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GMKtec NucBox M7/M7 Pro - Ryzen 7 PRO 6850H/Ryzen 9 PRO 6950H搭載のミニPC、Oculinkポートもついていて、コスパ抜群です!

GMKtec NucBox M7/M7 Pro
GMKtec(ウインタブではこれまで「GMK」と呼んでいましたが、これからはGMKtecと呼びます)がミニPCのニューモデル「M7」「M7/Pro」を発売しました。搭載CPUはM7がRyzen 7 PRO 6850H、M7 ProがRyzen 9 PRO 6950Hです。GMKtecはRyzen 7 8845HSを搭載する「K8」というモデルも販売しているので「なぜに旧型番?」と思っちゃいますが、それは「価格を見てのお楽しみ」ということで…。

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…もったいぶってすみません、実はこの2機種、GMKtecの公式ストアで販売中(プレオーダー中)で、M7が389.99ドル(約56,600円、16GB/512GBモデル)、M7 Proが459.99ドル(約66,700円、32GB/1TBモデル)と、かなりのお買い得価格になっているんです!

1.概要

スペック表

  GMKtec NucBox M7/M7 Pro
OS Windows 11 Pro
CPU AMD Ryzen 7 PRO 6850H/Ryzen 9 PRO 6950H
GPU なし
RAM 16GB/32GB/64GB(DDR5 4800, 最大96GB)
ストレージ 512GB/1TB/2TB SSD(M.2 2280, PCIe3.0, 最大4TB)
※M.2 2280 スロット×2
光学ドライブ なし
ディスプレイ なし
ネットワーク Wi-Fi6、Bluetooth 5.2
入出力 USB4 Type-C(40Gbps)× 2、USB3.2 Gen2 Type-A × 2、USB2.0 Type-A × 2、HDMI2.1(4K@60Hz)、DisplayPort2.0(4K@60Hz)、LAN(RJ45)× 2、OCulink、オーディオジャック
カメラ なし
バッテリー  なし
サイズ 132 × 125 × 58 mm
重量 不明

※このスペック表はベアボーンモデルを考慮していません

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バリエーションモデル

M7(Ryzen 7)
・ベアボーン(OSなし、RAM/SSDなし)
・16GB/512GB
・32GB/1TB
M7 Pro(Ryzen 9)
・ベアボーン(OSなし、RAM/SSDなし)
・32GB/1TB
・64GB/2TB
 ※左からRAM/ストレージ

コメント

OSはWindows 11 Proです。この製品のOSライセンスについて確証はありませんが、過去にウインタブでレビューしたGMKtec製品のOSライセンスはすべて正規のもので、安価な中国ミニPCにしばしば見られるボリュームライセンスではありませんでした。

CPUはM7がRyzen 7 PRO 6850H、M7 ProがRyzen 9 PRO 6950Hです。2型番ともZen3+アーキテクチャで、最新型番ではないもののパフォーマンスは十分に高いです。

Ryzen 7 PRO 6850HとRyzen 9 PRO 6950HのPAssmarkスコア
これがPassmarkが公表しているベンチマークスコアです。最新型番のRyzen 7 8850Hには及びませんが、2万点越えのスコアになっていますね。あと、Ryzen 7のほうがRyzen 9よりも高いスコアになっていますがPassmark公表値では「稀によくあるw」話なのであまり気にしないことにします…。なお、2型番ともAI処理チップNPUは搭載していません。

GMKtec NucBox M7/M7 Pro
GMKtecの製品の多くはBIOSでTDPの数値を変更できます。M7/M7 Proの場合「Quiet」「Normal」「Performance」の3段階、最大で70Wまで上げられますので、多少はパフォーマンスも向上するものと思います。

GMKtec NucBox M7/M7 Pro
RAMスロットは2つ(空きなし)、M.2 2280スロットも2つ(空き1)あり、筐体の開口も比較的容易なので、DIYでRAMやSSDの増設・換装ができます。

GMKtec NucBox M7/M7 Pro
それと、この製品はファンを2つ(CPU用とRAM/SSD用)搭載しています。さすがに(旧Celeronなどを除く)ある程度の性能のCPUを搭載するミニPCでCPUファンなし、というのは見たことがありませんがRAM/SSDファンがついているのは結構珍しいと思います。

GMKtec NucBox M7/M7 Pro
ポート構成です。USBポートは合計で6つ、うち2つはUSB4 Type-Cで映像出力(DP1.4)に対応します。また、映像系ではHDMI2.1とDP2.0も装備していますので、4Kで4画面の出力が可能です。それと、Oculinkポートを装備しているのも大きな特徴ですね。GPD G1ONEXGPUなどの外付けGPUを接続すれば、その性能をフルに発揮できると思います。

2.価格など

GMKtec NucBox M7/M7 ProはGMK公式ストアで販売中(プレオーダー中)で、8月27日現在の価格はM7が389.99ドル(約56,600円、16GB/512GBモデル)から、M7 Proが459.99ドル(約66,700円、32GB/1TBモデル)から、となっています(製品ページのクーポンを使用した価格。ベアボーンモデルは除く)。CPU性能やRAM/SSD容量の割に非常に安いと思います。また、USB4ポートやOCulinkポートを搭載していますので、(かなり値は張りますが)後日外付けGPUを追加することもできます。まあ、特に増設とか換装をしなくても数年はメインPCとして行けそうな気はしますけどね。

3.関連リンク

GMKtec NucBox M7:GMKtec
GMKtec NucBox M7 Pro:GMKtec

執筆者:ウインタブ
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
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