こんにちは、.TAOです。先日ご紹介したLenovo Chromebook Duetの日本発売が6月5日に正式に決まりました。今回の正式発表で分かったのですが、「Lenovo IdeaPad Duet Chromebook」という名称になったようですね。どこのメーカーもChromebookには型番のようなアルファベットと数字の組み合わせというのが多くて分かりにくいなって思っていましたが、こう言った愛称的なネーミングは分かりやすくてよいですね。
キックスタンドで自立可能なタブレットと脱着式キーボードの組み合わせは、「2in1タブレットの王道」的なデザインですし、そのSurfaceライクなところに魅力を感じる方は多いと思います。わたしもその一人ですが、やっと日本仕様のスペックの詳細が分かったので、その辺を中心に紹介したいと思います。
目次
1.スペック
基本的には海外仕様のものと変わりませんが、なんといってもキーボードが日本語配列になっている点が大きな違いです。この変更は、個人的に大歓迎です。クラムシェル型と違い、キーボードが脱着式で変更がしやすいのでJIS配列のものを用意してくれたのかなって思います。
しかし、海外仕様(US配列)でさえ変則的なキーピッチだったDuetのキーボードがJIS配列になって、その変則具合がどの程度増しているのかが少々不安ではあります。はやく現物がみたいところですが、今の時点では確認できる画像が見つけられないので、実機を紹介できる機会がありましたら、その際は詳しく紹介したいと思います。
それと、海外仕様ではストレージが64GBと128GBの2種類から選べましたが、日本発売のモデルは128GBのみのようです。少し値段を抑えたモデルがない事にはなりますけれど、それでも約4万円の価格設定となっているので十分リーズナブルですね。
CPUは、Chromebookとしては実績の少ないHelio P60Tの性能がいか程かっていうのも気になるところですね。スマホで採用している機種を参考にするならミドルレンジクラスの性能という事になりますが、Chromebookでバリバリゲームをするっていう人は少ないと思うので、通常利用でストレスを感じることはないと思われます。
ChromebookにもハイエンドのCPUを搭載したモデルが多く発売されていますが、使用用途によってはWinsows PCでいうロースペックCPUでも十分快適に使えるのがChrome OSの良いところ。そういった意味からも、ローミドルスペックで価格を抑える効果は、Windows PCよりも高いと思います。
2.筐体
タブレットにキックスタンドカバーをマグネットで装着する事で、いわゆるSurfaceライクな使い方ができます。タブレット本体の厚さが7.35mmと薄く、スタンドカバーを外せば450gであり、Surface Go 2よりも約100g軽く取り回しが楽ちんです。
付属する脱着式キーボードには厚みがあり、タブレット本体とほぼ同じ重さがあります。そのためキーボードに傾斜を取るような位置では固定できません。机などにベタ置きになりますが、かえって安定してよいかもしれませんね。
スタンドカバーはグレーのファブリック素材ですが、キーボードの裏側はそうではありません。その方がタイプしているときに布よりは滑らないと思うのでよいでしょう。
スタンドカバーはマグネットでくっついているだけなので、力を加えればタブレットとズレが発生するようですが、背面レンズ部分がいくらか盛り上がっているので、その部分が位置を固定する役目もあるみたいです。
背面のファブリック素材、好みによって張り替えできると面白そうですね。Duetがバカ売れなんて事があったら、Lenovoのオプションとか、サードパーティーからとか個性的なスタンドカバーが販売されそうな予感がします。それはそれで売れそうな気もしますけど。
自立するタブレットは、Lenovo YOGA TABシリーズを愛用していた私の実感として使いやすさは抜群です。Windowsはタブレットとして使うには幾分ストレスを感じることが多いと思いますが、Chromebookの方が使いやすい(あくまで個人的な主観ですけど)イメージがあるので、タブレット単体で使う場面は多くなると思います。
3.特徴
素早く起動し安全につかえる
Chromebookの起動は素早く、電源OFF状態からも数秒で起動します。サスペンド状態からならスマホのように一瞬で起動するのでイライラすることがありません。使いたいときにサッと使えて時間を無駄にする事がありません。
