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CHUWI CoreBox - 旧世代のCore i5を搭載するミニPC、これならメインマシンとしても使えそう!?

CHUWI CoreBox
中国メーカーのCHUWI(ツーウェイ)が旧世代のCore i5搭載のミニPCをリリースしました。ミニPCはデスクトップPCの一種で、PCとして使用するためにはディスプレイ、キーボード、マウスなどのポインティングデバイスが必要ですが、サイズが非常に小さく、デスクに置いてもじゃまになりません(デスクの広さとか散らかり具合にもよります)。製品によってはマウンターを使ってディスプレイの裏側に取り付けることも可能です。CHUWIといえばタブレットやノートPCでお馴染みですが、ミニPCでも最近になってAeroBoxHeroBoxなどのコストパフォーマンスの高い製品を次々に発表・発売しています。

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1.スペック

CHUWI CoreBox
最近の中華製品の傾向として、旧世代のCore iプロセッサーを採用し、価格を低く抑える、というのがあります。個人的にはこの発想は高く評価できますし、おそらく多くの読者も私と同じ評価だと思います。

ということで、CPUは第5世代(Broadwell)のCore i5-5257Uです。さすがに最新の第10世代とか第8世代のCore i5には及ばないものの、Celeronクラスよりは遥かに高い処理性能になっているはずですし、内蔵GPUもIntel Iris 6100です。型番が古いので過度の期待はできませんが、IrisというのはCore iプロセッサーによく使われているIntel HD(UHD)Graphicsよりも高性能です。

RAMは8GBで、「デュアルチャンネル」という説明がありましたので4GB × 2ですね。ちょっとお金が無駄になりますが、おそらく換装(増量)可能な構造になっていると思います。また、ストレージは標準で256GB M.2 SSDで、2.5インチのドライブベイが空いていますので、SSDもしくはHDDの増設ができます。

デスクトップPCの場合、Wi-Fiの装備がないことがあります(オプション扱いという意味です)が、中華ミニPCはほとんど例外なくWi-Fiがついています。このCoreBoxもWi-Fi6(ax規格)対応こそしないものの、5GHz帯(a/ac規格)には対応します。Bluetoothのバージョンについては現時点で不明です。

あと、サイズですが、「容量わずか2リットル」という説明があり、一般的なデスクトップPCよりははるかに小さいものの、よくある中華のミニPCよりは大きめです。また、重量も805 gということなので、ミニPCとしては結構重いほうですね。ただ、デスクに置いてもそれほど邪魔にはならないでしょう。

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2.筐体

CHUWI CoreBox
サイズはこんな感じです。こうして見てもやはりミニPCとしては大きいですね。このサイズ感だとVESAマウンターでディスプレイの裏側にセットするのは難しいと思います。また、この製品は筐体画像が十分開示されていないのですが、冷却ファンが2つついているっぽいですね。単なるデザインかもしれませんけど。

CHUWI CoreBox
トップ画像を再掲します。CHUWI製品は価格の割に筐体の質感が非常によく、実機レビューするたびに高く評価しています。CoreBoxもその例にもれないようです。筐体素材は金属(おそらくアルミ製でしょう)と開示されていて、四隅にハンドル(バンパーと言うべきか)がついています。結構カッコいいと思いますね。この画像のように横置きでも、ひとつ上の画像のように縦置きでも問題なく設置できます。

CHUWI CoreBox

クリックで拡大します

画像左側が前面、右側が背面になると思います。前面はシンプルに電源ボタンのみ。デザイン性を優先したものと思われます。背面には多くのポートがあります。この画像ではUSB 3.0 × 4と記載されていますが、メーカーの説明文では「USB 3.0とUSB2.0を2口ずつ搭載」ということだったので、この記事のスペック表では後者としています。

ミニPCの場合、ディスプレイやキーボード、マウスの接続が必須になりますので、見た目ほどポートの数には余裕がありません。しかし、それを考慮しても特に不足を感じない程度の構成にはなっていると思います。そういえばSDカードリーダーがついてないですね…。

3.価格など

CHUWI CoreBoxは「近日発売」とアナウンスされていて、CHUWI公式サイトに日本語の製品紹介ページがあります。この後Aliexpress内のCHUWI直営店やBanggoodなどで販売がスタートするんでしょう。予定販売価格についてCHUWIに確認してみたところ、「299ドルとする予定ですが、変更する可能性もあります」とのことでした。

このスペックであれば自宅用のメインPCとしても十分使えるのではないか、と思います。ミニPCの場合はどうしても周辺機器(ディスプレイ、キーボード、マウス)を一緒に揃える必要があります。しかし、299ドルということなら、ディスプレイとキーボードをこの製品のために購入しても5万円以内で収められると思います。個人的には非常にお買い得だと感じますね。

4.関連リンク

CHUWI CoreBox:CHUWI公式サイト(日本語)

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コメント

  1. 匿名 より:

    i5と言ってもベンチマーク比較ならほぼJ5005と一緒でしょ。
    i5-5257U:4.03
    Pentium Silver J5005:3.97

    passmark
    i5-5257U:3280
    Pentium Silver J5005:3224

    • 匿名 より:

      >Celeronクラスよりは遥かに高い処理性能になっているはずですし、

      って書いてて、こういう中華製品に積まれがちなN4100のpassmarkスコアが2300~2500程度?なんだから、なんも間違ってないじゃないですか。

      • wintab より:

        こんにちは。表現って難しいですね。どこかで見切らないとわかりやすい文章にならないですしね。貴殿のように他の記事もよく読んでいただける人だけに向けて書くなら問題ないんですが…。この先注意していこうと思います。

    • wintab より:

      こんにちは。そのご見解でいいんじゃないでしょうか。私は私の見解を記事に書きました。

  2. 匿名 より:

    pt3でテレビ見てるから miniPCじゃDesktopは代替できないんだよね

  3. 匿名 より:

    同じメーカーのHiGameと同じ外見ですね。
    ただ、出力ポートと重量がこちらのほうが少ないので、金属のガワを流用したコストカットモデルみたいな感じがします。
    メモリ換装についてはHiGameの方は32GBまで拡張できるようでした。

    • wintab より:

      こんにちは。そうですね、HiGameのほうはウインタブでほぼスルーだったんで、そのへんは注意不足でした。RAMはどうですかね?16GB+16GBにできるかなあ。