中国の大手家電メーカー「Xiaomi(シャオミ、小米)が、12月9日に都内で発表会を開催し、日本市場に投入する製品を明らかにしました。ウインタブ的には「Xiaomiと言えばスマホ」ですが、もともとXiaomiはスマホ以外の家電製品なども手掛けていて、発表された製品の顔ぶれを見るとずいぶんバラエティに富んでいる、と感じます。
1.Mi Note 10/10 Pro
1億画素のアウトカメラを持つ、話題の最新スマホ「Mi Note 10」が、「やっぱり」日本で発売されます。この製品は現在でも中国の通販サイト(BanggoodやGearbestなど)で購入ができますが、今度は日本正規品を買えるようになります。価格は上の画像にある通り、無印版(6GB/128GB)が52,800円(税込み58,080円)、Pro版(8GB/256GB)が64,800円(税込み71,280円)です。販売サイトはAmazon、12月9日午後4時30分から予約販売がスタートします(発売日は無印が12月16日、Proが12月23日)。
ちなみにこの製品は日本の技適も通過していて、ディスプレイ面に技適マークと認証番号が電磁表示されます。そのため「初期不良時の保証の安心感」などが懸念されるものの、中国の通販サイトで「グローバル版」を購入しても普通に使えます。また、例えばBanggoodだと12月9日現在、クーポンコード「BGJPN10」を使用すれば439.99ドル(48,901円)で購入ができますので、「まあこんなもん」くらいの内外価格差なのかな、と。
なお、Mi Note 10についてはウインタブで紹介記事を掲載していますので、詳しくはこちらをご覧ください。
Xiaomi Mi Note 10 - 1億800万画素のカメラを搭載するXiaomiの最新スマホがついに正式発表されました!
2.Mi Band 4
続いて、こちらもウインタブでは何度も記事を掲載している低価格フィットネストラッカー(スマートウォッチ)「Mi Band 4」です。ガジェット好きな人はもう買ってしまっているのでは?低価格ながら健康管理以外にも多彩な機能を持つ製品ですね。こちらもAmazonで12月9日から予約販売開始です(発売日は12月23日)。また3,490円(税込み3,839円)という価格は中国通販のセール価格よりも数百円くらい高いですが、Amazonの販売網で注文してすぐに入手できることを考えれば悪くないかな、と思います。
なお、この製品の実機レビュー記事はこちらをご覧ください。
Xiaomi Mi Band 4 レビュー - Xiaomiの大ヒットフィットネストラッカーの最新モデルを試す!もう高価なスマートウォッチはいらない!?(実機レビュー:かのあゆ)
3.Mi IH炊飯器
個人的には「楽しいのはここから」ですね。まずは炊飯器。少し前から中国人観光客の人達の「爆買いリスト」には日本の炊飯器が入っているようですが、今度は私達が中国の炊飯器を使う番になるのかも知れません。「Mi Homeアプリによる遠隔制御」に対応する、というのがセールスポイントに上がっていますが、「米がまずけりゃ意味がない」ので、めっちゃハイテクな日本メーカー品を向こうに回して、日本人の味覚を捉えることができるのかが気になります。しかし、日本市場に「炊飯器」をぶつけてくるところにXiaomiの「凄味」が感じられます。
価格の9,999円(税込み10,998円)というのは日本メーカーのハイエンド品と比べるとずいぶん安いですが、とりあえずXiaomiの健闘を祈りたいところ。
4.スーツケース
2019年はウインタブも海外取材に行かせてもらいましたし、「実家が北海道」なこともあり、個人的にスーツケースのニーズは高いんです。私がベストだと思っているのが「RIMOWA(リモワ)」製品なんですけど、何しろ高価なんで、サイズ別に何種類か揃える、なんてことはできません。
スーツケースの価格はピンキリというか、二極化しているように思います。高いのがそれこそリモワなどで、小さいものでも数万円、大型のものなら10万円を越えるものもあります。一方でイトーヨーカドーとかイオンに行くと数千円で購入できるスーツケースがたくさん目につきますよね?
Xiaomiの2種類のスーツケース、どちらもコンパクトサイズですが、安い方(7,990円、税込み8,789円)はイオンとかヨーカドーで売ってるのと大差なく、高い方(17,900円、税込み19,690円)は「安くはないけどスーツケースの一流ブランド品よりはかなり買いやすい」という感じです。でも、いいですね、17,900円のほう…。
5.モバイルバッテリー
10,000 mAhのモバイルバッテリー。急速充電対応で、2つのデバイスを同時に充電できます。ただ、モバイルバッテリーというジャンルはコモディティ化(他製品との差別化が難しくなっている状態)していて、ウインタブとしても「Xiaomiが絶対おすすめ!」みたいなことは書けません。他社製品が悪いという意味ではなく、大手メーカーであるXiaomi製なら品質とか安全性は高そうですよね、というくらい…。
なお、炊飯器、スーツケース、モバイルバッテリーに関しては、「Amazonで近日発売」とアナウンスされています。
いかがでしょうか?やはりスマホ「Mi Note 10」が最も気になるところではありますが、様々なジャンルの製品が発売され、それぞれが十分に魅力的と感じられます。個人的には「17,900円のスーツケースが欲しいわあ」と思ったりしますけど、スマホに絞らず、「広く浅く参入」というのは素人目にも結構リスクが高い(在庫調整とか広告宣伝費用とかですね)ような気もします。そんなことはXiaomiだってわかっているはずで、それをあえて日本で仕掛けるところに敬意を表したいと思います。
コメント
中華サイトで買う事が多い私にとっては小米は家電メーカーですね。掃除機とかライトとかマッサージ機の印象があります。スマホもモバブも使ってたので性能の高さは折り紙付きです。国内で売ってなかった為、日本語対応してないタブレットとかもあったので今後は汎用性上がって嬉しい限り。
炊飯器は面白いですね。
元三洋の技術者も参戦して作っているので、それなりかと思います。
ハイエンドを求めて居ない人には良いかもね
標高で沸点が違うのですが、中国本土のだと、標高で炊き方が変えられたけど、このモデルとは違うのかな?
スマートウォッチほしいですね。
バッテリー持ちがよいということでようやく手が出せる。
Mi Band4予約した