UMPCのONE-NETBOOK OneMixシリーズは日本でもすっかり有名になりましたが、2月17日にONE-NETBOOK社の日本正規代理店テックワンから、10.1インチサイズのコンバーチブル2 in 1「OneMix4」の予約開始がアナウンスされました。10.1インチといえばさすがにもう「UMPC」とは言えませんが、モバイルノート系PCとしては最小サイズですし、ONE-NETBOOKらしい、非常に高いスペックの製品になっています。
1.スペック
OneMix4 | |
OS | Windows10 Home |
CPU | Intel Core i5-1130G7 / Core i7-1160G7 |
GPU | なし |
RAM | 8GB/16GB |
ストレージ | 256GB/512GB/1TB M.2 PCIe SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 10.1インチLTPS(2,560 × 1,600)タッチ |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetoosh 5.0 |
入出力 | USB4 Type-C × 2、USB3.0 Type-C、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | なし |
バッテリー | 10000mAh(3.85V)稼働8時間 |
サイズ | 227 x 157.3 x 9-17mm |
重量 | 769 g |
バリエーション
OneMix4:Core i5-1130G7 / 8GB or 16GB / 256GB or 512GB or 1TB
プラチナエディション:Core i7-1160G7 /16GB / 512GB or 1TB
Tiger Lake搭載
CPUにはTiger Lake(UP4)のCore i5もしくはCore i7を搭載します。OneGx1 ProにあったTDPの調整機能もあるかもしれないですね。ただ、TDPをいじらなくともビジネス用や学習用、イラスト制作などでは十分な性能になっていると思います。
また、RAMも最低で8GB、ストレージも256GBから(主力は16GB/512GBと思われます)と容量が大きく、高性能なCPUに見合った構成と言えます。
高精細なタッチディスプレイ
10.1インチサイズで解像度は2,560 × 1,600と高精細です。もっともOneMixシリーズは8.4インチサイズのOneMix3シリーズでもこの解像度でしたけどね。また、sRGB100%の発色性能と2,048段階の筆圧に対応するペン入力に対応します。
コンパクトサイズ
OneMix4は10.1インチサイズとしては非常にコンパクトです。重量769 gというのもUMPC並みです(いや、本当はUMPCよりちょっと重いんですけどね…)。絶対的なサイズはもちろんUMPCよりも大きいですが、携帯性に関してはUMPCに大きく引けを取らないと言えるでしょう。
2.筐体
筐体サイズが10.1インチとしては小さいこともあり、ベゼル幅は3辺が約4.5 mmと非常に細くなっています(ノートPC形態の際の下部ベゼルのみ4.5 mmよりも太いようです)。
筐体素材はCNC加工のアルミ合金。メーカー側でも質感の高さを強くアピールしています。また、この画像はOneMix4のもので、筐体色はダークネイビーですが、プラチナエディションはスペースグレーとなります。
画像上がOneMix4、下がOneMix4プラチナエディションです。
キーボードです。10.1インチサイズなのでキーピッチはかなり狭いんだろうなあ、と予想していたら、18.5 mmを確保しているとのこと。最上段の2列(Fキーと数字キー)はさすがに小さくなっていますが、テキスト入力は快適にこなせるのではないでしょうか。また、このキーボードにはバックライトもついています。
テックワン扱いの日本正規版には日本語キーボードも用意されます(英語キーボードも選べます)。
側面と入出力ポートの配置です。3つのUSBポートはすべてType-Cとなり、うち2つはUSB 4(たぶんThunderbolt 3以降という認識でいいと思います)と高規格です。そのかわりHDMIポートはありません。このサイズ、この薄さで(Type-Cのみとはいえ)USBが3つあるのは立派だと思います。
3.価格など
ONE-NETBOOK OneMix4はテックワンが運営するONE-NETBOOK日本公式サイトで2月17日から予約販売がスタートしています。なお、発売日は4月4日です。2月17日現在の価格は
OneMix4:
Core i5/8GB/256GB:115,200円(126,720円)
Core i5/16GB/512GB:124,200円(136,620円)
Core i5/16GB/1TB:133,200円(146,520円)
プラチナエディション:
Core i7/16GB/512GB:142,200円(156,420円)
Core i7/16GB/1TB:151,200円(166,320円)
※カッコ内は税込み価格
※いずれも日本語キーボードと英語キーボードを選べます
となっています。なお、購入特典としてOneMix4 オリジナル収納ポーチとType-C/Type-A変換アダプタが、また先行予約キャンペーンとして2048筆圧 デジタルスタイラスペンが付属します。
当初、この製品の(ディザー)情報を入手した段階で「凝った製品だから、相当高くなるんだろうなあ」と思っていましたが、その印象よりは安価に感じられます。みなさんはどう感じられますか?
