TeclastのミニPC「N20」をご紹介します。先日Xのタイムラインにこの製品のPRポスト(Teclastの公式Xアカウントによるもの)が流れてきて、「?」と思ったので製品の詳細を確認してみたところ、非常にコスパのいいミニPCであることがわかりました。「ミニPCでコスパがいい」となると心配なのはOSのライセンスですが、Teclastに確認したところ「問題ありません」とのことでした(実機を確認できていないので、ウインタブが読者の方々に言えるのはここまでです)。
エントリークラスのミニPCなのでメインPCとしての利用は少々厳しいと思いますが、なにせ2万円切り(1月19日現在)で購入ができてしまう、というのが魅力です。
1.製品概要
スペック表
Teclast N20 | |
OS | Windows 11 Pro |
CPU | Intel Celeron N5095 |
外部GPU | なし |
RAM | 16GB (8GB×2 DDR4 2666MHz) |
ストレージ | 512GB SSD(M.2 2280 PCIe) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | なし |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5 |
入出力 | USB 3.2 Gen1 Type-C、USB 3.2 Gen1 Type-A × 4、HDMI × 2、オーディオジャック、LAN(RJ45) |
カメラ | なし |
バッテリー | なし |
サイズ | 117 × 117 × 41 mm |
重量 | 412 g |
コメント
OSはWindows 11 ProでCPUはCeleron N5095です。最近のエントリーCPUだと「Intel N100」の評判が上々のようですが…
Passmarkが公表しているスコアはこんな感じです。N100には及びませんが、4,000点オーバーのスコアが出ていますので、Officeソフトや業務用のWebアプリ(ブラウザー上で操作するもの)、動画視聴、Webブラウジングなどは問題なくこなせると思います。画像加工(高度なもの)や動画編集、PCゲームには向きません、というか「できない」と思っておくほうがいいです。
RAMは16GB、SSDは512GBで、SSDについてはPCIe 3.0 NVMeと(搭載CPUの割に)高速です。
ポート構成です。USBポートはすべて3.2 Gen1規格(5Gbps)で、Type-Cポートが映像出力やUSB PDに対応するかは不明です。ただ、HDMIポートが2つありますので、このスペックのミニPCの映像出力(の能力)としては十分でしょう。
筐体はアルミ製。Teclast製品は筐体品質がいいので、価格以上の質感に仕上がっていると思います。また、サイズは中華ミニPCとして普通~やや小さめくらいです。
2.価格など
Teclast N20はAmazonで販売中で、1月19日現在の価格は18,900円です(製品ページにある5,000円OFFクーポンを使用した価格です。クーポンの期限は1月21日)。これ、異常に安いんじゃないかと…。CPU性能は低いんですけど、RAMとSSDは十分な容量を搭載していますし、OSはPro版です…。
この記事を書く前にTeclastのご担当者と少しやり取りをしていて「この製品、売れてないんですよ~」とのことでしたから、18,900円というのは「出血大サービス」なのかもしれませんね。記事中でも触れましたが、この製品はウインタブ読者のメインPCとしては力不足だと思います。しかし、Intel CoreとかAMD Ryzenを搭載するノートPCをメインで使っている人のサブ機としてならいい仕事をしてくれるんじゃないか、と思います。
3.関連リンク
TECLAST N20 ミニPC:Amazon