レノボがIdeaPadシリーズのニューモデル「IdeaPad Slim 570 (14, AMD)」を発売しました。レノボのIdeaPadと言えば市場で屈指の激安…、いやハイコスパPCですが、このニューモデルも期待を裏切らない価格設定になっていますよ!
1.IdeaPad Slim 570 スペック
スペック表
IdeaPad Slim 570 |
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OS | Windows 11 Home |
CPU | AMD Ryzen 5 5625U |
外部GPU | なし |
RAM | 8GB(オンボード) |
ストレージ | 256GB PCIe NVMe SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14インチIPS(1,920 x 1,080) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB3.2 Gen1 Type-C(映像出力、PD対応)× 2、USB3.2 Gen1 × 2、HDMI、オーディオジャック、SDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(1080p) |
バッテリー | 56.5Whr(15.9時間) |
サイズ | 321.7 x 211.8 x 17.9 mm |
重量 | 1.38 kg |
バリエーションモデル
7月8日現在、上記スペック表の単一バリエーションです。なお、Officeの付属有無を選択可能です。
コメント
CPUはRyzen 5 5625Uです。Ryzen 6000番台ではありませんがZen3アーキテクチャを採用する、2022年1月にRyzen 6000番台と同時にリリースされた新しい型番です。もちろんパフォーマンスも高く、ビジネス用や学習用として十分な性能になっていると考えていいでしょう。
RAMは8GB、SSDは256GBで、欲を言えば16GB/512GBくらいが良かったとは思いますが、この製品は価格が非常に低く抑えられているためこのあたりは仕方のないところです。
ディスプレイは14インチのIPS液晶、FHD解像度です。ただ、ウインタブでは従来モデルの実機レビューをしていますが、ディスプレイの発色品質は「イマイチ」でした。このあたり、コストダウンの影響が出ていると思われますが、この製品ではどうでしょうかね?
通信まわりではWi-Fi6に対応し、入出力ポートもUSBが合計で4つ、HDMIにSDカードリーダーと、14インチノートとしては充実しているほうだと思います。ただし、USBの規格はGen1(データ伝送速度5Gbps)にとどまり、Gen2規格(10Gbps)やThunderbolt 4(40Gbps)は装備されません。
サイズを従来モデル(IdeaPad Slim 550)と比較してみます。
ニューモデル:321.7 × 211.8 × 17.9 mm / 1.38 kg
従来モデル:321.6 × 211.6 × 17.9 mm(最薄部)/ 1.45 kg
これを見ると、筐体そのものは変わっていないのかな、と感じます。ただし、筐体色が変更(プラチナグレーからストームグレーに。ちょっと濃い色になりました)されているのと、重量が軽くなっています。1.38 kgであればモバイル利用も十分可能でしょう。
2.IdeaPad Slim 570 スペック
正面から見たところです。ご覧のようにベゼル幅が細く、美しいデザインになっていると思います。
天板です。Lenovoのロゴが小さく入っているだけで他には装飾がなく、とてもシンプルです。このデザインはIdeaPadシリーズ共通のものです。筐体素材はアルミニウム合金でエッジ部分にはダイヤモンドカット加工が施されています。従来モデルの実機レビューの際、「天板が金属製、それ以外は樹脂製だと思う」と記載していますので、筐体素材は変わっているのかもしれません。また、上にも書きましたが、筐体色は「ストームグレー」で、従来モデルの「プラチナグレー」よりも濃色です。
それと、この製品はMIL規格(MIL-STD-810H)準拠の堅牢性があります。購入しやすい価格の製品ながら、このあたりは素晴らしいですね。
キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は「84キーJIS配列、バックライト・キーボード」と開示されています。
また、スピーカーはキーボード面の両サイドに配置されています。この配置は音質面では有利と思われ、実際従来モデルの実機レビューでも音質を高く評価しました。
側面と入出力ポートの配置です。基本的には従来モデルと同じですが、従来モデルのDC-INジャックがニューモデルではUSB Type-Cポートになりましたので、結果的にUSBポートが「1増」となりました。
3.IdeaPad Slim 570 価格など
Lenovo IdeaPad Slim 570 (14, AMD)はレノボ公式サイトで販売中で、7月8日現在の価格は税込み66,836円です。「レノボらしい割引率」51%OFFになっていますw
少なくともシステムスペックから見た価格は市場最安値レベルだと思います。ニューモデルになって重量も軽くなり、モバイルノートとしても使いやすくなったと思いますので、お買い得感は非常に大きいです。ただし、従来モデルの実機レビューでは「ディスプレイ品質(発色品質)が低い」「筐体に高級感はない」という指摘をしています。いずれもスペック表を見ただけではよくわからない部分ではありますが、ニューモデルではこれらの点が改善されているといいですね。まあ、価格が価格なので、あまり無理は言えないでしょうけど。
4.関連リンク
IdeaPad Slim 570(14型 AMD):Lenovo