VOYO A1 PLUS Ultimate － キーボード非分離型２ in １もある中国タブレットの奥深さ

どんどん最新スペックになっていく中国タブレットですが、今度はキーボード非分離、ディスプレイ360度回転型の2 in 1が最新のAtom（CherryTrail）を搭載してデビューしました。「VOYO A1 PLUS Ultimate」といいます。もちろん価格もかなりお手ごろになっていますよ！

1.スペック

OS：　Windows 10 Home 64ビット
CPU：　Intel Atom X5-Z8300
RAM：　4GB
ストレージ：　64GB
ディスプレイ：　11.6インチIPS（1,920 × 1,080）
カメラ：　イン0.3MP / アウト2MP
ネットワーク：　802.11 b/g/n、Bluetooth 4.0
入出力：　 MiniHDMI、MicroUSB 2.0 × 2、microSD、オーディオジャック
バッテリー：　10,000 mAh （6-8時間）
サイズ：　290 x 196 x 16 mm / 重量 1,200 g

補足します。CPUのAtom X5-Z8300はIntelのARKによれば最大メモリサイズが2GBとなっていますが、実はこの記載が誤りである可能性があり、東芝のdynaPad N72など、このCPUを搭載しつつRAMが4GBという製品が他にもあります。私見ですが、複数のメーカーがこういう構成で製品をリリースしているということは、おそらくZ8300はRAM4GBにも対応しているのでは？と思います。

普及価格帯の小型2 in 1としては十分に優れたスペックですね。Z8300がRAM4GBに対応しているという前提ですが、64ビットのOSを効率よく動かせそうな感じですし、ディスプレイも合格点をあげられる解像度だと思います。サイズのほうもこのタイプとしては満足できるもので、小さく、軽い部類です。

2.筐体

筐体はキーボード非分離、ディスプレイ360度回転型ということで、もはやおなじみの「4つのスタイル」に対応します。この画像を見たとき、Lenovo FLEX 3（改名してYOGA 300になるみたいですね）にそっくりな気がしました。

これがFLEX 3です。いかがですか？私、「（改名後の）YOGAといえばオレンジ」というイメージを持っていたのですが、FLEX 3にはオレンジというバリエーションがありませんでした。YOGA 900のほうには鮮やかなオレンジがありますけどね。ついでにFLEX 3とサイズ比較してみると

FLEX 3：　299 × 209 × 21.8 mm / 1.39 kg
A1 PLUS： 290 x 196 x 16 mm / 1.2 kg

ということで、優秀ですね、A1 PLUS。ただし、中国タブレット（日本向けではないという意味で使っています）ということで、筐体の剛性感とか質感については何とも言えません。Lenovo製品であれば特に心配はいらないでしょうけど。

筐体の詳細画像（展開図でいいんでしょうか？）です。スピーカーの位置はなかなかよさそうです。ちなみにこの記事ではオレンジの筐体画像を紹介していますが、カラーバリエーションとして他にシルバーもありますので、普通に使いたい人にはそっちのほうがいいかもしれません。

これ、GEARBESTの製品ページの画像ですが、シルバーだとかなり落ち着いた印象になりますね。

3.価格

VOYO A1 PLUS Ultimateは現在「プレセール」の扱いになっていて、プレセール終了が11月20日の予定なので、入手できるのは早くてもそれ以降となります。価格はGEARBESTで282.99ドル（36,202円）となっています。ちなみにこの記事で比較したLenovo FLEX 3は11月1日現在の価格で38,610円なので、そんなに変わりません。しかし、CPUとRAMの構成を考えるとパフォーマンスはA1 PLUSのほうが上なんじゃないか、と思います。

もちろん製品の歩留まりというか、品質面の完成度はLenovoのほうが上と考えるのが自然ですし、何かあったときも安心です。なお、Office 365が付属しているかのような記事を見かけますが、Windows 10になってからMicrosoftはOffice 365のバーゲンセール（やたらと1年間無料利用権をバンドルさせる方針）をしていないので、おそらく「30日間体験版」が付属するのみと思われます。

4.関連リンク

VOYO A1 PLUS Ultimate WiFi Version Ultrabook Tablet PC：GEARBEST
※製品の詳細情報がチェックできるようにリンクしています。海外通販を使って購入される場合は商習慣が異なる場合がありますので、通販サイトの売買ルールをよく確認してからにしましょう。