基本的に利用するデータはクラウドに保存されるので、万が一パソコン本体が盗難にあってもデータの流出の危険を最小限にすることができます。複数の人で一台のChromebookを共有する場合も、ログインIDを使い分けることでプライバシーは守られます。
それでも心配な場合は、Chromebookの使用後に初期化することで万全な安全を手に入れる事ができます。初期化にかかる時間も、初期化されたChromebookにログインする場合も数分で完了し、クラウドに保存された自分の環境は、都度再現されます(Chromebook上でLinux環境を構築している場合はどこまで再構築されるかは確認できていません)。オーバーな表現ですけど、まさに完璧な安全性をもったパソコンですね。
Chromebookは、閲覧するウエブページやアプリなどは、各々「サンドボックス」といった制限された環境で動作するので、ウイルスなどの脅威が他の部分に影響することがありません。Windowsのように時間のかかるアップデートではなく、スムーズな自動更新で常にOSが最新の状態を保つので、安心して使うことができます。
Microsoft Officeの利用も動画鑑賞にも大活躍
Chromebookからも、Google Play ストアのアプリやMicrosoft のオフィス用ソフトを使用することができます。Microsoft 365を利用しているなら、WebベースでのOfficeの利用はWindowsで利用する場合とほとんど変わらないので、違和感なく仕事に使うことができます(一部機能に制限があります)。
また、スタンドカバーを付けたタブレット本体は、明るく見やすい10.1型 WUXGA IPS液晶を搭載しているので、場所を選ばずYouTube やNetflix 等、動画コンテンツの視聴にも最適です。
2in1タブレットの利便性を最大限に
JIS配列でフルサイズ(一部変則的なキーピッチになっています)のキーボードで快適に入力可能。また、ファブリック素材のキックスタンド付きマグネットカバーとキーボードを取り外すことでタブレットとしても利用できる2 in 1 スタイルは、携帯にも便利な上、スマホより見やすく、利用シーンに合わせてスタイルを変えられます。
タブレットとキーボードを合わせても1kgを切る軽量設計で、どこにでも連れて行ってサッと使うモバイル端末の理想形かもしれませんね。
スタイリッシュな2色カラー
タブレットの背面には、アイスブルーとアイアングレイのツートンカラーが採用されていて見た目がとてもスタイリッシュ。8mm以下の薄型で450gの軽量なタブレットは持ち運びやすく、片手でのタッチ操作も快適に使用できます。ほど良いベゼルサイズで持ちやすく、10.1インチの大画面で視認性が優れています。また、約10時間稼働するバッテリーで屋外での使用や、移動の際も便利で安心です。
4.まとめ
Lenovoがとても魅力的に仕上げてきた2in1タブレット「IdeaPad Duet Chromebook」は、6月5日より税別40,880円でLenovo直販サイト並びに家電量販店などで発売開始となります。この両者は型番は違うものの仕様は同じと考えて良さそうです(仕様書を見比べても違いが分からなかったので)。
日本語配列のキーボードが標準で付属するキックスタンドカバーを備えたChromebookタブレットのパッケージングと価格設定はとても魅力的にみえますね。子供のパソコン入門機としても、モバイル用のサブ機としても、はじめてのChromebookとしても購入候補の筆頭に上がるモデルでしょう。
クラムシェル型のChromebookはパソコン感が大きく、ともすれば使う頻度がどの程度になるか想像しきれない部分がありますが、このDuetは、手頃なサイズ感とタブレットとしての完成度が高い事で、大きめのスマホを使う感覚に近いかなって思います。
はじめて触れるChromebookとしては、どんどん使ってなんぼな所があるので、まさにうってつけじゃないでしょうか。わたしも、財布の中身次第ではぜひとも手に入れたいChromebookです。
5.関連リンク
Lenovo IdeaPad Duet Chromebook:Lenovo公式サイト
コメント
ヨドバシでも販売されるみたいですが、予約受付を終了していたので、
通販の初期入荷分ははけてしまったみたいですね。ガジェット好きが
結構狙っているということでしょうか。
こんにちは。
この構成で約4万円というのはChromeBookの中でもお買い得で魅力的な商品だと思います。
Chromebookに注目が集まる中で、これが売れるのは必然かもしれません。
と、個人的には思ったりしています。
Amazonは64Gでストレージ少なかった。海外使用?