4.関連リンク
OneMix4:ONE-NETBOOK日本公式サイト
OneMix4 プラチナエディション:ONE-NETBOOK日本公式サイト
コメント
4GorLTE対応であってほしかった…
「Type-Cで充電可能な10.1インチのSIMフリー機」であればLet’s RZのリプレースになりえたのに…
i5(1130G7) 16GB 512GB版を昨日予約しました♪
ONE MIX 4のi7版にしなかったのはGPD WIN 3(1165G7版)もクラウドファンディングしてるからと
cube mix plusの代替え2in1利用の為なので、そこそこの性能とバッテリー駆動時間を優先したかったからです
私の場合、アンドロイドなのでテザリング普通にできますからSIM不要ですし、下手したらダウンクロックして使うかもしれないぐらいなので、1160G7は要らないかなと判断しました
にしてもPayPalからの引き落とし連絡は来たけど‥テックワンからの購入完了メールは来ないんですね
支払いは終わってるので大丈夫だと思いますが‥
で、公式に問い合わせもしたので何方かの役に立てばとコピペ残しておきますね
とりあえず保護シートは標準で貼ってあるのは嬉しい誤算です♪
反射の度合いによっては交換しますが‥
購入検討してる方は2000円割引のクーポンゲット忘れないでくださいね
質問1:公式サイトの価格は10%OFFが適用されている価格でよろしいのでしょうか?見ても分からないので(アマゾンより価格比較しても適用されていそうですが)
はい、10%オフが適用された価格となっております。
質問2:Windows10Proをリセットしていちからインストールしなおそうと思うのですが、ドライバ類は提供されていますか?
ドライバーについては中国のOne-Netbook社のサイトにて公開予定ですが、現段階について当社で確定のご案内ができません。申し訳ございません。
質問3:液晶画面に保護シートを張りたいのですが、オススメ品や、公式提供されるものはありますか?
当社からおすすめのものはございません。出荷時に保護シートが貼られて出荷される予定ですので、2重に貼らないようにご注意ください。
これまでもOneMix製品はサードパーティでの様々な種類の保護シートが発売されておりますので、今回もおそらく発売されると思います。
質問4:TigerLakeはTDPを変更できること機種がありますが、それは可能でしょうか?
8Wもしくは15Wに切り替えができる予定ですが、現在メーカーに最終確認中です。確定的なご案内でなく申し訳ございません。
質問5:デジタルスタイラスペンとかは無くすと思うので、1500円の物とキャンペーンと適用して二つ購入しようと思っているのですが、単品販売はありますか?あるとしたら価格はいくらになりますか?
OneMix3シリーズ用のペンと同じになります。通常売価3300円となります。
https://www.one-netbook.jp/onemix_pen3/
質問6:他社商品になりますが、ワコムのスタイラスペンは使えますか?
こちらはご利用いただけません。
徐々にだいぶ大きくなりましたね。もうパナやMSの小さいやつと競合しちゃいますね。
GPDの7インチのアナログ赤ぽちのやつを使ってました。
あの辺が夢のUMPCの最終到達点だったような気がします。実用的な最小サイズ。バッテリーテクノロジーの進化によってあの500gが400gになるのを夢見てました。
予想通り10万超えてきましたね……
いくらハイスペックといえど、この価格にこのサイズではそろそろ割高感が顔を見せますね
競合もスペックこそ低いもののoffice付きで10万割ってるSurfaceGoや、13インチ級という群雄割拠のモバイルノートが価格サイズ性能の全てで視野に入る大きさなので、One-GX1proのようなハイスペックUMPCというオンリーワンな価値も薄いんですよね
さらにこのサイズでType-A端子が無いのもかなり痛いと思います
ちなみに、USB4.0は2019年に策定された規格で、USB3.xの後継としてThunderbolt3規格への対応を正式に取り込んでいたはずの、久しぶりの正式にアップデートされたUSB規格ですね
USB4.0っていう規格はないけどね。正しくはUSB4。
あとUSB4はThunderbolt3を実質内包(厳密には別の物)してるけど、一方でTigerLakeはThunderbolt4を統合している。
OneGx1Proとか、なぜか公式ページではThunderbolt4対応をうたってないけど、メディア系記事では大体Thunderbolt4と書かれてる。
うーん、謎。
10インチはUMPCとは言えないし、大型化しずぎだから選択肢に入らないし買わないかも。
UMPCと言えるOnemixさんの7インチのA1とゲーム用のGXはよい商品だと思うよ。
UMPC黎明期くらいの7インチUMPCはOneMix4より大きく重い製品もあったのに、これはUMPCとは呼ばないってのは不思議