Lenovo IdeaPad Slim 170 14 / 15 (AMD) － エントリークラスの価格でCPUにRyzen 5を搭載する、コストパフォーマンスの高いノートPC

レノボのノートPC「IdeaPad Slim 170」をご紹介します。IdeaPadシリーズとしてはエントリークラスとなる「100番台」の製品ながら、CPUにRyzenを搭載するなどパフォーマンスも高く、そしてIdeaPadシリーズらしく、コストパフォーマンスも非常に高い製品です。

この製品、5月27日に14インチ版が追加されたのですが、そういえば既存の15.6インチ版についても記事を掲載していなかったので、この機会に14インチ版と15.6インチ版についてご説明したいと思います。

1.IdeaPad Slim 170 スペック

スペック表

バリエーションモデル

14インチ版：
　Ryzen 5/8GB/256GB
15.6インチ版：
　Athlon/4GB/128GB
　Ryzen 5 3500U/8GB/256GB
　Ryzen 5 5500U/8GB/256GB
※左からCPU/RAM/ストレージ

コメント

14インチ版は単一バリエーションで、CPUはRyzen 5 5500Uのみ、Office付属有無が選択可能です。一方15.6インチ版はAthlon Gold 3150U/Ryzen 5 3500U/Ryzen 5 5500Uという、ちょっと変則的なCPUバリエーションになっています。

RAMはAthlonモデルのみ4GB、Ryzenモデルは8GBです。また、ストレージはAthlonモデルのみ128GB eMMC、Ryzenモデルは256GB SSDで、大容量RAMやSSDの設定はありません。15.6インチのAthlonモデルはRAM/ストレージ構成ともRyzenモデルと比較してかなり見劣りします。

14インチ版、15.6インチ版ともディスプレイはTN液晶、FHD解像度です。ノートPCは様々な場所で使うケースが想定されますので、視野角の狭いTN液晶だと少し使いにくいかもしれません。個人的にはディスプレイの仕様がこの製品のウイークポイントであると感じられます。

通信まわりではWi-Fi6には対応しません。また、入出力ポートはUSBが合計で2つ、HDMIにSDカードリーダーと、必要なものは揃っている感じです。

サイズは上位クラスの製品ほどコンパクトではありませんが、重量が14インチ版で1.4 kg、15.6インチ版で1.6 kgと軽量で、特に14インチ版はモバイルノートと呼んでもいいくらいだと思います。また、15.6インチ版についても、ちょくちょく外に持ち出して使えそうです。

2.IdeaPad Slim 170 筐体

14インチ版、15.6インチ版とも、公開されている筐体の画像が少なく、正面からのアングルやキーボードの画像が入手できませんでした。

ともにディスプレイのベゼル幅は細めで、格安PCという印象はありません。というか、IdeaPadシリーズの筐体は割と統一感があり、他のIdeaPadとほぼ同じデザインになっています。筐体色は「クラウドグレー」のみが設定されています。

また、キーボードについては、14インチ版、15.6インチ版とも日本語配列で、15.6インチ版にはテンキーも装備されています。バックライトはついていないようです。

クリックで拡大します

側面と入出力ポートの構成です。この画像は14インチ版のものですが、15.6インチ版も同じレイアウトです。

3.IdeaPad Slim 170 価格など

Lenovo IdeaPad Slim 170はレノボ直販サイトで販売中で、5月28日現在の価格は14インチ版（Ryzen 5 5500U）が税込み57,475円から、15.6インチ版（Ryzen 5 3500U）が50,925円から、となっています。また、15.6インチ版については5月28日現在、Ryzen 5 3500U以外のCPUを搭載するモデルは在庫切れです。

また、14インチ版はモバイルノートとしても使えそうですし、15.6インチ版は「たまに外に持ち出せる」スタンダードノートとして便利に使えそうです。記事中にも書きましたが、ディスプレイがTN液晶である、という点と大容量RAM/ストレージ搭載のバリエーションモデルがないことがネックでしょうね。しかし、CPU性能から見た価格は非常に安いと思います。

4.関連リンク

IdeaPad Slim 170 14(AMD)：Lenovo
IdeaPad Slim 170 15(AMD)：Lenovo