こんにちは。
Amazonの取り扱い商品もJIS配列のようで、ストレージが64GBのモデルもあるってことなんですかね。
記事を書くために正確な情報を集めるよう努力しているんですけれど、難しいですね。
レノボのHPは128Gだけで、Amazonのレノボには64ギガがあってややこしいですね。
紹介記事ありがとうございます。
早速ビックカメラで予約しました。
いつ届くのかは不明ですが。
ところで、商品紹介画像にも写っているスタイペンは売っているのでしょうか。
ネットで探してみたのですが見つかりませんでした。
こんにちは。
私も記事をまとめる段階で、スタイラスペンの事結構調べたんですけれど、現時点ではオプションとしての販売はされていないようです。
もしかしたら、発売日には直販サイトで販売されるかもしれません。
私もDuetを買おうか思案中で、Chromebok S330を高く買い取ってくれるお店があったら速攻注文しようと思います。
こういうのが使えるかも知れませんね。
「知らんけど」状態ですが…。
https://www.lenovo.com/jp/ja/jpad/accessories-and-monitors/pens-and-supplies/pens/c/pens
サポートに聞いてみましたが、今現在では対応しているペンは販売していないそうです。
横レス失礼します
これはUSI規格のデジタイザ対応なので
HPのデジタイザ(8NN78AA-AAAA)が使えるはずです
相互互換性が義務付けされた規格ですので
8NN78AA-AAAAで検索してみて下さい
多分使えるはずです
どんなJIS配列か気になります…
US配列で使いたい。
こんんちは、わたしもJIS配列がどんな事になってるのかすごく気になります。ローマ字入力でのタイピングならUS配列に不満はありませんけど、EXCELとかで数式を入力する時はUS配列を強く意識しないと戸惑います。万人受けはJIS配列の方が良いと思いますが、キーボードには好みがありますからね。
DMM系のブラウザゲームやAndroid版がChromebookでどこまでできるのか
お試し企画やって欲しいんだけどなぁ・・・。
気にはなるのに、買ったはいいけどやりたいことができなかったでは
話にならないし・・・(´~`;)
こんにちは、ゲームに明るいならお試し企画はどんどんやりたいんですけど、そっち方面はてんで疎いもので厳しいかなって思います。YouTubeで「Chromebook ゲーム お試し」で検索したら色々参考にる動画があるようなので、一度検索してみて下さい。お力になれずすみません。
スタイラスペンの質問をした者です。
本日、ビックカメラから本体届きました。軽く使ってみましたが、キーボードが思いのほか打ちやすいです。
左上に日本語、英語変換キーがあるのは予想通りでしたが、スペースキーの左右にそれぞれ、英数キー、かなキーがあるのには愕きました。
Macのキーボードかと思いました。
先日、魔がさして購入したsurface go 2よりも使いやすいかもしれません。
わぁ、いいですねぇ。心配だったJIS配列のキーボードは案外良さそうですね。
ますます欲しくなりますねぇ。
US配列が選べない時点で選択肢から外れちゃった。
せめて直販で選べれば良かったのに。
そんなに少数派なのかな。
JIS配列のキーボードをあえて用意してくれた事はとても評価が高いですが、2in1なのだからUS配列を選べても良いですよね、私もそう思います。