変わったL16はもちろんのこと、L14も筐体が新しくなり、横幅が1センチ強も小さくなっています。なので、左右のベゼル幅も細く、少しスタイリッシュになりました。

天板のデザインは基本的に変わっていません。というかThinkPadそのものです。ただし、Webカメラ付近に突起ができました。

クリックで拡大します

キーボードです（それぞれの画像の縮小率は異なります）。L16はテンキーがつき、L14はテンキーレスです。この画像では英語配列になっていますが、日本語配列と英語配列、バックライトの有無を選べます。テンキーの有無という違いはありますが、どちらも「いつものThinkPadキーボード」ですね。

L14 Gen 5（クリックで拡大します）

L16 Gen 1（クリックで拡大します）

側面と入出力ポートの配置です。若干の違いはあるものの、両者ほぼ同じ配置ですね。なお、L16の画像の「8」がUSB 3.2 Gen 1となっていますが、おそらくUSB 2.0の誤りと思われます。また、L14の背面画像がありませんが、L16と同様にオプションのSIMスロットが装備されていると思います。

USBポートが合計で5つ、有線LANポートも備えており、非常に充実したポート構成です。

3.価格など

Lenovo ThinkPad L14 Gen 5（AMD）/ L16 Gen 1（AMD）はレノボ直販サイトで販売中で、4月1日現在の価格はL14が266,200円から、L16が272,800円から、となっています。ちなみに週末の価格はL14が202,312円から、L16が207,328円から、でした（3月30日現在のもの。ThinkPadシリーズは基本的に週末に安くなります）。

記事中にも書きましたが、個人購入の場合、どうしてもCPUの型番が気になってしまいます。ThinkPadシリーズの場合、現時点で販売中の2024年モデルのIntel版はすべてCore Ultraを搭載していますし…。また、現状の価格（週末価格）も、「その割にちょっと高いのかなあ」と感じられてしまいます。今後の価格推移に期待しましょう。

4.関連リンク

ThinkPad L16 Gen 1 (AMD)：Lenovo
ThinkPad L14 Gen 5 (AMD)：Lenovo