Lenovoが16インチのスタンダードノート「IdeaPad Slim 560 Pro(16)」を発売しました。プレスリリースなどは出ていませんが、製品ページにあるスペック表の公開日が「5月11日」になっていましたので、先週に直販がスタートしたものと思われます。
IdeaPadという製品ブランドは、一部の例外を除き「超ハイコスパノート」と言えます。しかし、このIdeaPad Slim 560 Pro(16)は、もちろんコスパもいいんですけど、むしろパフォーマンスのほうに注目したいスタンダードノートです。
1.スペック
スペック表
IdeaPad Slim 560 Pro(16) | |
OS | Windows 10 Home |
CPU | AMD Ryzen 5 5600H/Ryzen 7 5800H |
GPU | なし/NVIDIA GeForce GTX1650 |
RAM | 8GB/16GB |
ストレージ | 512GB/1TB M.2 PCIe NVMe SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 16.0インチIPS(2560×1600) |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB3.1 Type-C、USB3.0 × 2、オーディオジャック、HDMI、SDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(720p)顔認証対応 |
バッテリー | 約 11-14時間 |
サイズ | 356 x 251 x 16.9 mm(最薄部) |
重量 | 1.89-1.92 kg |
バリエーションモデル
・Ryzen 5/-/8GB/512GB
・Ryzen 7/-/16GB/512GB
・Ryzen 5/GTX1650/16GB/512GB
・Ryzen 7/GTX1650/16GB/512GB
※左からCPU/GPU/RAM/ストレージ
コメント
IdeaPad Slim 560 Pro(16)の搭載CPUは第4世代のRyzen-H、Ryzen 5 5600H/Ryzen 7 5800Hです。つまり、ゲーミングノートに使われているのと同じ高性能な型番です。また、外部GPUのGeForce GTX1650を搭載するモデルも選択可能で、RAMも一部のモデルを除いて16GB、ストレージは全モデル512GBありますので、ここまでの構成はゲーミングノートと変わりません。冷却性能が少し心配ですが、スペック的にはオンラインゲームも十分プレイ可能です。
ディスプレイは16インチと、スタンダードノートでは一般的な15.6インチよりも少しだけ大きく、解像度も2,560 × 1,600と高精細です。アスペクト比も16:10と、一般的なノートPCの16:9よりもやや縦方向に長い形状です。ただし、最近は16:10の製品がどんどん増えてきていますので、来年くらいには「一般的には16:10」なんて書いているかもしれませんね。なお、リフレッシュレートについては特に記載がなかったので、ゲーミング仕様のものではなく、普通に60Hzになっていると思います。
入出力ポートについてはちょっと注意が必要です。
UMAモデルとDisモデルって何なのよ?としばらく悩んでしまいましたが、UMAモデルというのは「GeForceなしのモデル」、Disモデルというのは「GeForce搭載モデル」のことです。USBポートの構成が異なっていますね。
個人的には16インチ(15.6インチ)ならUSB Type-Aが3つにType-Cが1つ、くらいが妥当だと思っているので、この製品の場合は特にGeForceありモデルのほうで「ちょっと足りないかな」と感じます。
サイズは、ディスプレイのアスペクト比が16:10である、ということを反映し、横幅はやや小さめ、奥行き(短辺)はやや大きめ、厚さ16.9 mmというのはかなりの薄型に思われますが「最薄部」という但し書きがありますので、「やや薄型」くらいに考えておきましょう。重量は2021年の16インチ(15.6インチ)としては普通くらいです。
2.筐体
正面から見たところです。細いですねー、ベゼル。上部ベゼルのWebカメラ周辺が少し盛り上がっているのは最近のLenovo製品(IdeaPadシリーズとYogaシリーズ)によく見られる傾向です。この製品はIRカメラを搭載し、顔認証に対応します。
天板です。筐体色は「クラウドグレー」という聞き慣れないものになっていますが、見た感じは他のIdeaPadシリーズとよく似た色です。
キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は「JIS配列、バックライト・キーボード」となります。最近の15.6インチノートでは「テンキーなし」の製品が増えているように思われますが、この製品はオーソドックスにテンキーがついていますね。テンキーありとなしのどちらがいいのかは一概には言えませんが、事務仕事用ならテンキーありのほうがいいかもしれません。
3.価格など
Lenovo IdeaPad Slim 560 Pro(16)はレノボ直販サイトで販売中で、5月18日現在の価格は税込み96,844円から、となっています。ちなみにRyzen 7にGTX1650を搭載する最上位構成だと税込み122,265円です。IdeaPadらしい、「いいコスパ」だと思います。
オンラインゲームも十分プレイできそうなハイスペックマシンです。もちろんゲームが主目的ならゲーミングノートを購入するほうがいいと思いますが、この製品は落ち着いた筐体デザインでディスプレイも高精細なので、ビジネスPC、クリエイターPCとしても向きますし、もちろん「ちょくちょくゲーム」も楽しめますね。
4.関連リンク
IdeaPad Slim 560 Pro(16):Lenovo
コメント
リフレッシュレートは120hzですよ
すみません、その記載が見つからなかったので、どこをみればいいのか教えていただけますか?