SamsungがWindowsノートPC「Galaxy Book3シリーズ」を発表しました。「Galaxy Book3 Ultra」「Galaxy Book3 Pro」「Galaxy Book3 Pro 360」で、Galaxy Book3 Proのみ2種類のディスプレイサイズがあります。日本で発売されるかは不明ですが、日本向けにもプレスリリースが出ていましたのでご紹介します。
1.Galaxy Book3シリーズ 概要
スペック表
※Galaxy Book3 Pro 360のみ5G対応モデルがあり、5GモデルはNanoSIMスロットを装備しています。
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Galaxy Book3 Proのみ14インチモデルと16インチモデルがあり、他はすべて16インチサイズです。Ultraのみシステムスペックが他モデルとは別で、CPUに第13世代のCore i7/Core i9を、外部GPUにGeForce RTX4050/RTX4070を搭載します。他のモデルは第13世代のCore i5/Core i7を搭載し、外部GPUは非搭載となります。
RAMは8GB/16GB/32GBが設定されますが、UltraのみRAM8GBの設定はありません。SSDは256GB/512GB/1TB、Ultraのみ512GB/1TBとなり、増設スロットも装備しています。
「Galaxy」なので、ディスプレイは非常に高品質です。ダイナミックAMOLED(有機EL)2Xパネルを採用し、解像度も3K(2,880 × 1,800、アスペクト比16:10)と高く、リフレッシュレートは最大120Hzです。さらに輝度も400nitと高く、120%DCI-P3という優れた発色品質になっています。また、Galaxy Book3 Pro 360のみコンバーチブル2 in 1筐体となるため、ディスプレイはタッチ対応し、(スマホでおなじみの)Sペンにも対応します。
また、「期待通り」スマホとの連携機能も強化されており、特に(スマホの)GalaxyシリーズやGalaxy Tabとの親和性が高く、Galaxy Book3シリーズのキーボードでGalaxyスマホやタブレットを操作したり、Galaxy Tabを「ワンクリックで」追加モニターとして使用することもできます。
筐体は基本的に共通のデザインです。筐体色はUltraがグラファイト(画像左の黒っぽい色)、ProとPro 360はグラファイトとベージュが設定されています。また、Ultraのみちょっと厚みがありますが(それでも他社製品との比較では薄いほうと言えます)、ProとPro 360は非常に薄型になっています。筐体はアルミ製です。
16インチモデルのみキーボード画像が公開されていました(この画像はUltraのものです)。テンキーがつき、バックライトも搭載しています。また、画像にあるようにタッチパッドが大型化されています。
側面と入出力ポートの配置です。この画像はUltraのものですが、他モデルも同様の配置と構成になっています。
スピーカーはクアッド(4つ)で、「AKG Quad Speaker (Woofer Max 5Wx2, Tweeter 2Wx2)」と開示されていました。AKG製ということで音質にも期待できそうですし、ドルビーアトモスにも対応しています。
2.Galaxy Book3シリーズ 価格など
この記事の冒頭に書いた通り、Galaxy Boo3シリーズは日本で発売されるかは不明です。日本向けにプレスリリースが出た、というのはポジティブに捉えられますが、そのプレスリリースに「(この製品について)現時点での日本サイト更新予定はございません。」と書かれていたりして、個人的にはちょっと悲観的に受け止めています。
「Galaxy」ということで、特にディスプレイの品質にはすごく期待できますし、Galaxyスマホのユーザーからも人気が出そうに思われますので、ぜひ日本でも発売してもらいたいところです。
3.関連リンク
Galaxy Book3 Series:Samsung グローバルサイト(英語)