Minisforum HN2673 － Core i7-12650HとIntel Arc A730Mを搭載する高性能でちょっと大きめのミニPC

MinisforumがミニPC「HN2673」を発売しました（出荷予定日は7月下旬）。ミニPCとしては大きめのサイズになっており、2022年に発売された「NAD9」とほぼ同じ外観ですが、スペックは大きく異なります。

1.Minisforum HN2673 概要

スペック表

バリエーションモデル

・RAM16GB/512GB SSD
・RAM32GB/1TB SSD
・RAM64GB/1TB SSD

コメント

OSはWindows 11 ProでCPUは第12世代のCore i7-12650Hです。また、外部GPU「Intel Arc A730M」を搭載しています。Arc A730M搭載機をウインタブで実機レビューしたことはなく、どのくらいのパフォーマンスなのかはっきりとはわからないのですが、Webであちこち検索して調べてみたところ、ベンチマークスコアでは「GeForce RTX3050Tiと同等か、少し高いくらい」と感じられました。

Arc A730Mについて、ドスパラに少し詳しい説明記事がありましたので、興味のある人はご覧ください。
Intel Arc A730Mとは？スペックや性能、口コミまで徹底解説：Dospara Plus

ともあれ、Core i7のH型番に外部GPU搭載ということなので、オンラインゲームやクリエイティブワークにも使える性能になっていると言えます。

RAMは16GB/32GB/64GB、SSDは512GB/1TBを選べます。また、2.5インチSATAの空きスロットも2つあります。

ほとんどのMinisforum製品は筐体内部にアクセスしてDIYでRAMやSSDの増設・換装が可能です。HN2673も同様だと思うのですが、この画像を見る限り2.5インチスロットへのアクセスは容易に見えるものの、RAMやSSDの増設・換装はちょっとめんどくさそうです。他のMinisforum筐体だと「天板（上蓋）を開けるとすぐにRAM/SSDが見える」ような構造のものもあるんですけどね。

側面と入出力ポートの構成です。USB Type-Cポート3つに様々な機能制限がありますが、この3つのほかにUSB Type-Aポートが合計5つ、HDMIポートも2つと、ミニPCとしては相当に充実したポート構成になっていると思います。

冷却面についてはメーカーの製品ページに「4つの下向き型ヒートシンクを備えた全面空洞化設計により、シャーシ内の空気の流れを確保し、スムーズな冷却を実現します」という説明がありました。なんか冷却ファンが4つあるように見えますけどね…。

筐体はスタンドが付きます。また、サイズは180 × 208 × 67 mmと、ミニPCとしては大型です（ウインタブの経験上、ミニPCはタテ・ヨコ120 mm程度のサイズになっていることが多いです）。

2.Minisforum HN2673 価格など

Minisforum HN2673はMinisforum公式サイトで販売中で、6月13日現在の価格は下記のとおりです。

・RAM16GB/512GB SSD：101,580円
・RAM32GB/1TB SSD：110,380円
・RAM64GB/1TB SSD：125,580円

なお、Minisforum公式サイトは海外配送となります（一部日本倉庫からの配送もあります）が、製品価格に輸入消費税を含んでいるため、受け取り時になにか追加で支払いが発生することはありません。また、基本的に送料無料ですが、沖縄県、北海道など遠隔地（Minisforumの表現のまま）は遠隔送料2,100円がかかります。

スペックが高い分、最低価格も10万円を越えてしまいますが、ミニPCで外部GPUを搭載している、という点は魅力ですね。

3.関連リンク

【PR】Minisforum HN2673：Minisforum