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Lenovo ThinkPad E14 / ThinkPad E15 - サイズが一回り小さくなった、ThinkPad Eシリーズのニューモデル。第10世代Core iプロセッサー搭載です

Lenovo ThinkPad E15
Lenovoが主力ノートPC「ThinkPad」シリーズにニューモデル2機種を投入しました。「ThinkPad E14 / E15」という名称で、比較的低価格で購入ができる「Eシリーズ」となります。従来ThinkPadシリーズのほとんどで「3桁の数字(100の位がディスプレイサイズ、10の位が発売年度、1の位がCPUメーカーをあらわす)」を使っていたのですが、E14とE15は全く別の型番体系となりました。おそらく2020年モデルからはこの型番体系になるんでしょうね。ということで、この2機種はThinkPadシリーズの2020年モデル、と考えていいと思います。

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1.スペック

Lenovo ThinkPad E14
Lenovo ThinkPad E15
E14とE15それぞれにスペック表を作成しましたが、結局E14とE15はシステムスペックという点では「ディスプレイサイズが異なるだけ」です。ただし、当然筐体のサイズとキーボードの仕様も異なります。

ThinkPadシリーズは注文時に構成のカスタマイズができるというのが大きなメリットで、おそらく日本向けのノートPCでは随一と言えるくらいにカスタマイズの自由度が大きいです。OSはHome版とPro版を選べ、CPUは第10世代(Comet Lake)のCore i3/Core i5/Core i7を選択可能です。また、RAMは4GB(Core i3モデルのみ)/8GB/16GBから選択、ストレージはSSDに加えHDD(最大2TBまで)を追加で搭載することができます。なお、2019年とか2020年の水準ですと、Core iプロセッサーに組み合わせるRAMは8GB以上がおすすめで、ストレージもHDDのみ、という選択ができますが、「絶対に」SSDは外さないほうがいいです。

ディスプレイはE14が14インチ、E15が15.6インチで、解像度はFHD、TN液晶とIPS液晶を選べます。液晶形式についてはストレージ(絶対にSSD!)ほど強い主張はしませんが、個人利用であれば視野角が広いIPS液晶を選ばれることをおすすめします。E14とE15の場合、(割引を考慮して)差額2,000円台でTN液晶をIPS液晶に変更できます。

通信まわりではWi-Fi 6(ax規格)に対応することもできます。Wi-Fi 6に対応するルーターなどを使っている人にはありがたい設定と言えますね。また、入出力ポートはE14とE15で共通で、数、種類ともスタンダードノートとしては十分な構成になっていると思います。ただし、SD(microSD)カードリーダーがなくなってしまったのが残念です。

サイズですが、2019年モデル(と言っていいと思います)のE490、E590と比較してみましょう。

E14:325 x 232 x 17.9 mm / 1.73 kg
E490:329.3 x 242.8 x 21.9 mm / 1.75 kg

E15:368 x 245 x 18.9 mm / 1.9 kg
E590:369 x 252 x 19.95 mm / 2.1 kg

当初、「CPUを載せ替えて型番名を変えただけでしょ?」と思ったのですが、これを見ると筐体も一新されていることがわかります。全体的に少し小さくなり、軽量化されていますよね。E14のほうは「モバイルノート」とまではいいにくいですが、たまに外出先に持ち出すくらいなら問題なさそうです。

2.筐体

Lenovo ThinkPad E14
えー、決してやる気がないわけではありませんが、「基本的にはいつものThinkPad」です。なので、説明が(あまり書くことがないので)少し大変かな、と。この画像は14インチサイズのE14のほうですが、横幅がE490よりも小さくなったことにより、ベゼルが少し細くなったように思われます。ちなみにE14の横幅325 mm、E15の横幅368 mmというのは、同サイズの一般的なノートPCと比較して大きすぎるということはありませんが、特に小さいわけでもないです。

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Lenovo ThinkPad E14
天板です。このアングルこそ、「いつもどおり過ぎて書くことがない」という感じ。黒無地で樹脂製の、おなじみのデザインです。もちろん抜群に頑丈です。

Lenovo ThinkPad E14
Lenovo ThinkPad E15
上がE14、下がE15で、15.6インチサイズのE15のみテンキーがつきます。指紋センサーは新設計で、電源ボタン(右上の白枠の丸いボタン)に統合されました。なお、指紋センサーは全モデルで標準装備されるわけではなく、下位モデルではオプション扱いとなります。

画像を見て安心、というべきか、いつもどおりの赤いデベソ(トラックポイント)のついた、ノートPCとしては屈指の使いやすさを誇る、まさに「ThinkPadのキーボード」です。また、ThinkPadシリーズは注文時に日本語配列と英語配列、バックライトの有無を選択することができます。

Lenovo ThinkPad E14

Lenovo ThinkPad E15

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側面と入出力ポートの配置です。上がE14、下がE15ですが、配置は全く同じですね。構成や位置は悪くないと思います。ただ、上にも書きましたがSD(microSD)カードリーダーがなくなった(E490とE590にはありました)のがちょっと残念ですね。

3.価格など

Lenovo ThinkPad E14とE15はレノボ直販サイトで販売中で、11月9日現在の価格(週末クーポン価格)はE14が67,760円から、E15が70,840円から(ともに税込価格)となっています。ThinkPadシリーズの中では最も手頃な価格で購入ができるのがEシリーズです。E14、E15とも最低価格の構成はRAMが4GBでディスプレイがTN液晶なので(ストレージは128GB SSD + 1TB HDD)、「だいたいあと7~8千円くらい」プラスしてRAMを8GBに、ディスプレイをIPS液晶にすれば、ビジネスマシンとして申し分ない実力を発揮してくれると思います。

記事の冒頭にも書きましたが、おそらくこの2機種が「ThinkPad 2020年モデル」のトップバッターだと思います。デザイン的にはあんまり変わり映えしませんが、ThinkPadユーザーとしては逆に変わってもらっても困るわけで、キープコンセプトのThinkPadらしいニューモデルだと言えるでしょう。

4.関連リンク(Lenovo)

ThinkPad E14
ThinkPad E15

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コメント

  1. 匿名 より:

    電源ボタン?の白い枠のようなものは何なのでしょうね